老後資金2000万円問題再燃?45歳の人が将来もらえる年金額は?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

45歳の人は、将来どれくらい年金もらえる?

今回は自分にどんぴしゃのネタだと思い、今回は取り上げさせていただきます。

実際は違ったのですが(涙)、記事の中身を見ていくことにしましょう。

現在の年金制度をおさらい

まずは改めて現在の年金制度をおさらいしておきます。

国民年金の保険料は毎年度見直しが行われており、令和2年度(2020年度)は月額1万6,540円となっています。

40年間満額納めた場合は、月額6万5,141円支給されます。2019年度は月6万5,008円となっており、法律の規定で0.2%の増額となっています。

厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額※1)の支給額は、2020年度は22万724円、2019年度は22万266円となっています。

以前巻き起こった「老後資金2000万円問題」を覚えていますか?

あのときは年金収入が月額21万円くらいでしたから、それより1万円多くなっています。

ただ、あくまでモデルですので、世帯によっては22万円より多くなるかもしれませんし、少なくなるかもしれません。

あと、悲しいことに結婚している世帯がモデルとなっています。

そろそろこの手のモデルには、独身者も採用して、並行して紹介するようにしてもらいたいです。

単身世帯の割合も相当増えていますので、参考になる人も多いはずです。

45歳、将来年金はいくらもらえるの?

では、ここからが本題です。

1974年度生まれ(45歳)の将来のモデル年金額をいくつかのパターンでご紹介していきます。

経済成長率に応じて3パターンあります。

経済成長率(実質<対物価>)0.9%の場合

65歳(2039年度):24万8,000円
70歳(2044年度):23万8,000円
75歳(2049年度):23万6,000円
80歳(2054年度):23万8,000円
85歳(2059年度):25万7,000円
90歳(2064年度):27万8,000円

経済成長率(実質<対物価>)0.4%の場合

65歳(2039年度):23万4,000円
70歳(2044年度):22万7,000円
75歳(2049年度):22万4,000円
80歳(2054年度):22万4,000円
85歳(2059年度):22万4,000円
90歳(2064年度):23万円

経済成長率(実質<対物価>)0.0%の場合

65歳(2039年度):20万8,000円
70歳(2044年度):20万4,000円
75歳(2049年度):19万9,000円
80歳(2054年度):19万5,000円
85歳(2059年度):19万2,000円
90歳(2064年度):19万2,000円

経済成長が見込めないとなると、どんどん金額が減って、20万円を切っています。

独身だと受給額はもっと少なくなります。

個人的には10万円ももらえなくなるのではないでしょうか。

老後資金は2000万円でも足りない?

ただでさえ人口減少フェーズに入っているにも関わらず、コロナショックがさらに経済に打撃を与えました。

コロナショックの影響は多大であり、今後の経済成長には疑問を抱かざるを得ません。

よって、経済成長率0%の可能性も十分考えられます。

となると、先のモデルでは将来の年金額が20万円を割り込むことも想定されます。

20万円を割り込めば、老後資金2000万円問題の前提となる収入が減ることになります。

よって老後資金は2000万円でも不足します。

年金は長い老後を乗り切るための収入の柱ですから、その金額には敏感になっておいたほうがよいでしょう。

ぶっちゃけ平均やモデルはあてにならない

今回のモデルは、あくまで夫婦です。

先にも述べましたが、独身では金額が大きく変わってきます。

また、非正規雇用だったり自営業者であれば金額はさらに大きく変わってくるでしょう。

となると、モデルで考えるのではなく、実際に自分がどれだけの額の年金を受給できるのかを把握しておくべきです。

では、自分の年金受給額を把握するにはどうすればよいのか?

答えは「ねんきんネット」で確認することです。

ねんきんネットは公式なサイトですから、実際に過去に自分の納めた年金額も確認できますし、将来受け取れる年金額もシミュレーションできます。

お金の話では平均やモデルで語られることが多いですが、あてにしてはいけません。

自分はどうなのかをきちんと調べることをおすすめします。

まとめ

以上『老後資金2000万円問題再燃?45歳の人が将来もらえる年金額は?』でした。

いかがでしたか?

現在45歳の結婚している人にとっては参考になりそうで、参考にならない年金の見込みでした。

老後資金をいくら用意すればよいのかにも影響しますから、随時自分の年金額をねんきんネットで確認するようにしましょう。