「手取り20万以下でも100万円貯まる!」記事の嘘と本当

「手取り20万以下でも100万円貯まる!」記事の嘘と本当

どうも。『毎日が祝日』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

手取り20万以下でも100万円貯まる!? ズボラ式貯蓄術にチャレンジ☆

このタイトルなら記事の中身が気になる人も多いのではないでしょうか。

実際、私もちょっと気になって読み始めてみました。

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今回の動画は『【50歳準富裕層も驚愕】首都圏一人暮らしの若者の貯金事情がヤバすぎた』です。今回はたまたま見かけたネットの記事がきっかけに、首都圏の20代・30代の貯金額を調査してみました。 すると、とんでもない実態が浮かび上がってきましたので、ご紹介していきます。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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実家暮らしでボーナス70万円の設定だった

まず驚いたのは、私はYahoo!で掲載された記事は元記事をたどるようにしているのですが、元記事が掲載されたのは2016年9月10日だったことです。

3年半も前の記事がYahoo!で今さら新作記事のように掲載されていました。

そして、さらに驚いたのが記事の中身です。

「手取り20万円以下でも100万円貯められる」というタイトルからはまったく想定できない設定でした。

■Sさん(26歳)の実例
月収(手取り) 18万~20万円
ボーナス(手取り) 70万円
大学事務を担当。実家暮らし。月々家に入れるお金は5万円。

毎月の貯金額 5~6万円
ボーナス月のプラス額 10~15万円
財形貯蓄で毎月3万円を貯蓄。
また、 月に2~3万円余るので、貯蓄用の別の口座に移すように。

年間の貯蓄額 85~100万円

まさかの実家暮らしです。

実家暮らしとなれば、家賃・水道光熱費・食費といった主要な支出が大きく削減されます。

実家にいくらかお金を入れているとはいえ、一人暮らしの人に比べれば圧倒的に少ない支出で済みます。

さらに、ボーナスが手取りで70万円。

手取り収入およそ300万円というまさかの"高給取り"でした。

100万円を1年間で貯金するなら、あと30万円必要ですから、1ヶ月の貯金額は2万5千円で済みます。

それなのに、「ボーナス月のプラス額」は10~15万円と記載されていますから、55~60万円を自由に使っていることになります。

よって、今回紹介されている人はもはや「ロクに貯金できない人」と言えます。

ネット上の声は辛らつ

このような記事ですから、当然ネット上での声は辛らつなものばかりです。

そりゃ、家賃・食費・光熱費が5万で済むなら
誰だって貯金できるだろ。

独り暮らしベースでないと。

実家や寮ぐらしは、
固定費、光熱費で年間
セーブできるもん。

参考になりません。

手取り20万!やっと参考になる記事!
と思ったらボーナス70万、実家暮らし。参考にならない。
ボーナス全部と月3万で家にお金を入れても月10万使える。
ズボラ関係なしと思うのは私だけでしょうか?

そりゃそうでしょう。

収入の低い人にとって役に立つ記事かと思いきや、実家暮らしでボーナス70万円では何の参考にもならないでしょう。

実は手取り20万円でも100万円貯められる

では、手取り20万円では100万円貯めるのは不可能なのでしょうか?

個人的には自信はありませんが、できないこともありません。

例えば、私の支出を参考に、1ヶ月の支出モデルを作成してみましたのでご覧ください。

費目金額
家賃70,000円
食費40,000円
水道光熱費15,000円
通信費5,000円
日用品費3,000円
合計133,000円

1ヶ月を13万3千円で暮らせます。

手取りが20万円だとしたら、1ヶ月で6万7千円、1年で80万4千円を貯金できる計算になります。

100万円には届きませんが、80万円ならなかなかの貯金額ではないでしょうか。

家賃や食費をもっと切り詰めれば、東京都内でも100万円は達成可能です。

貯金の秘訣は無駄なことにお金を使わないこと

ただ、ここまで生活を切り詰めるのは難しいと思う人もいるでしょう。

残念ながら、収入が少ない人にとって、貯金が劇的に増える魔法はありません。

唯一とも言える方法は、徹底的に支出を削減することです。

支出を削減と言っても、ケチケチした節約をするのではありません。

支出を削減するには、最低限度の生活を送る上で必要なもの以外にはお金を使わないようにするのです。

あとは収入を増やす努力をすることで、貯金額を増やしていきます。

収入についてはよく考えるべきです。

業種・職種をよく考えて働かなければいけません。

成長性があるかどうかを見極め、将来収入が増える可能性のありそうな業界を選ばないと悲劇が待ち構えています。

その点、私が10年以上前に転職をした際は、うまく成長産業に乗り換えることができ、一気に収入増を図ることができました。

あとは、地方から東京へ転職するのもアリでしょう。

「自分には無理」と制約を自分で設けてしまえば、何もできなくなります。

ゼロベースで物事を考え、戦略的に貯金を増やさなければいけないと自覚すべきです。

まとめ

以上『「手取り20万以下でも100万円貯まる!」記事の嘘と本当』でした。

いかがでしたか?

本当に参考にならないゴミ記事がネット上にはたくさんあります。

Yahoo!のような大手サイトでも掲載する始末です。

あえて言うならば、大半はあてにならないと思っておくのが良いでしょう。

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貯金節約,貯金

Posted by いわい