山崎元『米国株「S&P500」への妄信は今後リスクとなる訳』

山崎元『米国株「S&P500」への妄信は今後リスクとなる訳』

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

経済評論家の山崎元氏による記事です。

大人気のS&P500に対する警鐘を鳴らす内容となっています。

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「S&P500」をすすめない理由

山崎元氏によるとS&P500が人気を集めている理由として以下の4つを掲げています。

・多くのアメリカ企業は世界規模でビジネスをしている

・アメリカ経済は近年調子が良いし、いまも成長している

・アメリカ企業には世界中から金が集まってくる

・アメリカ企業は株主優先の経営もしている

私もつみたてNISAでS&P500に投資しています。

上記理由のほかには投資の神様ウォーレン・バフェットが勧めていたというのも理由です。

しかし何と言っても「日本に期待できない、しづらい」というのが最大の理由です。

日本に投資できるならそれに越したことは無いと思っています。

ところが日本はすでに人口減少フェーズに入っており、長期的な経済成長は期待できません。

よってアメリカ経済に賭けたほうがよいだろうとの判断からS&P500や全米株式、さらにVTIに投資を始めました。

一方、山崎元氏はS&P500を勧めていません。

その理由がこちら。

アメリカ経済はたしかに好調だ。データとしてもここ20~30年のアメリカ株は調子がいい。しかし、それは「20~30年という限られた期間」だけを見ているにすぎない。

要するに、アメリカ株が過去調子が良かったからといって今後も好調とは限らないということです。

過去好調だからと言って未来の株高まで保証されたものではないと指摘しています。

さらに分散投資の原則から考えれば、全世界株式のほうがよいとしています。

未来は誰にも分からない

私は個別株に比べればS&P500ははるかに分散できていると考えています。

それに米国株の好調はまだまだ続くかもしれません。

アメリカ以外の国が停滞して、相対的にアメリカが好調に見えるということだってあるでしょう。

結局未来のことは誰にも分かりません。

その不確実性に賭けるのが投資なので、最後は「自分が何を信じるか」次第でしょう。

やってはいけないことがあるとすれば「誰かが勧めていたから投資する」にとどまり、自分の頭で考えずに行動してしまうことです。

厚切りジェイソンを批判した人たちはおそらくこの類の人たちではないかと推測されます。

投資は自己責任です。

最終的には自分で決断するのですから、自分の頭で考えて何に投資するかを決定すべきです。

長期・分散・積立投資なら大きな影響はないのでは?

個人的に思うことは、個別株の短期投資に比べたら長期・分散・積立投資は安心感が強いです。

実際、山崎元氏も以下のように指摘しています。

リスクを嫌うあまり無難な資産運用を選ぶ人がいるが、「必要性」の観点からは、そこまでリスクを嫌わなくてもいい場合が多いのではないか、というのが私の意見だ。

そもそもインデックス・ファンドで運用すれば資産の大半を失う可能性は極めて低い。また、かりに大きく損をしても、現役時代なら自分の稼ぎを増やす努力を行いつつ、運用し続ければ問題ない。

仮にS&P500をやめて全世界株式に乗り換えたところで、暴落が起きたとき米国市場だけが暴落するということもないのではないかと思います。

全世界株式もその中身は半分以上は米国株が占めていたりします。

ですのでレバナスのようなものは別ですが、人気の高い投資信託なら米国株でも全世界株式でもそう大きく変わらないのではないかと個人的には考えています。

S&P500か全世界株式かより考えるべきことは、投資する金額なのではないかと思います。

昨今の株価低迷でドキドキしているようでは、本当の暴落が起きたときに耐えられないでしょう。

ですから、暴落が起きても諦められるような金額に減らすか考えるほうがよいのではないでしょうか。

はたまた物価上昇を受け、投資額を増やして将来の資産をより増やしに行くことを考えるとか。

なんにせよ難しい舵取りを迫られているのは言うまでもありません。

まとめ

以上『山崎元『米国株「S&P500」への妄信は今後リスクとなる訳』』でした。

いかがでしたか?

私はS&P500に投資し続けると腹をくくっていますので、特に気にすることはありません。

しかも長期なので直近下落しても、将来的には戻ってくるだろうと信じています。

ゴールが10年後、20年後なのであれば、私はそこまでS&P500を不安視しなくても良いのではないかと現時点では考えています。

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