1億円でFIREした68歳・元高収入サラリーマンが大後悔しているワケ

1億円でFIREした68歳・元高収入サラリーマンが大後悔しているワケ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

毎度おなじみ煽り系メディア「幻冬舎ゴールドオンライン」からFIREに関する記事です。

「煽り系」と言ってましたが、最近見かける記事にはそこまでの煽りは無くなったような気がします。

それにしても、先日も似たような感じの記事が掲載されておりました。

記事を書いたのは別のFPさんということで、一体どのような内容で、FIREした人に何が起きたのでしょうか?

それでは記事の中身を見ていきましょう。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ←こちらのクリックをお願いします。

Youtubeチャンネルの最新動画を公開中です!
今回の動画は『【本物の準富裕層が語る】投資メインで資産5000万円が貯まると自分に起こる変化7選』です。準富裕層に到達すると、いろいろな変化が起こると言われています。準富裕層にもタイプがあり、今回は投資をメインに資産形成し、資産5000万円を築いた人に起こる変化をまとめてみました。投資メインなだけに、より大きな資産を築こうとする半面、資産を減らしたくないとの想いも生じたりと、なかなか難しい段階でもあります。ぜひ参考にしてください。
また、第2弾の動画『【必見】貯金が5000万円を超えたら生じた5つの変化』も公開していますので、併せてご覧ください。
チャンネルのお気に入り登録者数が増えておりますが、まだまだ少ないです。
まだ登録していない方は、ぜhお気に入り登録をよろしくお願いします。

FIREの目的は「理想の暮らしを叶えたい」

今回の記事の主役は原沢慧さん(仮名/68歳)。

なんと53歳の時点で1億円の資産を築くことに成功しました。

元々貯蓄好きで、倹約して貯めたお金を投資に回し、資産を増やしてきたそうです。

NISAなど跡形も無い時代から地道に積み立てを続けてきたようで、素晴らしいです。

気になるのは、FIREしたのが15年前ということはリーマンショック以降。

もっと多くの資産を築いたのに、リーマンショックの暴落で資産を減らしてしまっていた可能性があります。

15年前は2009年ですから、リーマンショック後からはまだ回復途上段階だと思われます。

ちょっと引っかかるところはありますが、一旦置いておき、FIRE後の暮らしについて次のように書かれていました。

「年を取ってから時間ができてもしょうがない。少しでも早く会社員生活から解放されて、自由になりたい」と、子供達が独立したことをきっかけに、会社を辞めました。

それからは、趣味のスキー三昧の暮らしを望み、降雪量の多い地域に引っ越し。冬は毎日スキー、夏は登山に明け暮れ、それまでに投資してきた資産から得られる収入で生活していました。新居の近所には冬場には毎日のようにスキー、スノーボードが好きな客が集う飲食店もあり、原沢さんは毎日通いつめました。大好きなスキーを楽しみながら同じ趣味の仲間達と楽しく語り合える、まさに原沢さんにとって、理想的な環境です。

なんと原沢さん、FIRE後に私が否定している地方移住もおこなった模様です。

本人と家族が毎日楽しく過ごせているのであれば何ら問題ないのでしょうが、現在では「大後悔している」とのことです。

一体何が起きたのでしょうか?

FIRE後、65歳の頃には資産が6000万円まで減少

きっかけになったのは「資産の減少」でした。

原沢さんの資産は、リタイアした際には1億円以上あったのですが、65歳時点で6000万円に減少していました。

雪の多い地域へ引っ越すのに際して家を買ったのでしょうし、その後10年以上遊んで暮らしたわけですから、4000万円くらい資産が減るのも仕方ないように思います。

ただ、資産はまだ6000万円もあります。

しかも、65歳からは年金を受け取れるわけですから、生活としてはラクになっていくはずです。

しかし、原沢さんはそう思えなかったようです。

このままでは自分の資産が尽きてしまうのではないかと不安に駆られました。

そして、辿り着いた答えは投資スタイルを変更し、よりハイリスクに短期投資へ、さらに信用取引にも手を出すことでした。

結果は、3年で2000万円の資産を減らすことになる大失敗でした。

残りの資産は4000万円。

残りの人生においてかかる費用は、いくらでもあります。

自宅の維持費や修繕に掛かる費用、介護資金などなど。

15年前の自分の判断が間違っていたのではないかと大後悔していたのでした。

FIRE失敗の根本原因は何か?

記事では「FIRE失敗」の原因を探り始めるわけですが、私から言わせたらまだ失敗はしていません。

「失敗」という結論を出すのが早すぎます。

まだ資産は4000万円もあるのですから。

それに、この記事の狙いとしては「FIRE後にリスクの高い運用に切り替えたこと」をFIRE失敗の原因にしたいのでしょう。

しかし、資産が4000万円に減少したことを「FIRE失敗」と捉えているのだとしたら、本当の失敗の原因は「資金計画の乏しさ」のほうにあるように思いました。

FIRE生活に入り、自分のやりたいことをやる中で、徐々に資産を減らしていくのは悪い事ではないと思っています。

ただし、資産の減らし方には注意が必要だと思っています。

原沢さんは65歳時点でいくら残しておこう、とか考えていなかったのでしょう。

資産が減ってから不安になってきて、焦ってリスクの高い投資に手を出してしまったのです。

FIREする前に考えるべきこと

私も50歳になり、いよいよリタイアが現実的になってきました。

記事に掲載されていた離職率は以下のとおりです。

男性女性
50~54歳5.6%10.2%
55~59歳7.9%9.1%

データ的には1割に満たない人が50代で退職しているようです。

50代で退職した人たちは、年金受け取りまで資産は維持できているのでしょうか?

FIRE前に考えておきたいのは、年金受け取りまでに資産をいくら残しておくか。

そして、年金受け取り開始後の収支は単月でプラスになるのかどうかの計算もしておくべきです。

プラスになるなら資産は減らないですし、マイナスになるなら資産は減る。

マイナスになる場合は、何歳で資産が枯渇するのかも計算する。

その際は、介護にかかる費用が残るかどうかも重要です。

余裕があるなら、繰下げ受給で年金を増やすことも検討してみるとよいでしょう。

まとめ

以上『1億円でFIREした68歳・元高収入サラリーマンが大後悔しているワケ』でした。

いかがでしたか?

資産が減ってもリスクの高い投資に手を出さないようにしなければいけません。

しかし、それ以上に資産を減らさないよう支出管理を行うほうが重要だと思います。

そして、資産が将来どうなるかの計算をしておきましょう。

徹底した支出管理は資産形成時だけでは足りず、むしろFIREしてからのほうが重要なのです。

以下関連記事です。

早期リタイアを焦らず、もう少し働き続けることで得られるものもあります。

実際にFIREした人が「FIREなんて辞めておけ!」と語っています。一体なぜでしょうか?

「お金持ちになれる人は若い頃から違う」とFIRE達成者も断言しています。

Youtubeチャンネルの最新動画を公開中です!
今回の動画は『【本物の準富裕層が語る】投資メインで資産5000万円が貯まると自分に起こる変化7選』です。準富裕層に到達すると、いろいろな変化が起こると言われています。準富裕層にもタイプがあり、今回は投資をメインに資産形成し、資産5000万円を築いた人に起こる変化をまとめてみました。投資メインなだけに、より大きな資産を築こうとする半面、資産を減らしたくないとの想いも生じたりと、なかなか難しい段階でもあります。ぜひ参考にしてください。
また、第2弾の動画『【必見】貯金が5000万円を超えたら生じた5つの変化』も公開していますので、併せてご覧ください。
チャンネルのお気に入り登録者数が増えておりますが、まだまだ少ないです。
まだ登録していない方は、ぜhお気に入り登録をよろしくお願いします。

スポンサーリンク