20代・30代でFIREする・FIREを目指す6つのデメリット

20代・30代でFIREする・FIREを目指す6つのデメリット

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はFIREについてです。

私は50歳を迎えようとしていますが、世の中には若くしてFIREを目指している人が一定数いるようです。

中には20代でFIREしたいという人も。

私もFIREを成功させたいと思って資産形成中ですが、20代・30代では会社を辞めず、40代も会社員のまま終えようとしています。

ただ、ずっと会社員を続けてきて悪かったことばかりでもありません。

そこで今回は、早すぎるFIREのデメリットについて考えていきます。

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早すぎるFIREのデメリット1 早い段階で成長が止まる

早すぎるFIREのデメリット1つめは「早い段階で成長が止まる」ことです。

一応サラリーマン前提で話を進めますが、多くの人は大学を卒業し、就職して、会社員となり働き始めます。

会社に入って、いろいろと経験することになり、仕事が嫌になり、そしてFIREを目指し始めると。

ただ、仕事上でうまく立ち回らないと、早々にやる気を失います。

仕事は単にFIREを目指すためだけの手段になってしまいます。

本来であれば、仕事を通じて自己成長につなげていきたいところです。

社会での人とのつながりやビジネススキル、様々なものが身に付きます。

会社でなければ経験できないような大きな仕事もできます。

早く会社を辞めれば、その経験の機会を失い、同世代と差をつけられます。

あまりにも若すぎるFIREは失うものも大きいような気がしています。

早すぎるFIREのデメリット2 再就職が難しくなる

早すぎるFIREのデメリット2つめは「再就職が難しくなる」ことです。

FIREが上手くいけばよいのでしょうが、そう簡単にいくとは思えません。

すでに2022年末に「FIRE卒業」というワードがトレンドになりました。

ちょっとした相場の悪化でFIREを止めた人が多数出たようです。

また、時間を持て余しすぎて結局再就職した人たちもいたようです。

元の水準の収入を得られるくらいの会社に再就職できればよいのですが、そう簡単にはいかないかもしれません。

会社を離れた期間が長ければ長いほど難しくなるのではないでしょうか。

若いがゆえに再就職のチャンス自体は多く残されているとは思います。

早すぎるFIREのデメリット3 貧乏FIREを長期間に渡り続ける可能性がある

早すぎるFIREのデメリット3つめは「早貧乏FIREを長期間に渡り続ける可能性がある」ことです。

一言でFIREと言っても種類は様々です。

悠々自適なフルFIREもあれば、働いて収入を得ることを前提としたサイドFIREもあります。

どちらにしても、支出を一定以下に抑えないと将来破綻する可能性があります。

そして貯められた資産が少ない場合、かなり支出を抑えた生活を余儀なくされます。

はたして本人的に支出を抑えた生活が楽しいのでしょうか?

苦しくはないかもしれませんが、それが一生続くのはどうでしょう。

本当に耐えられるかは疑問です。

早すぎるFIREのデメリット4 本来働きたくないのに、バイトなどに頼る必要がある

早すぎるFIREのデメリット4つめは「本来働きたくないのに、バイトなどに頼る必要がある」ことです。

私が最近感じている疑問に「サイドFIRE」って本当に正しいのか?というものがあります。

FIREは本来、仕事をしたくないという想いから出てきた選択のはずです。

にもかかわらず、FIREしたのに生活のために働くという意味が分からなくなってきました。

その働き方が自分のやりたいことをやる、ということであれば理解できます。

しかし、単純に生活のためのライスワークになってしまうようであれば、はたしてFIREと言えるのでしょうか?

もし週4バイトをしていたら、それはFIREではなく「多少資産のあるフリーター」としか思えません。

それに、バイトも自分がやりたい仕事とは限りません。

例えばコールセンターのバイトをやって、電話で怒鳴られ罵られるのがFIREを行く末だとしたら、あまりに悲しすぎます。

早すぎるFIREのデメリット5 将来受け取れる年金額が減る

早すぎるFIREのデメリット5つめは「将来受け取れる年金額が減る」ことです。

現在の年金の受給開始年齢は65歳です。

FIREせずに地道に定年ないし定年間近まで働き続けた人たちと40歳未満で若くしてFIREした人とでは、65歳からに受け取れる年金額に大きな開きがあります。

若くして会社から離脱するということは、将来の安定収入の大幅減を選択することです。

他の人たちはある程度の年金収入を得られ、多少の生活の足しになるでしょう。

よって老後も一定の安心感を得られます。

若くしてFIREした人たちは引き続き投資益を中心とした不安定な収入の中でやりくりを継続していかなければいけません。

はたしてどちらがよいのか、よく考える必要があります。

早すぎるFIREのデメリット6 残りの人生が長く、不確定要素が多すぎる

早すぎるFIREのデメリット6つめは「残りの人生が長く、不確定要素が多すぎる」ことです。

おそらく若くしてFIREする人たちは、それなりに将来を考え、「これくらいの資金があれば」と計算し、FIREに至ることと思います。

しかし、人生100年時代、残された時間は50年以上あると思われます。

それだけの時間があれば、社会情勢は大きく変化しても何ら不思議ではありません。

例えば、増税や社会保障の負担、物価上昇による支出の増加。

経済情勢の変化による株価の低迷。

さらに年金制度も変更される可能性があります。

いつ病気になり、介護が必要になるかも分かりません。

自分だけでなく家族に何かが起こる可能性もあります。

ただでさえ将来は不透明なのに、定期収入を失うことで、他の人より選択肢が狭まる可能性があります。

まとめ

以上『20代・30代でFIREする・FIREを目指す6つのデメリット』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

早すぎるFIREのデメリット6選

1.早い段階で成長が止まる

2.再就職が難しくなる

3.貧乏FIREを長期間に渡り続ける可能性がある

4.本来働きたくないのに、バイトなどに頼る必要がある

5.将来受け取れる年金額が減る

6.残りの人生が長く、不確定要素が多すぎる

50歳まで働いてきた身からすると、そこまで若くしてFIREしなくても良いのでは?と思ってしまいます。

むしろ、気づいたらお金が貯まっていて、この金額ならFIREできそうくらいがちょうどいい気がします。

よほどやりたいことがない限り、会社で働き続け自分を磨いた方が、金銭的に安心できるFIRE生活を手に入れられるのではないでしょうか。

以下関連記事です。

FIREしたい人々へ向けて、実際に40代で引退した方からのアドバイスです。

元三菱サラリーマンはFIRE後も順調に資金を増やしていました。サイドFIRE志向だったのが大きいようです。

ペリカンさんが年間配当約500万円も稼ぎ、働き盛りの40代後半でFIREした理由を教えてくれました。

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