年金14万円の悲惨…「生きるだけで赤字」という日本人のどん詰まりな生活

年金受給開始年齢が75歳へ繰り下げへ。年金改革法案が審議入り

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで少し前に見かけたこちらの記事から。

記事のタイトルを見た瞬間に思うところがあったので今回取り上げてみたいと思います。

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今回の動画は『【達成者が語る】貯金5000万円達成が47歳まで遅れた5つの理由』です。私はこれまでの過程でいくつかの失敗をしてきました。今回は私の失敗をご紹介することで、これから資産形成をしていく人たちの参考になればと考えております。
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「足りない分は働いて」国主導で進む「自助努力」

まずは冒頭の一節から。

高年齢者雇用安定法も改正され、70歳まで働き続けることが国主導で推進されている現在、「年金だけでは老後の生活費が賄えないから、足りない分は働いたり、投資で増やしたりしてください」と言われている感は否めない。

「もはや年金は期待できない」というのが、国民の総意になってきたともいえる

70歳まで働き続けることが推進されていますが、「45歳定年制」が急に叫ばれて以来、70歳まで働くことなど叶わないのではないかとも思い始めています。

起業したりできれば話は別ですが。

また、NISA、つみたてNISA、iDeCoといった投資の仕組みが構築されていったことは、「老後資金は投資で増やしてください」と言われていると感じる人もいるでしょう。

そもそも年金に期待していれば、国民の多くが貯金に走ったりしなくなるのではないかと思います。

国は給料を上げることを目指すようですが、むしろ年金不安を解決するほうが消費の活性化につながるのではなかと私自身は考えています。

少し話が逸れてしまいましたが、とにかく年金に対する不安に対し、自力でなんとかしなければいけない状況になりつつあることを自覚しなければいけません。

年金はいくらもらえるのか?

そもそも現在の高齢者はどのくらいの年金をもらっているのでしょうか?

●厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額は、令和元年度末現在で、老齢年金は14万6千円となっている

●国民年金受給者の老齢年金の平均年金月額は、令和元年度末現在で5万6千円、令和元年度新規裁定者で5万4千円となっている

私はサラリーマンなので厚生年金を参考にすると、1人あたり14万6千円だそうです。

まずこの金額を多いと見るか、少ないと見るかです。

ちなみに14万6000円は実際に受け取れる金額ではありません。

住民税や健康保険料などを差し引いた金額がいわゆる"手取り"となりますので、85%と仮定して12万4千円を実際に受け取れるとしましょう。

1ヶ月を12万4千円で暮らせるかどうか。

私の回答は「YES」です。

私の老後のプランでは自宅取得済のため、家賃の支払いはありません。

またマンションではなく一戸建てに住む予定ですので、管理費や修繕積立金も発生しません。

毎月定額で支払わなければいけない費用は0円です。

家の購入は安い家を現金一括払いしますので、住宅ローンもありません。

現在の毎月の支出は12万4千円を大きく上回っていますが、家賃とつみたてNISAを差し引けば収まります。

よって12万4千円なら生活できます。

「年金だけで暮らすと赤字」は本当?

一方、年金受給者の支出はどのようになっているのでしょうか?

配偶者あり世帯の本人及び配偶者の支出額階級(月額)は「20~25万円」が19.9%と最も高く、次いで「25~30万円」が18.8%となっている。平均支出額(月額)は25.5万円となっており、65歳以上は年齢が高いほど平均支出額は低くなっている。

配偶者なし世帯の本人の支出額階級(月額)を見ていくと、男性では「15~20万円」が17.3%と最も高く、次いで「10~15万円」が17.2%となっている。また、女性では「10~15万円」が21.8%と最も高く、次いで「15~20万円」が15.4%となっている。平均支出額(月額)は男性では16.9万円、女性では14.2万円となっている。

私は男性の配偶者なし世帯ですが、「15~20万円」が17.3%で最も多いようです。

ただ「10~15万円」も17.2%で0.1ポイントしか差がなく、10万円台がボリュームゾーンとなっています。

確かに年金受給額の手取りが12万4千円だとすれば、赤字になる人が多く存在することになります。

単純計算すれば赤字ですが、実際は受け取れる金額に合わせて支出を減らす人が多いでしょう。

よって本当に赤字になる人ばかりではないと思います。

貯金があれば一人暮らしの老後は赤字でも良い

また考え方次第では赤字も悪くないと考えます。

現役時代に一定額以上の貯金をし、老後資金をしっかり貯めてきた場合です。

子どもに資産を遺すことを考えずに済むような人であれば、むしろ貯めたお金を死ぬまでに使っていくことにもなるでしょう。

よって自ずと赤字というか貯めたお金を少しずつ取り崩す生活に入っていくことになると思います。

ですから「赤字」という言葉はネガティブな意味になりません。

ただし、冒頭の「自助努力」をやっていればこそたどり着ける状況です。

ちゃんと老後資金を貯めておけば「どん詰まり」にはならないのです。

まとめ

以上『年金14万円の悲惨…「生きるだけで赤字」という日本人のどん詰まりな生活』でした。

いかがでしたか?

現在の現役世代は受け取れる年金額がさらに減少する懸念もあります。

そのため老後にゆとりある暮らしを求めるならば、老後資金を貯めておくに越したことはありません。

以下関連記事です。

年金世代が後悔していることはやらないようにしましょう。

年金額だけでなく介護費用も頭に入れておいたほうがよいです。

FIREすれば年金が減ることも理解しておくべきです。

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