インデックスファンドに投資して何年でFIREできるのか?

インデックスファンドに投資して何年でFIREできるのか?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

またまた新たなFIRE本が出版されました。

FIREムーブメントはしばらく止まりそうにありません。

今回は以下の本の著者に「日本でFIREをするとしたら、どれくらいの時間が必要なのか?」というテーマで語ってもらった記事でした。

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10年以内のFIREは現実的ではないらしい

まず10年以内でFIREの実現可能性については「現実的ではない」と否定しています。

インデックスファンドへの投資は、国内外の投資家による売買の結果にタダ乗りすることができるので、楽な投資と言えますが、投資が楽な分、インカムゲインがメインとなり、10年以内にFIREするのは難しいです。

年収1000万円以上稼いでいるハイスペックサラリーマンが支出を限界まで減らし、貯金した全額を投資信託で運用した場合は、インカムゲインがメインでも10年くらいあれば十分にFIREすることは可能だと思いますが、現状の日本の正規労働者の平均年間給与は503万円、手取り額で年収約393万円のサラリーマンが10年以内でFIREするのは非現実的な気がします。

そもそも個別株ではなくインデックスファンドを選択する時点で、短期より長期での資産増加を意図していると考えられます。

よって記事にもあるとおり、かなりの高収入の人が毎月大きな額を追加投資していければ10年以内でもFIRE達成できる可能性はありますが、年収300万円の人が10年でFIREするのは難しいでしょう。

それは私にも分かります。

「日本なら15年くらいでFIREできる」って本当?

よく言われるFIREを実現するまでの流れは以下のようになります。

(1)手取り収入の50%で生活し、残り50%を投資して平均利回り4%(複利)で運用する。
(2)資産が生活費の25倍になったところでFIREする。
(3)そこからは資産の利回り4%の生活費で暮らすことで、資産額を維持できる。

「平均利回り4%」の理由は、「アメリカのS&P500の成長率7%からアメリカのインフレ率3%を差し引くと4%なので、年間支出の25倍の資産を築いて4%で生活できれば、不労所得で永遠に生活できる」からです。

ただし以下の注意点が書かれていました。

日本でFIREしようと考えた場合、20%課税されるので、大前提として5%の運用利回りを目指す必要があります。

これ、さらに注意しなければいけないことがありそうです。

理由は岸田内閣による金融所得課税強化。

現時点では表向きの動きはありません。

しかしこれは選挙対策と思われます。

7月ごろに控えている参議院選挙がありますから、増税策を選挙前に公にすることはないでしょう。

よって参議院選挙後に政府の動向は注意して見守る必要があります。

なにせ個人投資家の95%が不支持の、空気の読めない岸田内閣です。

私は金融所得課税強化に走る可能性は高いと見ています。

現在の20%は25%から30%程度に上がるのではないでしょうか。

本題に戻ると、記事では年収300万円ならFIREは15年くらいなら実現可能と言ってます。

日本は今のところインフレ率が0%なので、アメリカ株に投資して、今までどおりS&P500の成長の恩恵にあずかって5%で運用できたとすれば、20年でなく15年くらいでFIREを達成することができます。

円安リスクやインフレリスク、利回りが低くなるリスクがあったとしても、約20年かければ複利で資産運用することで、生活費の25倍の資産を築くことは容易にできます。今始めたとしても、自分の年齢に20歳を足して60歳以下なら、FIREは達成できます。

今から始めても40歳未満の人は60歳までにはFIRE達成できるそうです。

結局FIREの時期は「入金力」と「株価」次第

ただし、です。

誰でも一律にFIREできるとは限りません。

時期を決めるのは何と言っても「入金力」です。

やはり入金できる金額が多い方が有利。

となると年収300万円でどれだけ入金し続けられるかと言うと疑問です。

FIREうんぬんというよりまずは収入を増やす努力をしたほうがいいような気がします。

あとは「株価」の動き次第。

これは運も左右します。

FIREが近い時期に暴落が起きたら元も子もありません。

こればかりはコントロールができませんから、とにかく入金し続けるのみ。

「いついつまでに」という目標時期を決めると焦りが生じますから、金額を目標にコツコツと積み重ねていくべきでしょう。

まとめ

以上『インデックスファンドに投資して何年でFIREできるのか?』でした。

いかがでしたか?

低年収でも実現可能だというFIREの手法です。

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