金融業界で13億ドルを運用した人物からの5つの投資アドバイス
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
ここ最近では頻度が増えている「ビジネス・インサイダー」からです。
今回もアメリカ発の記事となっております。
金融業界でファンドマネージャーを務めていた女性の学んだ「賢明な投資方法」を5つご紹介していきます。
1.自分のゴールを理解する
まず1つめは「自分のゴールを理解する」ことです。
今の資産状況や次のステップを把握し、最終的なゴールを詳細に決めることで、より慎重に機会を見極められる。不動産クラウドファンディングのリターンは魅力的に見えるかもしれないが、それに伴うリスクや低流動性にポートフォリオは耐えられるだろうか? 自分のゴールがわかっている場合にのみ、その問いに答えられる。
確かにゴールを決めて投資をしている人ってどれだけいるのでしょうか?
ただ単に「お金を増やしたい・儲けたい」という想いのみで投資をしている人が圧倒的な多数派のように思います。
漫然と投資している人は、改めて自分は何のために、どこを目指して投資しているのか考えてみると良いかもしれません。
ちなみに記事の筆者は次のような方法を推奨しています。
私がお勧めするのは、出発点として自分の純資産を追跡することだ。それからリタイア後のゴールに向けて、予算を見直し退職後の支出を見積もる。最後に、現在の資産、支出状況、理想の退職年齢を決めて、目標とする退職貯蓄率を計算するのだ。
普通の人にはハードルが高いような気がします。
ちゃんと資産状況を把握していない、支出も分からない人が多いでしょうから。
これを機にお金周りを整理してみるとよいでしょう。
2.最も簡単に勝てるのはインデックスファンド投資
2つめは「最も簡単に勝てるのはインデックスファンド投資」です。
インデックスファンド投資は素人向けに過ぎないと思っているなら大間違いだ。私も含め多くの同僚は個別の株式や債券の銘柄選別に日々を費やしているが、自分の資産の大部分はインデックスファンドで保有している。一体なぜか?
それは、インデックスファンドが最もシンプルで、手数料が安く、長期的に高いリターンを上げる可能性があるからだ。
やはり手間暇かけず、勝てる可能性が高い投資はインデックス投資なのでしょう。
多くの人がそう語っていますし、筆者も例外ではありません。
私も個別株の短期投資をやっていたときは全然ダメでした。
つみたてNISAを始めてからは特段心配することもなく、資産はしっかりと増加しています。
3.長期投資を継続する
3つめは「長期投資を継続する」ことです。
投資は長期的なゲームだ。たとえ投資を継続したとしても、頻繁に投資戦略を変えると手数料がかさむだけでなく、市場のタイミングを計ろうとして損失を被る可能性が高まる。
配当狙いの投資家を目指すなら、それを継続しよう。3つのファンドで運用しようと思ったなら、それを実行しよう。だが、自分が天才か失敗者かを判断する前に、必ず十分な期間は投資を継続しよう。平均的な景気サイクルは7年だ。6カ月、1年、あるいは7年であっても市場を上回るパフォーマンスを上げる投資家は多いが、何十年もそれを続けられる投資家はほとんどいない。
投資は長期戦です。
1年や2年でどうにかなるものではありません。
先日当ブログでも2年間つみたてNISAをやったけど全然資産が増えないと嘆いていた人を紹介しました。
たった2年で資産が大きく増えるわけがありません。
10年、20年といった期間で資産を育てていくという感覚を持つべきです。
投資は一瞬にしてお金を増やせる魔法ではありません。
4.すべてを理解していると思い込まない
4つめは「すべてを理解していると思い込まない」ことです。
誰にでも自分の投資を管理する知力はある。インデックスファンド投資は難しくない。だが、インデックスファンド投資をしたいと思うことと、それを正しく行うために感情をコントロールすることは別なのだ。
リターンを追求し、相場が崩れ始めると資金を引き揚げるのは自然な反応だ。人間は痛みを回避し、快楽を追求するようにできている。だが、毎日数十億ドルを投資しているプロでさえも、自分のお金となると感情に左右されてしまう。
投資のことを勉強しても、実際に始めてみないと分からないこともあります。
理論上はインデックス投資は簡単に勝てるとは言われるものの、それは長期で見た場合です。
長期の間、投資をし続けると、株価は上がることもあれば下がることもあることを改めて認識します。
そして、この「株価が下がったとき」初めて自分の本性を知ることになります。
理論上は勝てると言っても、資産が減ることを望む人はいません。
しかし長期で見た場合、一時的な資産減は受け入れなければいけません。
ところが、資産減になると途端に精神的に脆くなる人がいるのです。
投資を始めとする人間の行動は理論より感情に左右されることが多いです。
感情を挟まないよう機械的に積立投資をするのがよいのですが、株価の変動はコントロールできません。
時に大暴落が発生したとき、資産が大幅減になってもそのまま投資資産を手放さずに保有し続けられるかどうか。
積立投資が平均でも3~4年しか続かないと言われるのは、このあたりが理由になっているのでしょう。
5.あらゆることに備える
5つめは「あらゆることに備える」ことです。
だが、この備えは投資以外にも必要だ。というのも、相場とは関係ないところで躓くことがあるからだ。数年前、最初の上司であり、初めて婚約プレゼントをくれた人が、50代前半で珍しい症状の脳腫瘍と診断された。彼は3年間闘病し、幸運なことに長期身体障害保険に加入していたが、結局ほどなく亡くなった。
人は望んでいるほど長く働けないかもしれないし、辞めたいときに辞められないかもしれない。また、107歳でぽっくり死ねないかもしれない。だから、自分で資産を管理している投資家は特に、生活防衛資金が極めて重要になる。配偶者がお金に関与していない場合はなおさらだ。
このあたりになると、一般人には理解しかねる領域です。
投資以外のことに対する備えをアドバイスされるとは思いませんでした。
将来のことは誰にも分からないから、あらゆることに備えておこう、とのことです。
なるほど、確かに家族のこと、保険、住宅、介護、自分が死んだ後のこと、いろいろと準備しておかなければいけないことはありそうです。
まとめ
以上『金融業界で13億ドルを運用した人物からの5つの投資アドバイス』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.自分のゴールを理解する
2.最も簡単に勝てるのはインデックスファンド投資
3.長期投資を継続する
4.すべてを理解していると思い込まない
5.あらゆることに備える
やはり基本が大事なのだなと思いました。
多くの人は投資の手法ばかりに意識が行きがちです。
「どうやれば儲かるのか」が気になるのでしょう。
しかし、投資において実は投資以外のところに大事なことがあることを教えてもらいました。
ぜひとも参考にしてください。
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