FIRE達成者「お金ではなく時間がある生活こそFIREの本質」と語るワケ

FIRE達成者「お金ではなく時間がある生活こそFIREの本質」と語るワケ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

煽り系メディア『幻冬舎ゴールドオンライン』に掲載されたFIREの記事です。

が、今回は煽り系のメディアらしからぬ良記事です。

別メディアで「FIRE5人衆」の一人として紹介されていた寺澤伸洋氏の記事です。

「GAFA元部長」という肩書で紹介されることが多いようです。

今回はFIREを改めて考え直すきっかけになるかもしれません。

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「FIRE」の本質とは?

ここから記事を見ていきますが、まずは冒頭の一節からなかなか良いことを言っています。

まず、「生きていくために、好きでもない仕事をする」の対義語は、「働かずに生きていく」ではなく、「好きなときに、好きなことで収入を得て生きていく」ことです。この考え方が、僕たちのFIREのベースになっています。

これは別の言い方をすると、FIREのREは「朝から晩まで拘束されている会社員人生から抜け出して、いつ何をしてお金を稼いでもいい自由人になろう」ということです。ここにおいてFIREの本質は「会社に所属しないとお金を得ることができない」という固定観念からの脱却、意識の変革なのです。

FIREとは「経済的な自立を実現させて、仕事を早期にリタイアすること」です。

そしてFIREの「経済的な自立」は資産運用が前提となっています。

これに対し寺澤氏は、あえて「好きなことで収入を得て生きていく」と再定義していることがポイントです。

会社に属せずとも収入を得られる人になろうというメッセージとも言えます。

FIREでは「タイムリッチ」を目指せ

次に現在のFIREに対する考え方にも提言をしています。

それは「お金を貯めればそれでよいのか?」という点に対してです。

FIREというと、多くの人がまだ「お金を1億円貯める、そして投資の運用益で生きていく」という概念を持っていることから、「キャッシュリッチ」になることばかりにフォーカスされがちです。しかし、高収入の人や資産を持っている人は世の中にたくさんいると思いますが、日々忙しく、自由な時間がない方が大半です。これは、「キャッシュリッチが直接的に自由で自分らしい人生に結びつくわけではない」ということを表しています。

FIRE希望者の中には「仕事が嫌」と思っている人も一定数いるはずです。

「仕事が嫌」の理由の一つは、自由な時間が無いというのがあるかもしれません。

寺澤氏はGAFAの部長として高収入を得たことで一気にFIREへ近づいたわけですが、時間に対して思うところがあるようです。

実際に、どれだけ年収が高くても、資産を持っていても、時間がない人生に幸せを感じることは一切ありませんでした。ですから、今は多くのFIREに関する記事やSNSなどで、お金を貯めることや運用をすることばかりが取り上げられていますが、「時間がある生活のほうがFIREの本質なんだ」と、気づいてもらいたいと思っています。

現代社会では時間に追われ、常に「忙しい」と感じている人が多いのではないでしょうか。

仕事を辞めることで、時間を自由に使えることがFIRE最大のメリットなのかもしれません。

FIREの「RE」は「リスタート」

そしてFIREについて、寺澤氏は改めて定義し直しています。

FIREの「RE」は「リスタート」であると。

これはFIREした人たちを見てきて、退職後に悠々自適に暮らすのではなく、自分のやりたいことで収入を得る「第二の人生」を新たにスタートさせていたからです。

確かにweb上に顔を出しているFIRE達成者を見ると、多くは自分のやりたいことで収入を得ている人が多いと感じていました。

これはあたかも転職や独立、起業と変わらないのかもしれません。

その点について寺澤氏は次のように語っています。

ただ、「それって、趣味での独立と何が違うんだ?」と思われる方もいるでしょう。この点ですが、会社以外の収入がある状態から退職をしていることも相まって、ある程度の資産に支えられた独立は、生きていくためにリスクをとってでも早く結果を出さないといけない通常の独立とは、まったく気持ちが違いました。全然焦りが生まれないのです。

資産形成に成功しておくことで、失敗に対する保障のある状態であることが重要なのでしょう。

だからこそ好きなことに打ち込めると言えそうです。

さらに次のようにも語っています。

成功したらラッキー。仮に成功しなくても、好きなことをして生きていけるのだから幸せ。会社を辞める前は、ここまでポジティブな気持ちになれるとは考えていませんでした。これが「何のストレスもなく、ゆるく自分の好きなときに好きなことをして楽しんで、それでいてその活動がお金を生み出すような、『遊ぶように生きる』自由な生き方をしよう」という考え方につながっています。

当ブログでは「FIREの目的」についてたびたび語ってきています。

単に「会社が嫌」でFIREするのではなく、「何をやりたいか」を考えましょう、と。

せっかく会社を辞めて自由な時間が生まれるのですから、その時間を有効活用しなければ損としか言いようがありません。

ぐうたら過ごすのも悪くはないでしょうが、おそらくすぐに飽きます。

何にチャレンジするかを決めてからFIREしても遅くはありません。

時間を大切にすることを念頭に置くこともFIREでは重要と言えそうです。

まとめ

以上『FIRE達成者「お金ではなく時間がある生活こそFIREの本質」と語るワケ』でした。

いかがでしたか?

FIREとは「リスタート」であり「タイムリッチ」であるという主張は共感が持てました。

「FIRE達成」という言葉に違和感を抱いていたこともあり、なおさらです。

「FIRE達成」は何も成し遂げておらず、むしろ新たな生活のスタートでしかありません。

退職後に何をして過ごすかが重要であり、ムダな時間を過ごさないようにすべきです。

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