【物価上昇の真実】5年前の貯金簿を見て、支出額に愕然とした話
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
日本銀行が「生活意識に関するアンケート調査」の結果を公表しました。
物価が悪い方向へ進んでいると感じている人が増えているようです。
これが各所でとりあげられていましたので、私も物価について気づいたことをお話ししておこうと思いました。
まずは調査結果から見ていくことにしましょう。
物価が1年前より「かなり上がった」が69.2%
日本銀行が実施した「生活意識に関するアンケート調査」は今回でちょうど100回目。
結構な回数を重ねていますが、よく知りませんでした。
今回メインで取り上げる物価以外に景気や、物価、支出についてなどいろいろな質問をしており、非常に興味深いです。
まずは物価についてで、現在を1年前を比べるとどうかという質問の結果です。
「かなり上がった」と回答した人が69.2%、「少し上がった」と回答した人が25.9%でした。
よって「上がった」と感じている人が合計で95.1%もいることが分かりました。
この物価上昇の質問について比較可能な2006年9月以来、過去最高となったそうです。
食料品や日用品の値上げが相次ぎましたので、物価が上昇したと実感した人が多かったと推測されます。
物価は1年後に上昇していると考えている人が85.7%
次は物価が1年後はどうなっているかという質問です。
一般の人は未来の物価をどう予想しているのかです。
調査結果はこちら。
「かなり上がる」と回答した人は31.1%、「少し上がる」と回答した人は54.6%でした。
よって、「上がる」と回答した人の合計は85.7%となり、ほとんどの人は今後も物価は上昇すると予想していることが分かりました。
まあ、それはそうですよね。
これだけ続いた物価上昇が1年後にビタッと止まっているとは到底思えません。
自然な感覚だと思います。
世の中の収入は全然上がっていない
今回の調査の中で個人的に興味深かったのが「収入」に関してです。
収入も1年前と比較してどうか、1年後はどうなっているかを聞いています。
調査結果はこちら。
まず、現在の収入を1年前と比べると「変わらない」と回答した人が51.8%でした。
この「変わらない」の捉え方は微妙だと思います。
額面なのか、手取りなのか。
増えていても、生活している中で増えていると感じられない人は「変わらない」と回答しているのではないか、といった疑問が生じます。
もし本当に「変わらない」人が半数いるのだとしたら、物価が上昇すれば自ずと生活は苦しくなります。
2019年と2024年の食費を比較してみた
実を言うと、私は物価上昇に関してピンと来ていませんでした。
そこで2019年と2024年の貯金簿から食費を抜き出し、比較してみたのが次の表です。
年間 | 1ヶ月平均 | |
2019年 | 399,081円 | 33,257円 |
2024年 | 458,449円 | 38,204円 |
差異 | 59,368円 | 4,947円 |
なんと、この5年間で食費は約6万円、1ヶ月あたり約5千円も上昇していたのでした。
私の中で食費は「だいたい月3万円台で収まっている」という感覚がずっと続いていました。
この数字を見ると確かに3万円台ではありますが、まさかここまで上昇していたとは実際に今回集計してみるまで全く気付いていませんでした。
ずっと3万円台だったため、物価はあまり上昇している感覚が無かったのですが、ここまで上昇していたのは驚きです。
月5千円も食費が増えていたとは。
私の感覚も鈍すぎて大問題です(苦笑)。
どうやって支出を減らすのか?
ちなみに、今回の調査にも当然支出の結果も出ておりました。
現在の支出を1年前と比べると増えたと感じている人が59.1%で、約6割に達していました。
やはり生活の実感として、支出も増えていたのでしょう。
ただ、問題なのは1年後のほうです。
1年後の支出を「減らす」と回答した人が43.2%、「変えない」と回答した人が45.5%いました。
物価は上昇すると予想しています。
では、どうやって支出を変えない・減らすのでしょうか?
安いもので代替しますか?
それとも何かの支出をまるっと削りますか?
何か悲しい未来しか待っていないように思えてきます。
物価上昇は受け入れざるを得ないでしょう。
支出は増やさざるを得ないとすれば、収入を増やしに行くしかありません。
投資を始める人が増えているのは、このような事情もあると思われます。
まとめ
以上『【物価上昇の真実】5年前の貯金簿を見て、支出額に愕然とした話』でした。
いかがでしたか?
自分のデータを把握して、物価上昇を自分事としてようやく捉えることができました。
私自身も多少気を付けなければいけないようです。
食費を始めとする最低限の支出は増加せざるを得ないと思います。
よって、不要な支出をできるだけ減らす、娯楽を多少抑えるといった方法で1年前と支出を変えないよう心掛けるしかないと感じています。
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