作家・中村うさぎさん 65才で貯金ゼロでも「収入の中でうまくやっていくだけ」

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

「マネーポストWEB」に掲載された記事です。

散財しまくった作家中村うさぎの記事です。

老後貧乏を迎えそうな人には参考になるかもしれません。

中村うさぎは65才で貯金なし

作家・中村うさぎを私はよく知りません。

バブルの最中に本がかなり売れて、印税収入を得た結果、そこから散財人生が始まったようです。

「ライトノベル『ゴクドーくん漫遊記』シリーズ(角川スニーカー文庫)が売れてかなりの印税をいただいたんです。そのとき、自分へのごほうびとして60万円のシャネルのコートを買ったの。でもこれが買い物依存になるきっかけになったのよね」(中村さん・以下同)

60万円のコートってのがすごいですよね。

私には手が出ません。

さらにすごいのが次のエピソード。

服飾費で年間2000万円、ホストクラブ通いで年間3000万円を費やしたこともあったという。足りないときは出版社から前借りしたり、消費者金融から借りたりした。

服で年間2000万円、ホストクラブで年間3000万円使うってすごいです。

そもそもそれだけのお金があるのがすごい!と思いきや、借金をしてました。

すごいお金の使い方です。

ちょっとマネできない、というかマネしちゃいけません。

お金のない人にも刺さる金言

しかし、この方の発言を見ていると、全然気にしてないというか前向きです。

収入が減っても不安はないそうです。

「家賃が高ければ引っ越せばいい。収入の中でやっていくだけ。満足いくまで散財してきたから、昔のような贅沢な生活をしたいという気にはならないわね」

 仕事ができなくなったら、ホームレスでもいいという。

「40代のときから冗談で友達に、“ホームレスになったら、そのときは差し入れをよろしくね”って言ってきたんです。私って楽観的なんですよ。もし本当にそうなったら『ダンボールハウス日記』を書けばいいし。それはそれでおもしろいでしょう(笑い)」

すごいですね。

ジェットコースターのような人生を送った結果、何かを悟ったようです。

「私はいま、誰かの支えがないと、外出もできない。不自由だけど、そういう体なんだからしょうがないって思えるようになりました。私はこれまで何でもひとりでやらなきゃと思ってきたけれど、病気のおかげでひとりで生きていけないことを学んだんですよね。

 同世代の人の中には、将来のことを心配している人もいるかもしれないけれど、困ったときに手を差し伸べてくれる人はいるはず。大切なのは、その手をはねのけるんじゃなく、すがることだと思うんです」

 そして、私には夫がいて友達がいて仕事もある。だから大丈夫なのよと笑った。

「夫がいて友達がいて仕事もある。だから大丈夫」と言えるって、すごくないですか?

私はこの境地には一生かかっても辿り着けないと思います。

お金や時間は大事だと思えますが、おひとりさまの私にとって家族や友人へは思考が及びません。

「人間関係が大事」とも言われるのは分かりますが、本当にそう思える人がいるとは。

老後不安を抱えている人は、お金だけでなく人間関係も見直したほうがよいのかもしれません。

病気も運がよければ意外とお金がかからない?

あと、気になったのは大病をしたときの一節です。

55歳のときに一時は心肺停止状態にまで陥ったそうです。

ただ、そのときのお金に関してのコメントが意外です。

「このときのことはほとんど覚えていなくて……。治療に充てる貯金がなかったのは確かだけど、それも高額療養費制度のおかげで総額4万~5万円くらいしか払わないで済んだの」

出ました、高額療養費制度。

意外と知られていない制度です。

心肺停止に陥るような状態だったのに、総額4~5万円の支払いで済むとはすごい話です。

老後は医療費に関しても不安が尽きないところですが、運が良ければ少額で済むかもしれません。

それでも介護はこれからでしょうから、貯金なしでどうにかなるとは思えないのが本音です。

まとめ

以上『作家・中村うさぎさん 65才で貯金ゼロでも「収入の中でうまくやっていくだけ」』でした。

いかがでしたか?

お金がなくても問題ないと思えるのは、波乱万丈な人生を送ったことにより怖いものがなくなったのではないかと思いました。

そして、お金がなくても周囲の人に恵まれていれば不安を小さくなるのだと思いました。

老後のお金に不安を抱えている人は、自分の人間関係を見直してみるとよいかもしれません。

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