お金を掛けたら老後貧困まっしぐら!あなたを狙う4つの罠とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
老後資金の不安があるにもかかわらず、お金を使いまくって貯金できない皆様へ。
「この支出は仕方ない」と思っているものにこそ罠がある、というのが今回の記事の中身となっております。
では「4つの罠」を順に見ていきましょう。
老後貧困への罠その1 マイカー
老後貧困への罠一つ目は「マイカー」です。
ド田舎出身者としてはちょっと引っかかります。
なぜなら、地方では車が無いと生活が非常に不便なところも多いからです。
記事では、地方については確かにやむなしといった論調で、公共の交通機関でなんとかなるならマイカーは保有しないほうがよいのではないかと指摘しています。
理由は世界でも屈指の税負担が挙げられています。
1,800ccで車両本体価格180万円のクルマを購入した場合の初年度の「税負担額」と「税に関するコス」トの合計額は、なんと41万3220円で、車両本体価格の23%にも及ぶからです(当時の消費税率8%での公表値)。
こうした自動車の保有コストは、米国の4.8倍、フランスの2.1倍、ドイツの1.4倍だそうです。「税負担額」と「税に準ずるコスト」だけで、こんなにもボッタクリ状態となっているのです。
さらに、実際には、この他に車両本体価格、正味のガソリン代、駐車場代などを加えると、13年間の平均で987万円~1,299万円にも膨れ上がるという計算が示されていました。
しかも、これには、車検代、整備費、消耗品費、任意保険料、ローン金利は含まれていないのです。
車の保有コストは結構かかる自覚はありましたが、改めて見るとなかなかの金額ですね。
13年で1000万円超ですか。
確かに東京都内の都心に近い方であれば、自動車は無理に保有する必要はないように思えます。
実際、私も東京へ出てきて一人暮らしを始めるときに自動車を処分して、東京では自動車なしの生活を始めましたが、家賃が発生したにもかかわらず、貯金のペースが落ちることはありませんでした。
それだけ自動車の保有コストが高かったということなのでしょう。
地方在住なら軽自動車とか普通乗用車でも小型のものにするとか、なるべくコストがかからない方法を検討すべきかもしれません。
老後貧困への罠その2 マイホーム
老後貧困への罠二つ目は「マイホーム」です。
多くの人が、住宅ローンで購入したマイホームを自分たち家族の「資産」と思い込んでしまいますが、確かに購入時は大部分が「負債」の塊で「純資産(借金のない資産)」ではないのです。
しかも、ローン完済後の30年~35年後には、マイホームはボロボロで、売りたくなっても、購入時の時価よりも、はるかに価値が落ちています。
借金をして「価値の減るもの」を購入すると大損するわけです。
人生最大の支出となる可能性が高いマイホーム。
大半の人は順番を間違えてますよ、という指摘です。
しかしです。
資産と負債の考え方は理解できるものの、「じゃあどうすればいいの?」ってなことになると思います。
その疑問に対する回答がこちら。
まずは、狭小で賃料の低い住居を選び、家賃や光熱費を節約し、数年かけて投資用のタネ銭を貯め、それに融資というレバレッジをかけて、中古の賃貸不動産物件を購入し、他人さまからの賃料でローンを返済していき、純資産(借金でない資産)を一日も早く築いていくことが重要でしょう。
とにかく安い賃貸で暮らし、その間にお金を貯め、まずは投資で資産を増やす。
そしてお金に余裕ができたらマイホームを買う。
こんなところでしょうか。
ちなみに私は偶然ですが、まだ家を買わずにいて、その結果として今後現金一括で家を買う予定です。
老後貧困への罠その3 生命保険
老後貧困への罠三つ目は「生命保険」です。
これはよく分かります。
そして、世帯年間払込保険料は、37.1万円です(月額換算3.1万円です)。
実に多くの世帯が、生命保険に加入し、毎月多額の支払いをしていることがわかります。
これは、世界の常識と比べると、かなりスゴイ高額払込額なのです。
ちなみに、驚くべきことに、払込額がピークだった1997年には、年間払込額が67.6万円(月額換算5・63万円)に達していましたから、世界でも突出した狂気の払込額で「日本人の保険好き」を見事に象徴していたのでした。
はっきり言って生命保険はムダです。
私は生命保険はさすがに加入を検討したことがありません。
これは結婚しなかったことも影響したとは思います。
にしてもです。
指摘の通り、本当に日本人は保険好き。
何のために保険に入るのだろうか?と疑問を感じない人が多いように思います。
お金が貯まれば保険など必要ないと思います。
あと、医療保険についても同様で、入る必要は特にないかと思います。
健康保険組合の「高額療養費制度」があるので、高額な医療費は健保組合から後日支給され、数万円程度の負担にすぎなくなるので、医療保険など不要なのに、騙されて医療保険に加入する人が多いことに驚かされます。
高額療養費制度がありますから、ある程度は自己負担を減らせます。
老後貧困への罠その4 教育費
老後貧困への罠四つ目は「教育費」です。
教育費もかなりの金額になることが分かっています。
●公立幼稚園3年間で約65万円(私立は159万円)
●公立小学校6年間で約192万円(私立は960万円)
●公立中学校3年間で146万円(私立は約422万円)
●公立高校3年間で約137万円(私立は約290万円)
●公立大学4年間で約248万円(私立文系373万円・私立理系442万円)
幼稚園から大学まで、すべて公立なら約800万円。
高校と大学だけが私立なら、ざっと1,090万円。
幼稚園から大学まですべて私立なら、およそ2,230万円におよびます。
私は運よく結婚しなかったため、子どもがおらず、教育費とは無縁の生活を送っております。
子どものいる世帯は、相当大きな負担だろうと思います。
しかも子どもは一人とは限りません。
私の会社の後輩でも二人目、そして三人目の子どもがいる人もいます。
3人が全員ずっと私立から6000万円以上の巨大コストになります。
しかも、これは学校のみで塾・習い事の費用がさらに追加されるはず。
なかなかの費用がかかりますね。
これは収入が少ないと結婚できない、につながるのも頷けます。
まとめ
以上『お金を掛けたら老後貧困まっしぐら!あなたを狙う4つの罠とは?』でした。
いかがでしたか?
当たり前と思われる出費さえ、他人にとっては当たり前ではありません。
今回の4つは気づかないうちに人生においてものすごく大きな支出につながっているものです。
当たり前だと思っているが故に、見直しとか考えないかもしれませんが、そこに落とし穴があります。
人生を左右しかねない大きな支出ですから、今一度見直してみるとよいのではないでしょうか。
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