退職金がない!老後が不安!投資したくない!何をしたらいいですか?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
今回はAll Aboutの家計相談シリーズから。
記事を見て、思わず「ん?」と感じたので、取り上げることにしました。
私も退職金のない会社に勤務していますので、
何もしたくない相談者に喝
私は今回の記事について、当初は多少なり自分に参考になる点があればと思っていました。
しかし、記事の冒頭を読んで考えが変わりました。
その冒頭の一節がこちら。
◆Q:退職金が出ない会社に勤務。老後が不安です
「私の会社は退職金制度がありません。老後が不安です。今から何をしたらいいですか? 投資等はしたくありません」(46歳・男性会社員)
年齢は46歳。
それなのに、です。
「今から何をしたらしいですか?」って、いかがなものでしょうか?
しかも「投資等はしたくありません」って。
この人は何を言ってるのでしょうか?
現時点での資産について何も触れられていませんので、ここまでの資産形成については何とも言えません。
これでもし貯金が何もない人だとしたら、私なら「ふざけるな!」とキレてしまいそうです。
FPの真面目な回答が意外な盲点
そんな人を相手にFPさんは真面目に回答してくれています。
本当に人の良い方です。
ただ、私はFPさんの回答に疑問を覚えました。
だって「iDeCo」だったから。
iDeCoって投資ですよ?と思ったのですが、よく読むとハッとさせられました。
iDeCoとは、自身で金融商品を選択して掛金を運用して備える年金制度です。投資商品だけでなく、元本確約型の商品(主に定期預金)も備わっています。iDeCoの元本確約型商品の利息もほぼゼロですが、iDeCoの掛金が全額所得控除となるためその節税効果が狙いです。
なるほど、確かに投資商品だけでなく定期預金なんかも用意されていました。
定期預金なら投資商品と異なり増えたり減ったりしません。
以下の一節のように、節税分だけプラスになる計算です。
年金制度のない会社の会社員であれば、掛金の上限額は月2万3000円、年間で27万6000円です。仮に所得税率20%・住民税率10%だとすると、8万2800円の節税になります。相談者が60歳までの14年間加入し続けたときの「掛金+節税額-手数料」は約500万円(掛金は386万円)です。
なるほどね~。
今後、リスク許容度が低い人にはiDeCoで元本確約型の商品を利用してみる方法を推奨します。
退職金が無いなら、とりあえず貯金すべし
退職金が無いのは私も同じです。
それは今の会社に入社したときから分かっていたことです。
相談者も間違いなくそうでしょう。
ある日突然退職金が無くなったのであれば同情の余地がありますが、そんなことはないはずです。
退職金が無い人、金額に期待できない人にとって、できる対策は一つしかありません。
それは「自力で資産形成する」ことです。
要は貯金すればいいだけの話です。
それを46歳にもなって「どうすればいいですか?」ってのが意味不明です。
自分の頭を使って考え、そして行動してください。
世の中には自分で考えない人が多すぎます。
投資が怖ければ、圧倒的な貯金をすればいいだけの話です。
ゴリゴリに支出を削り、収入の大半を貯金に回しましょう。
まとめ
以上『退職金がない!老後が不安!投資したくない!何をしたらいいですか?』でした。
いかがでしたか?
iDeCoとか確定拠出年金に元本確保型の商品が存在していることをすっかり忘れていました。
いろいろな記事を読んでいると、意外な気づきがあるものです。
リスクを背負いたくない人は、定期預金とか国債とか、選択肢は少ないですが、少しでも普通預金の金利より高い商品を探していきましょう。
以下関連記事です。
退職金をもらえても使い方を誤れば不幸が訪れます。
たとえ資産5000万円以上で備えが万全でも老後不安は尽きないものです。
つみたてNISAならリスクは低めに抑えられますし、金額も少額から始められます。ポイント投資だってあります。