高齢医療の専門家が見たヨボヨボになってから多くなる”後悔の中身”

高齢医療の専門家が見たヨボヨボになってから多くなる"後悔の中身"

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

老後資金に不安を抱えている人が多く、いかにお金を増やすかといった情報が世の中に氾濫しています。

しかし、人生はお金を貯めるためではないはずです。

いかに後悔のない人生を送るにはどうすればいいのかを考えるべき。

今回は「プレジデント・オンライン」に掲載された和田秀樹医師の記事を取り上げます。

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老後はお金を使わなくなる

まずは医師目線から見た老後のお金の真実が語られていますので、引用します。

長年にわたり老人医療の現場で大勢の高齢者を診てきて、1つ気づいたことがあります。たとえば、ヨボヨボになる、歩けなくなる、寝たきりになる、認知症がひどくなる……といったことが起こります。そうなると、人間は想像以上にお金を使えなくなるのです。

自活が徐々に難しくなって、特別養護老人ホームや介護つきの有料老人ホームなどに入ることになったとしても、介護保険が利用できるので毎月の費用はおおよそ年金の範囲内に収まるものです。

まず、「老後には想像以上にお金を使えない」こと。

これは確かにそうでしょう。

徐々に行動範囲も狭くなり、食べられなくなり、身体が衰えることで従来できたことができなくなるので、支出も減るだろうというのは想像できます。

もう一つは、老人ホームに入っても介護保険を利用できるので毎月の費用は年金の範囲内に収まる、とのこと。

これははたしてどこまで信じてよいのかが難しいです。

なぜなら年金の受給額は人によって異なるからです。

具体的な金額に言及されていると良かったのですが、このあたりの話は別の機会としましょう。

ここでは「老後にお金はさほど使わなくなる」という事実を知っておくべきだということに留めます。

お金は使えるときに有意義に使う

老後にお金を使わなくなるのだとしたら、私たちは何のために老後資金を貯めているのでしょうか?

年金がなくなるかもしれないから?

あるいは十分な年金をもらえないかもしれないから?

医療・介護にどれだけのお金がかかるか分からないから?

理由は人それぞれあるでしょう。

あるいは理由がなく、漠然と「お金が足りなくなるのではないか?」と不安だから?

どんな理由にしろ、本当に必要な老後資金を把握してお金を貯めている人はかなりの少数派ではないかと想像します。

言い換えれば、人によっては老後資金を貯めすぎている可能性があるのです。

となると、老後に思う"後悔"は、「お金をもっと使えばよかった」になります。

「無理して蓄えなんかしなくてよかった」
「もっと人生を楽しめばよかった」
「損した」

といった心情になる高齢者がたくさんいるようです。

お金を貯めるために費やした時間を無駄にするも同然だからです。

いろいろなことを我慢したり後回しにした結果、多少の安心は手に入れられたものの、思い出を作り損ねたわけです。

お金を使うことで幸福感を感じることができる

お金は持っているだけで価値が生まれるわけではありません。

使うときにこそ価値が生まれます。

しかも、使う金額が大きいほど価値も大きくなります。

だとしたら、お金を使うことをもっと考えるべきです。

思えば『DIE WITH ZERO』が登場して以降、お金をもっと使うべきだとの論調が以前より増えたような気がします。

しかし、お金を使って楽しい思いをすることは大事です。

『DIE WITH ZERO』では人生最大の目的は「思い出作り」とさえ述べています。

だったら貯めるだけの人生より多少は使って楽しい思い出を作るのもよいのではないでしょうか。

子どものいる人であれば、せっかくの自分の人生ですから、子どもに残すことより自分に使うことを考えても誰にも恨まれることはありません。

お金を使ってこそ得られる経験を多く重ねて、死ぬ間際に後悔しないことを考えましょう。

まとめ

以上『高齢医療の専門家が見たヨボヨボになってから多くなる"後悔の中身"』でした。

いかがでしたか?

死の間際に後悔しないためには、ただお金を使うわけではありません。

老後ではなく40代半ば以降から徐々に使い始めてよいでしょう。

身体が動くうちにたくさんの思い出を作っておいたほうがよいからです。

以下関連記事です。

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