欲に負ければお金は消える~小室哲哉の転落から学ぶこと4選~
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
先日、理化学研究所が2022年3月から音楽家の小室哲哉氏を客員主管研究員に迎えたとのニュースを見かけました。
「なぜ今さら小室哲哉?」という疑問を抱いたのが本音です。
小室哲哉と言えば一時代を築いた超有名音楽プロデューサー。
しかしお金と女にまみれ、しまいには逮捕され、転落していきました。
今日は「欲」との向き合い方を考えていきたいと思います。
仕事の才能を持ちながらお金の才能の無い人が多いという不思議
世の中には仕事で素晴らしい才能を発揮し、一般人のうらやむような報酬を得ている人たちがたくさんいます。
しかしそんな高い報酬を受けていながらお金のトラブルを抱えている人もいます。
私が驚いたところで言うとジョニー・デップでしょうか。
散財癖があったのか、破産寸前などと報じられた過去がありました。
スポーツ好きの私としてはボクシングのフロイド・メイウェザーJrも欠かすことができない一人です。
お金にうるさい金の亡者ゆえに「マネー」と揶揄されたニックネームをつけられた現役時代。
実力は折り紙付きで、49戦49勝の5階級世界チャンピオンであり、生涯獲得ファイトマネーは10億ドルを超えていると言われています。
しかし引退後、税金が払えず猶予してもらったことがニュースになりました。
ものすごい高級車を購入したり、金遣いも荒い印象でしたが、そこまで追い込まれているとは思いもしませんでした。
ちなみにメイウェザーは税金を支払うべく現役に復帰し、50戦目はUFCというボクシングとは異なる総合格闘技団体のスター選手コナー・マクレガーと対戦し、勝利。
この1試合だけで2億7500万ドル稼いだと言われています。
アメリカの超ビッグスターでもお金に苦しむ事態に追い込まれる。
常人には到底理解不可能な世界だと思います。
しかしこの事実を理解できるかどうかが資産形成に成功するか否かの分水嶺と言っても過言ではないかもしれません。
1.どんなに大金を稼いでも使えばお金はなくなる
言いたいことは、「どんなに大金を稼いでも使えばなくなる」ということです。
欲しいものを欲望のままに手に入れていればどんな大金もいつかはなくなるのです。
この事実に気づいていない人が意外と多いです。
では今回取り上げた小室哲哉はどうでしょうか。
全盛期の97年、納税額は約11億7000万円にして、推定所得23億円を超えていたとされる小室。自家用ジェットでロスなどへ飛んでは、当地にレコーディングスタジオを併設した別荘を持った。この当時を振り返り「通帳は10ケタまでしか表示されないから、途中からケタが分からなくなりました」と小室は過去にコメントしている。推定資産は軽く100億円を超えていたはずだ。
全席の推定所得が23億円と桁違いもいいところです。
しかし、ここから地に落ちていきます。
落ちていくのが分かっていれば大金を使い切ることはなかったのかもしれません。
多くの人は分からない将来の不安を少しでも和らげるために貯金しています。
今を楽しむことは大事ですが、快楽を追いすぎると後で取り返しがつかなくなります。
2.今の収入は永遠に続かない
どんな人でも最後はどういう形であれ仕事からは離れることになります。
実力主義の世界であれば、結果を残せなければ追放されていきます。
となれば収入は全盛期と比較すれば減っていくことを意味します。
将来収入が減ることを見越して、蓄財をしておけば小室哲哉が転落することはなかったでしょう。
実際どのような資産保持をしていたかは知りませんが、おそらくろ資産を守ろうとしていなかったのではないでしょうか。
また収入が減ってからも一度大きくした生活を小さく戻すことができなかったと推測されます。
だとすれば資産がどんどん減少していくのは当然のことです。
これは普通のサラリーマンでも同様です。
新卒から就職して徐々に収入が増えていきますが、ある時点で収入は増えなくなり、人によっては減少していきます。
退職して以降は年金暮らしになるため、現役時代よりさらに収入は減少します。
貯金をしたいと支出の削減をしようにも「あれは削れない、これも削れない」と難癖をつけ、結局支出削減がままならない人もたくさんいます。
収入に対して支出を最適化できなければ資産形成や資産の延命などが上手くいくはずもありません。
3.離婚は大きな資産を失う
そして小室哲哉の場合は、とにかく女性問題が多いことも特徴として挙げられます。
3度の離婚歴がありますが、離婚すれば慰謝料が発生します。
2度目の離婚の際の慰謝料は7億円と言われています。
3度目のKEIKOとの離婚の慰謝料は分かりませんでしたが、とにかく資産がダメージを負う可能性が高いです。
貯金本でもよく言われることですが、夫婦仲の良いほうが資産形成も上手くいきやすいようです。
既婚者はパートナーとの関係性を常に重要視すべきでしょう。
独身である私からは具体的にアドバイスできることはありません。
4.欲に負ければ資産を失う
そして女性問題ということで言えば「欲に負けない」ことが重要かと思われます。
小室哲哉の場合は欲というか、もはや「癖」なのかもしれません。
人間の生物としての本能に訴えかけてくる部分なので、この「欲」をいかにコントロールできるかは大変重要です。
性欲はもちろんですが、物欲も同じことです。
欲しいものを欲望の赴くままに買っていたらお金はいくらあっても足りません。
「あれが欲しい」「これも欲しい」「あそこに行きたい」「あれが食べたい」
欲を数え上げればキリがありません。
自分の欲とどう向き合うべきか
よく「欲しいものは一旦よく考えてから買う」とか言いますが、多くの人は欲しいと思ったら止まらないと思います。
欲のあるのが生物ですから、欲を押さえつけ続けることは不可能です。
となると、お金の使い方にはその人の本性が現れるのだと思います。
特に仕事というパブリックな場面で本来の自分を抑えていると、その反動がプライベートにより強く現れるのではないかと思いました。
物欲の乏しい私は資産形成という面においては幸運だったのかもしれません。
そしてさらに物欲を打ち消していったのが断捨離であることは当ブログで何度も書いています。
本当に欲しいものかどうか見極める作業として、まず手始めに身の回りの整理を行うのがおすすめです。
まとめ
以上『欲に負ければお金は消える~小室哲哉の転落から学ぶこと4選~』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.どんなに大金を稼いでも使えばお金はなくなる
2.今の収入は永遠に続かない
3.離婚は大きな資産を失う
4.欲に負ければ資産を失う
あなたの身の回りには、欲望を掻き立てるようなものがたくさんあります。
ジャンクフードやお酒、ギャンブルなどもそうでしょう。
そう考えると資産形成とは自分と向き合うことかもしれません。
自分と向き合い、そして打ち勝てるようになるには、最後は習慣の力が役立つはずです。
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人生の幸福度は「貯金の量」で決まります。
貯金できない人は欲に負けているだけでなく時間も無駄遣いしています。
貯金できる人は欲をかき消していますから「リベンジ消費」に走ったりしません。