早期リタイア希望のブラック企業勤務男性が恋人との結婚を諦めた理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事です。

「現代ビジネス」に掲載されたFIREに関する記事です。

年初からFIREの記事がなかなか見つからず、昨年までさかのぼってみたところ、興味深い記事を見つけました。

「絶対会社辞めるマン」って、どこかで聞いたことがある名前です。

今回はこの人が結婚を諦めた理由です。

FIREを志向する人で家族がいる、交際相手がいる人は参考になるかもしれません。

それでは記事の中身を見ていきましょう。

「絶対会社辞めるマン」って何者?

まずは筆者の紹介から。

私は何となく名前を聞いたことがありますが、知らない人のほうが多いでしょう。

絶対仕事辞めるマン氏は、ブラック企業に勤める氷河期世代の独身男性です。

2003年に就職するも、ブラックすぎる労働環境に絶望します。

しかし転職もままならず、同じ会社で働き続けることにしました。

過酷な労働で20代・30代を棒に振りながらも、45歳にして資産はとうとう9900万円までたどり着きました。

ブログのプロフィールには「億り人になった瞬間に辞表を叩きつけ、あとは死ぬまで遊びまくる」と書いていますが、はたして。

ちなみに同氏のポートフォリオがブログに紹介されておりました。

【安全資産】
・現金(安全投資/IPOの控え資金、プリカ残高含む) 8,100万円
・食事券、金券、ポイント、マイル、株主優待券等 201万円相当
・クレカ等借金 マイナス0万円

【リスク性資産】
・放置中の米国株や外貨 626万円相当
・放置中の日本株やREIT 639万円
・放置中のビットコイン 21万円相当
・友人に貸したお金 50万円(まだ返ってきません泣)

【合計】9,637万円

安全資産比率86.1%で無借金。

私よりも投資資産の比率が多いですが、それでも貯金派と言って間違いありません。

これならば仮に暴落が起きても大きく資産を減らすことはないでしょう。

絶対仕事辞めるマン氏が結婚を諦めた理由

絶対仕事辞めるマン氏は結婚まで考えた交際相手がいたようです。

しかし貯金で数千万円の資産があること、会社を辞めたいことは隠していました。

ある日、交際相手の将来の話をすることになり、会社を辞めたいことを伝えました。

すると交際相手は態度が急変。

結婚相手がプーになるのは納得いかない模様です。

絶対仕事辞めるマン氏からすれば大きな資産を築いての早期リタイアですから、理解を得られると思っていたのでしょう。

これが飛んだ大誤算。

交際相手の理解を全く得られません。

「無職の夫は絶対にイヤ!」

仕事を辞めるなど言語道断という主張でした。

お互いの価値観・方向性が異なることが退職を巡って分かったのです。

そして後日交際相手から「結婚か退職か」どちらかを迫られ、絶対仕事辞めるマン氏は退職を選び、二人は別れたのでした。

どちらが正しい選択だったのかは正直分かりません。

個人的には交際し始めた早い段階で話ができていれば、お互いの時間を無駄にせずに済んだのではないかと思いました。

早期リタイアという生き方が周囲の理解を得られるか?

今回の事例は、決して珍しい話ではないような気がします。

私の場合は両親から「会社を辞めるな」と常々言われており、いまだに早期リタイアについて理解を得られていません。

完全に会社を辞めるわけではなく、何かしら働いて収入を得るとは言っていますが、それでも理解してもらえません。

やはり早期リタイアは世間一般からすれば特殊な生き方です。

よって、周囲の理解を得られないほうが当たり前と思っておいたほうがよいかもしれません。

時間をかけて、納得してもらえるまで辛抱強く説得にあたらなければいけないのでしょう。

仮に理解を得られたとしても、実際に生活が変化してから家族・周囲が違和感を感じ始めるかもしれません。

例えば突然家にいる時間が長くなれば、それまで一人の時間を楽しむことができた奥さんは嫌がるでしょう。

あたかも定年後に夫婦関係がおかしくなる高齢者のような感じです。

家族がいる場合は自分一人で勝手に決断しないのが身の為です。

カメの歩み?早期リタイア志向者は「ウサギ」

ちなみに絶対会社辞めるマン氏のTwitterもチェックしてみました。

プロフィールの最初に「カメの歩みのコツコツ貯金家」と書いてありました。

おそらく童話『ウサギとカメ』になぞらえてのものかと推測されます。

自らを地道に歩みを進めるカメと称したのでしょう。

しかし、です。

人生において言えば、一般的には定年退職まで働き続け、その後は年金を得て生活します。

ところが早期リタイア者は定年まで働かず、さっさと道を逸れます。

そして老後に受け取る年金は定年まで働いたときと比較して少ない金額となるのです。

すなわち、早期リタイア者はカメではなくウサギであることを理解しておくべきでしょう。

まとめ

以上『早期リタイア希望のブラック企業勤務男性が恋人との結婚を諦めた理由』でした。

いかがでしたか?

早期リタイアは自分が望んでも家族が望まない可能性がある点を理解できましたでしょうか?

世間的にも理解されにくい生き方ですから、資金面だけでなく周囲の理解という点においても周到な準備を進めておくとよいでしょう。

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