「定年後にお金で苦労する人」に共通する“ざんねんな特徴”とは?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
定年後のお金に関する「ダイヤモンド・オンライン」に掲載された記事です。
と思いきや今回も2023年前半の話題作『JUST KEEP BUYING』の中身に関する記事でした。
定年後にお金で苦労する人にはどのような残念な特徴があるのでしょうか?
記事の中身を見ていきましょう。
これからお金のことで注意すべきことは「インフレ」
日常生活をしていれば、ここ最近「値上げ」のニュースを目にする機会が増えたことは多くの人が実感していると思います。
特にここ1~2年間で急激に増加した印象があります。
実際データ的にも「総務省が毎月公表している消費者物価指数によると、総合指数(生鮮食品を除く)は2022年9月以来12カ月連続で、前年同月比3%以上の上昇率を記録している」そうです。
一方で賃金の伸びは物価上昇に全く追いついていません。
よって生活の質が相対的に低下していくことになります。
一般庶民はじわじわと生活が苦しくなっていきます。
インフレ=目に見えない税金
『JUST KEEP BUYING』の中でもインフレについて、もちろん触れられています。
P188から189ページにかけて以下のように書かれています。
インフレは、ある通貨を使う人全員が払わなければならない、目に見えない税金といえる。誰もが気づかないうちにこの「税金」を納めているのだ。
年々食料品価格は高くなり、住宅や車の維持費も、子どもの教育費も上がっていく。一方、給料はこうした物価の上昇に見合うだけ増えているだろうか?
そうだという人もいれば、そうではないという人もいるだろう。いずれにしても、インフレが私たちの生活を脅かし続けるという現実は止まらない。
インフレの影響は短期的には小さいが、長期的にはかなり大きくなる。上の図にあるように、物価上昇率が比較的緩やかな水準でも、生活必需品の価格は20~30年ごとに2倍になる。そして、インフレ率が高ければ、この期間はさらに短縮される。
まず、インフレは「誰も気づかない税金」という表現を使っています。
必ず払わなければならないお金です。
物価が上昇したから買わないという選択を取ることはほぼ不可能だからです。
これが1年、2年だけの話ならまだしも、20年から30年続けば、物価は2倍になります。
物価上昇の問題は、サラリーマンばかりではなく年金生活を送る高齢者にも襲い掛かります。
給与所得者はまだしも、年金は物価上昇率ほど増える見込みは低く、むしろ減少する可能性さえあると思われます。
よってインフレ対策は高齢者にとって非常に重要となります。
定年後にお金で苦労する人=インフレに翻弄される
要するに「定年後にお金で苦労する人」とは、インフレに翻弄される人たちのことを指しています。
私たちは定年後の収入が大きく減少する時期に向けた対策を行わなければなりません。
『JUST KEEP BUYING』ではインフレ対策として「投資」を推奨しています。
インフレに対抗する効果的な方法がある――そう、投資だ。投資資産は時間が経過しても価値を保ち、増やすことができるため、インフレの影響を打ち消せるのだ。
たとえば、1926年1月から2020年12月にかけて1ドルを保有するとしよう。インフレに対抗するには、この1ドルを15ドルに増やさなければならない。
1926年に1ドルを長期の米国債に投資した場合、2020年末には200ドルになっている(インフレ率の13倍)。
同じく、1926年に1ドルを米国株全体に投資していたら、2020年末にはなんと1万937ドル(インフレ率の729倍)になっている!
このように、投資にはインフレの影響に負けずに資産を維持し、成長させる力がある。これは、特に退職者にとっては重要だ。
なぜなら、現役世代とは異なりインフレの恩恵を受けて高い賃金を得ることができず、インフレのために上昇していく物価に合わせてお金を使っていかざるをえないからだ。
労働収入のない退職者にとって、インフレに対抗する唯一の武器は投資資産を増やすこと。リタイアが近い人は、特に留意すべきだ。
投資は「インフレに対抗する唯一の手段」とさえ書かれています。
実際には、投資を不要とするほど貯金をしておく、定年後も働き続ける、といった対策は可能です。
ただし労働は体力・精神力的な限界があり、いつまでも続けられるものではありません。
個人的には投資にもリスクがあり、老後に大暴落でもして資産を減らしては元も子もありません。
定年後にも投資にフルベットしなければならない状況にはしたくないところ。
貯金も一定以上にしておきたいものです。
まとめ
以上『「定年後にお金で苦労する人」に共通する“ざんねんな特徴”とは?』でした。
いかがでしたか?
『JUST KEEP BUYING』も2023年のマネー本としては非常に良い本だと思いました。
興味のある方はぜひご購入ください。
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