「投資で資産を増やせる人」と「結局損をする人」の決定的な差とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
奥野一成氏の2022年9月に出版された『投資家の思考法』を元にした対談記事となっています。
当ブログでも初心者向けに投資の重要性を説くことが増えております。
資産を増やせる投資家になってもらいたく、いろいろ記事を紹介しています。
今回も初心者の方に注意してほしい点をご紹介します。
「投資で資産を増やせる人、損をする人」の分かれ道とは?
今回の本は投資の本ではなくビジネスマン向けのビジネス書です。
投資家の思考法を身に付けることで仕事にも役立てましょうといった趣旨になります。
そのため投資で資産を増やしたいという人には本の購入はおすすめしません。
――「①数値化する・可視化する→②比較する→③分ける→④捨てる→⑤組み立てる」という企業分析の5ステップのうち「④捨てる」が最大の難所だと感じました。仮説を組み立てる前に、捨てる部分を適切に見出すためのポイントは何でしょうか?
奥野 「影響の大きい変数」をきちんと把握することが一番重要です。これができないと、思い込みで仮説を練り上げてしまいます。
ただ、企業分析のプロセスで、最も影響の大きい変数を特定するには、経験がものを言います。稀代の投資家ウォーレン・バフェットさんが90歳を超えてもなお第一線で活躍しているのも、その経験値が群を抜いているからです。
今回の記事の主題である「投資で資産を増やせる人と損する人の分かれ道」とは「影響の大きい変数を把握できる能力」であると言えるでしょう。
長期・分散・積立投資の分かれ道とは?
上記指摘は確かに正しいかもしれません。
しかし、これはあくまで「個別株投資家」を対象とした話と言えるのではないでしょうか。
最近の投資で推奨されている手法は長期・分散・積立投資です。
つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度を利用し、積立投資を始める人が増えています。
積立投資の場合、投資対象は個別株ではなく投資信託になることは多いはず。
投資信託も多数ありますから、その選択は難しさがあります。
しかし変数がどうこうといったことを考えて購入している人は少ないと思います。
数十年後を考えて、どれを買うのがいいかな?くらいなものでしょう。
つまり長期・分散・積立投資家に求められる資質は異なるのです。
では、長期・分散・積立投資で成否を分ける資質とは?
それは「何が起きても動じないこと」だと思っています。
長期投資はとにかく長期に渡り市場にお金を置き続けますから、時には暴落が起こります。
暴落が起きたとしても動じず、投資を続けられるかどうか。
これが長期投資で資産を増やせるか否かの分かれ道になります。
株価の下落を楽しめるかどうか
株価が下落すると、資産が減り、場合によってはマイナスになることもあります。
そうなると怖くなって投資信託をすべて手放し利益確定する人がいます。
しかし、株価は下落するばかりではありません。
当然上昇することもあります。
株価が下落して投資信託を手放しているようでは、その後に訪れる株価回復そして上昇、つまり資産を増やすチャンスをみすみす逃すことになります。
そして何より長期に渡り投資を続けることで得られる複利の効果を手放すことになります。
よって積立投資では株価が上がろうが下がろうが関係なく、とにかくひたすら積み立て続けることが求めらるのです。
まとめ
以上『「投資で資産を増やせる人」と「結局損をする人」の決定的な差とは?』でした。
いかがでしたか?
短期投資・個別株投資と比較して長期投資家・インデックス投資家には求められる資質は異なります。
不動心、継続力、忍耐といった心の面が多いです。
とにかくひたすら積み立て続けられるかどうか。
積立投資でもっともやってはいけないことは、途中でやめることです。
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