【緊急】「老後2000万円問題」もはや「4000万円」と専門家が分析
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
2019年に発表された「老後2000万円問題」。
あれから5年。
当時とは状況が変わってきております。
本当に必要な老後資金は一体いくらなのでしょうか?
今回は「テレ朝news」の記事から必要な老後資金の額を探っていきたいと思います。
「バンバン上げられちゃって」1.5倍値上げも
記事では激安スーパーの現状が紹介されておりました。
社長のコメントがこちら。
「(価格が)上がってないものは、ないですよ。すべての商品が上がっていて値上げ止まらないですね」
「上がったのがコーヒー。すごくコーヒー(豆)自体も取れてない。干ばつだなんだということで。円安の問題もありますし。いろんな経費アップもありますし。バンバン上げられちゃってます」
他にもこんなコメントが。
「お米なんか、これもすごく今年高いんですけど、うちの方で特別お安く、税込みで1700円でやっている。前は税抜きで980円とか。1.5倍くらいになってる」
「あんこも上がった。やっぱり小豆の値段がすごく上がったので。100円くらい上がりました」
小売りの企業が努力したところで、原材料が高騰すれば値上げせざるを得ません。
あなたも身の回りで徐々に物価の上昇を感じ始めているでしょうか?
“老後資金2000万円”で本当に大丈夫?
物価の上昇が続き、不安を抱く人も増えているようです。
「やっぱり不安はすごくあります。将来のお金のこととか、自分が生活していけるのかなとか」
「老後に向けてですかね。よく60歳2000万みたいなことを聞きます」
気になるのは、やはり老後資金です。
改めて「老後資金は2000万円必要」とされた根拠をおさらいしておきましょう。
退職後の夫婦二人世帯で月の支出が26万4000円であるのに対し、年金などの収入が20万9000円にとどまるため、5万5000円の赤字が生じます。
この赤字が30年続いたと仮定すると1980万円となるため、老後にはおよそ2000万円必要とされたわけです。
専門家「早めに意識」「強気の目標を掲げて」
老後資金について、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏は次のように語っています。
「(Q.老後2000万円問題に変化は?)近年は円安とそれに伴っての物価の上昇というのが見られているが、仮に老後に目標2000万円あったとして、3.5%物価が上がる場合、(老後資金)2000万円も3.5%増やそうと考えたら、10年後は2800万円考えなくてはいけない。20年後には大体4000万円ぐらいをイメージしなくてはならない、ということになるわけですね」
図で表すと次のような感じです。
去年の消費者物価指数(東京都区部)は前年比で3.1%上昇したそうです。
仮に3.5%で毎年上昇し続けた場合、2000万円問題は10年後に2821万年に、20年後には2倍の4000万円になるのだと言います。
「毎年3.5%上昇し続ける」という仮定に是非はあるでしょうが、とにかく物価上昇が老後資金に大きな影響を与える可能性があるという点は理解できます。
山崎氏は最後に次のように語っています。
「自分の老後に必要な金額を考えるのが大事。ただ物価の上昇はみんなに影響するので、物価が上がると(老後資金の)準備額も増えていくことは、早めに意識しておかないといけない。できればちょっと強気の目標を掲げておかないと、気がつくと物価が上昇して、足りなくなったということもありえますね」
「強気の目標」というより「高めの目標」とはっきり言えばいいのに、と思いました。
老後資金は結局いくら必要なのか?
最後に改めて老後資金について、結局のところいくら必要なのでしょうか?
その答えは「人による」です。
収入や支出は人それぞれ異なります。
老後にどのような暮らしを志向しているのかも人それぞれ異なります。
よって、老後に必要となるお金は画一的なものではなく、各世帯ごとに異なるに決まっているのです。
つまり「老後資金は〇〇万円必要」という議論自体がナンセンス。
老後資金がいくら必要かは自分で計算するしかないのが正解です。
あとは自分で計算する際に考慮すべきことがあります。
そのうちの一つが今回の話題となった「物価上昇」です。
今の支出と20年後、40年後の支出額が同じになることはまずあり得ません。
支出額は増加している前提で計算すべきです。
もう一つ忘れてはいけないのが「医療・介護費」です。
晩年において介護の世話にならない人はいないと考えてもよいくらいです。
介護にかかる費用は一人あたり500万円から600万円とも言われます。
夫婦二人なら介護費用だけで1000万円に到達するかもしれません。
あとは収入がどれくらいあるのか。
年金と年金以外でそれぞれどれくらいあるかを考えてみましょう。
細かいところでは、イレギュラーの支出がどのくらい発生するかまで抑えられればOKです。
大切なのは自分の条件で計算をすることです。
まとめ
以上『【緊急】「老後2000万円問題」もはや「4000万円」と専門家が分析』でした。
いかがでしたか?
何も考えず安易に「老後資金は2000万円」と思っているのが大きな失敗を招きかねません。
しかも老後に気づいてからでは取り返しがつきません。
今からでも遅くはないので自分で本当に必要な老後資金を算出してみましょう。
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老後資金に悩み人たちに対し、どうしたら貯金できるかについて『JUST KEEP BUYING』的な回答です。
実は金融マンだった肉乃小路ニクヨが老後資金2000万円問題に対して5つのアドバイスをしてくれました。
老後資金がいくら必要か?という議論については、前提条件をきちんと把握した上で読まないといけません。