簡単そうだがすごく難しいFIREを実現するための3つのやり方とは?

簡単そうだがすごく難しいFIREを実現するための3つのやり方とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

久しぶりに「ダイヤモンドZAI」の記事です。

FIREに関する記事を見つけましたのでご紹介します。

元フィデリティ投信にて株式アナリストで、40代でFIREを達成したポール・サイ氏の記事です。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

FIREするのは思ったより簡単?

今回はポール・サイ氏の知り合いでFIREを達成した人との話の中から、いかにFIREにするかを語っています。

ケビンという名のカナダ人は石油採掘の仕事をしていたのですが、40代でFIREを達成したそうです。

そして彼曰く「FIREするのは思ったより簡単」だそうです。

このケビンという人がFIREを達成するためにおこなったことはたったの2つとのこと。

1.収入の50%しか使わない
2.残りの50%をひたすらローコストの株式ファンドに分散投資する

あとは待つだけ。

たったこれだけのことをやってFIREを達成できたそうです。

簡単だと思いませんか?

FIREを実現するための3つのやり方

とは言うものの、実際にFIREを達成するのは難しいわけです。

本当に簡単ならもっと多くの人がFIREを実現しているでしょう。

では、なぜFIREの実現が難しいのか?

筆者によると、まず1つは「人間は短期で大儲けしたくなりがち」だから。

投資をおこなうということは「お金を儲けたい」「お金を増やしたい」という欲があるのはほぼ間違いないでしょう。

しかし、結果はできるだけ早く得たいもので、そうなるとどうしても短期の投機的な取引に走り勝ち。

20年もの間、毎月淡々と積み立てて、資産を育てていく長期投資はなかなかできないものです。

そしてもう1つは「収入の50%をセーブすることが難しい」です。

そもそも収入の50%をセーブできるということは、そこそこの収入があるのが大前提です。

新卒とかでは実家暮らしとかでもない限り、なかなか難しい数字だと思います。

そこで筆者から「FIREを実現するため」に3つのやり方が提案されていますので、ご紹介します。

FIREを実現するための3つのやり方

1.給料をもらったら、貯金する予定のお金は証券口座へ。すなわち日常生活で使う口座には必要以上にお金を置かない。

2.定期的に分散投資することです。時間の分散と投資対象の分散、両方を行う。

3.リスクをもっと取れる人(収入が高い人・若い人)、調べて投資判断するスキルがある人であれば、30~60銘柄ほどの個別株でポートフォリオを構成するのがいい。銘柄は国、業界、通貨などを分散した方がいい。

1つめは「先取り貯蓄」ですね。

ここではFIREを目的に投資に回しますから、証券口座へお金を移動させましょうとのこと。

資産形成において「先取り」は基本中の基本です。

証券口座に回す金額は収入やリスク耐性などにもよりますから、その人が相応しい金額を決めればいいだけの話です。

そして収入が増えたら、証券口座に回す金額も増やしていくのが理想です。

2つめは「分散投資」です。

時間の分散と投資対象の分散を推奨していますね。

ということは世界株式とかのインデックスファンドの積立投資が最も相応しい投資手法のように思えます。

そして3つめは「個別株でのポートフォリオ構成」です。

これは投資の中級者以上向けかと思いますので、ここでは割愛します。

お金を増やすことより、生きがいを見つけることの方が難しい

そして、ケビンからは非常に大事な話も出てきました。

それは「お金を増やすことより、人生の意味、すなわち生きがいを見つけることの方が難しい」ということです。

最近のFIREの話では必ずと言っていいほど出てくる「生きがい」についてです。

「FIRE卒業」でも注目されることとなりましたが、ケビンも例外ではなかったようです。

彼の場合、記事内で以下のようなエピソードが紹介されています。

彼は目標の資産額を達成し、いきなり仕事を全然しなくても良い状態になりました。ヨットで世界を回るというプランはかねてから彼が目標としていたことでしたが、新型コロナの感染拡大もあったため、それを一時期、あきらめつつあったのです。彼は生きがいを見失い、毎日ビールを飲んでのんびりしてしまっていました。

 これではいけないとケビンは気づきました。何か目標を作らないといけないと感じました。それでここ数ヵ月はヨットの整備に力を入れてきたのです。ケビンはあと少しで長旅に出るようです。

やはりFIREして最初のうちは会社へ行かなくてもよい解放感に浸れるのですが、最初だけなんですよね。

しばらくすると会社に行かないほうが当たり前になり、そして時間を持て余す。

そして、やることが無くなり、孤独にも耐えられず、会社に戻る。

何のためにFIREを目指したのか、さっぱり意味が分かりません。

「会社を辞めたい」からFIREを目指すのではありません。

やりたいことがあるからFIREを目指すのが本来あるべき姿です。

自分が本当にやりたいことは何なのか?

会社を辞めないと実現できないのでしょうか?

人生は一度きりですから、真剣に考えてみるとよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『簡単そうだがすごく難しいFIREを実現するための3つのやり方とは?』でした。

いかがでしたか?

FIRE実現のための手法はすごく簡単です。

しかし、長きに渡り継続しなければいけない点がFIRE達成を難しくしています。

そしてFIREを達成しても、むしろそこからが本当の始まりです。

自分のやりたいことの実現のためにFIREを目指しましょう。

以下関連記事です。

FIREの対策としては金銭面以上に孤独対策が重要でした。

5人のFPさんが「FIRE」を巡る厳しい現実を教えてくれています。

たった2年で「FIRE卒業」をした男性が早期退職で見失ったものを教えてくれました。

スポンサーリンク