「NISA口座を開設したのに投資しない」派、その意外すぎる理由TOP3とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
投資を始めるために口座を開設したものの実際には投資を始めない人が結構います。
その理由が私の予想外だったため今回ご紹介したいと思います。
NISA口座数の推移
まずはNISA口座数の推移を確認しましょう。
日本証券業協会のHPで四半期ごとにデータが開示されていますので引用します。
青のグラフが一般NISA、緑のグラフがつみたてNISAです。
2021年末のNISA総口座数は1,108万口座で、2020年末と比較して21.2%増加しました。
グラフを見ると分かりますが、つみたてNISAの口座数が大幅に増加しています。
つみたてNISAだけなら96.5%増加。
ほぼ倍増しています。
単純計算すると国民の1割に当たるくらいの口座が開設されています。
この数字だけ見ると徐々に「貯蓄から投資へ」が実行に移されつつあるように思えます。
年代別に見ると20代・30代の伸びが大きいです。
まあ20代と30代だけなぜ合算するのか?といった疑問は残りますが、若い人たちの口座開設数が急増しているように見えます。
しかし開設された口座がすべてアクティブなのかというとそういうわけではありません。
口座を開設しただけで何もしない人も多数いるのが実情です。
今回の記事では口座を開設しても投資しない20代の人たちの実態に迫りました。
NISA口座を開設したが投資を行わない理由
まずはNISA口座を開設したが投資を行わない理由TOP3です。
1.買付のつもりはなく金融機関に薦められて開設しただけだから
2.商品が多すぎて何を購入すべきか分からないから
3.今後、投資を行う予定だが、まだ資金が貯まらないから
1.は全く予想もつかない理由でした。
「金融機関に薦められる」というのは定年した人を狙ったよくある手法のように思いましたが、NISAでもやっていたのかと唖然としました。
記事では投資を行わない理由TOP3が年代別に分布が掲載されていましたので、引用しておきます。
これを見ると60代・70代は「金融機関に薦められた」が多いです。
金融機関のいやらしい営業の姿が垣間見えます。
一方で口座開設数が急増していた20代・30代はというと、全く異なる傾向が見られます。
20代・30代で投資を行わない理由で多いのは「商品が多すぎて何を購入すべきか分からない」「まだ資金が貯まらない」でした。
どちらも「なぜ口座を開設したのだろうか?」という疑問が生じます。
口座開設前から分かっていたことでは?
ただし、商品が多すぎるというのは理解します。
何に投資するかは大変悩ましいからです。
口座を開設してはみたものの、いざ投資を始めるべく商品を購入しようとしたら何を買ってよいか分からないといったところでしょうか。
個人的には「事前に決めておけよ」と思いますが、投資初心者なら仕方ないところもあるでしょうか。
一方で「お金がない」は言い訳にならないと思っています。
100円でも始めればいいからです。
このあたり投資に対する本気度がまだまだ乏しいのだと思います。
NISA口座を開設したくない理由
一方、NISA口座すら開設しない人たちもたくさんいます。
NISA口座を開設したくない理由も併せて紹介されていました。
開設しない理由は「そもそも投資する気がない」「制度が複雑でよくわからない」の2つが圧倒的多数です。
「制度が複雑でよくわからない」も本気で理解しようとしてないのでしょうから、実質的には「投資する気がない」と同じだと思っています。
物価上昇局面においては現金の価値が低下していきます。
貯金だけでは資産は目減りしていくことになるでしょう。
その意味では投資は不可避とも言えます。
少額でもよいので始めてみることが投資の最良の勉強です。
少額ならNISAはまさに最適。
口座を開設して何もしないのは非常にもったいないです。
口座を開設して、100円でもいいのでまずは投資を始めてみるとよいでしょう。
まとめ
以上『「NISA口座を開設したのに投資しない」派、その意外すぎる理由TOP3とは?』でした。
いかがでしたか?
まさかNISA口座も金融機関が開設を薦めているとは思っていませんでした。
NISA口座数がどんどん増えていると知っていましたが、実態は買付の意思のない口座も多く、「貯蓄から投資へ」の実現はまだまだ遠いのだと実感しました。
そして、もっと気軽に投資を始める人が増えるよう制度改革が求められるのではないかと思いました。
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これからの時代は投資する気がないなどと言っていられない時代になっていきます。