「おひとりさま」平均貯蓄額と老後資金以上に抱える問題とは?

「おひとりさま」平均貯蓄額と老後資金以上に抱える問題とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

くらしとお金の経済メディア、いつも似たような記事ばかりの「LIMO」からです。

今回は「おひとりさま」のお金、そしてお金以外の問題についてです。

「おひとりさま」という単語を見ると、ビクっとしてしまう自分がいます(苦笑)。

今回の記事のタイトルには「お金以上」との表現を使っていますが、一体どのような問題なのでしょうか?

記事の中身を見ていくことにしましょう。

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おひとりさまが老後の生活に感じる「不安」

今回の記事のベースとなっている調査は、公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構がおこなった「第5回 独身者(40代~60代前半)の老後生活設計ニーズ に関する調査」です。

この中で「老後の生活に不安を感じること」と言う項目があり、用意された事項に対し「大変不安に感じる」「少し不安に感じる」「あまり不安でない」「まったく不安を感じない」から選択する形式となっていました。

対象となったのは以下の6つです

・老後の生活全般
・ご自身の健康のこと
・生活費のこと
・安心して住める住宅がないこと
・家族に先立たれること
・面倒をみてくれる人がいないこと

なんとなく多くの人が不安視しそうな項目が並んでいます。

「大変不安に感じる」と回答した人が最も多かったのは「老後の生活全般」で36.8%でした。

そりゃそうですよね。 他の5つを内包しているような項目ですから。

次に多いのは「生活費のこと」で35.2%。

やはりお金のことでした。

次は「自身の健康のこと」、その次は「面倒を見てくれる人がいないこと」と並んでいます。

今回の記事では「面倒を見てくれる人がいない」不安について触れたかったようです。

おひとりさまの多くが将来的に頼れる人がいない

確かに「面倒を見てくれる人がいないこと」は不安ですが、お金以上の不安ではありませんでした。

ですので記事のタイトルはオーバーであると言わざるを得ません。

しかし、確かにおひとりさまにとってのリスクであることは事実です。

一人であることのリスクを2つ紹介しています。

まず一つめはこちら。

しかし歳を重ねるごとに自分で食事の支度をしたり、入浴したり、買い物や病院に行ったりすることが少しずつ困難になることも少なくありません。

確かに。

現在は元気なので全く考えることもありませんが、当たり前にできることができなくなっていくのです。

歩行が困難になるのは一番避けたいのですが、いつかは訪れることであるのは忘れてはいけません。

そして、もう一つがこちら。

また、日常的に人と接する機会が少ないと、体調の異変に気付けなかったり、行政の支援からもれてしまったりということもあります。

確かに(2回目)。

体調に異変も程度によるのでしょうが、「このくらいなら」と考えて放置してしまうかも。

歩行が困難になっていれば、移動が億劫になって病院に行かないかもしれません。

また、前述の調査によると、おひとりさまの約80%が「老後、家事や看護を手伝ってくれる人」は「特にいない」と回答しているそうです。

やはり多くの人が周囲とは人付き合いが乏しい、あるいは避けている状況のようです。

こうなると、すべては自分頼み。

すなわち「自分のお金頼み」となるのでしょう。

おひとりさまは貯蓄が少ない?

記事では、おひとりさまの貯蓄額を男女別に紹介しておりました。

額面で単純に比較すると男性が女性より多くの貯蓄額になっているようです。

やはり収入の差によるのでしょう。

どちらにせよ1000万円台とは何とも心細い。

2000万円以上あれば、受けられるサービスの選択肢も増えますし、長く受けられます。

一生懸命働いて、稼いだお金が老後の面倒を見てもらうため、とは何とも悲しいですが、これもまた現実です。

『DIE WITH ZERO』の理想である「思い出作り」とはいかなそうです。

私たちが老後を迎えることには、もっと行政サービスが充実していることを願いたいのですが、期待できないのが現在の政府です。

あの"増税メガネ"は私たちからお金を搾取することしか考えていません。

結局、自助努力で何とかしなければならず、そのためにはお金の力に頼らざるを得ないのです。

まとめ

以上『「おひとりさま」平均貯蓄額と老後資金以上に抱える問題とは?』でした。

いかがでしたか?

おひとりさまは老後の面倒を誰に見てもらうか、という非常に大きな問題を抱えていることを忘れてはいけません。

元気なうちは忘れがちですが、いつかは誰かに頼らざるを得なくなります。

行政サービスを情報収集しておくとか、兄弟親戚と連絡を取り合っておくとか、何らかの対策を元気なうちから立てておくとよいでしょう。

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