貯金が下手な人ほど「お金のプロ」の記事は信じないほうが良い理由

貯金が下手な人ほど「お金のプロ」の記事は信じないほうが良い理由

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

久しぶりにひどいと思った記事を見かけたのでご紹介します。

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今回の動画は『40代からでもまだ間に合う!貯金がドンドン増える行動&習慣7選』です。40歳を超えて、貯金が少ないと感じている人は多いかもしれません。 しかし、諦めるのはまだ早いです。 私は6000万円を超える資産のうち、3000万円以上を40代の10年間で貯めることに成功しました。 そこで今回は今からでもまだ貯金を増やせる方法をご紹介していきます。 誰にでも取り組め、再現性もある方法です。 貯金が少ない、貯金が苦手という方はぜひ参考にしてみてください。
また、『【本物の準富裕層が語る】「金融資産5000万円は勝ち組」は真っ赤なウソ』も公開していますので、併せてご覧ください。
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貯金が苦手な人は「へそくり」すらできない

まずは冒頭の一節から。

効果的に貯蓄を増やすにはどうすればいいのか。ファイナンシャルプランナーの山口京子さんは「つい使いすぎてしまう人はお金を3つに分けるといい。面倒な口座管理は必要なく、お金がどんどん貯まる」という――。

まずこの段階で意味が分かりません。

「つい使い過ぎてしまう人」はお金を貯めようとしていません。

だからお金を3つに分けるという行動に至らないはずです。

さらに分けた後の使い道がこちら。

3つに分けたお金を、便宜上、「使う」へそくり、「貯める」へそくり、「増やす」へそくりと呼んでおきましょう。使うへそくりは普通預金口座に、貯めるへそくりは定期預金口座に、そして増やすへそくりは世界中の株に投資します。

使う分のお金は消えていくわけですから「へそくり」でもなんでもありません。

「貯めるへそくり」は貯金のこと、「増やすへそくり」は投資のことで、これらを「へそくり」と表現する意味が分かりません。

貯金できない理由は人それぞれ

貯金できない人はたくさんいますが、理由は人それぞれです。

ざっくり2つに分けるとすれば「お金を使い過ぎる」と「本当に収入が少なすぎる」に分けられるでしょうか。

「本当に収入が少なすぎる」人はいろいろな理由から労働に関して問題を抱えていると思われ、貯金に関するテクニック論より就業相談・転職相談をしてあげなければいけない人たちになるでしょう。

一方「お金を使い過ぎる」人はこれもまた難しいところがあり、お金の使い過ぎの意識がある人とない人に分かれます。

個々に有する「普通」「当たり前」といった基準によるところが大きいです。

FPさんが書く家計相談・診断の記事でよく見かけますが、「この費目にこんなに額を使うか?」と目が点になることがあるのは、まさに個々の当たり前の違いが理由です。

その人にとってお金の使い方として間違っていないと思っている結果が他人からするとものすごい違和感になります。

さらに人によってお金をかけるポイントも違います。

食、人付き合い、ファッション、美容、趣味、子育て・教育、家、車などなど。

一般的な家計から見てこの費目の支出が多いからと指摘されても、こだわりが強ければそう簡単に支出を抑えられるものでもないでしょう。

貯金したいのであればアドバイスを聞くかもしれませんが、指摘されても引かない人も多いような気もします。

だから「3つのへそくりを作れ」と言われて、「はい、分かりました」とはならないはずです。

どの支出を削ってその資金を捻出するかは大きな問題として立ちはだかることになるでしょう。

ファイナンシャルプランナーは「お金関連の知識を持った人」であり「お金を増やした実績」はない

そもそもファイナンシャルプランナーとはどのような資格なのでしょうか?

公式ホームページには以下のように紹介されています。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/

あくまでお金に関する幅広い知識を有している人であって、実際にお金をたくさん貯めて、増やした実績のある人ではありません。

おそらく私より資産を保有していないFPはたくさんいるはずです。

さらに、人には指摘できるけど、自分では貯金できないタイプのFPだっているはずです。

投資に関しても怪しいです。

自分で投資が上手くいってないFPや、そもそも投資をしてないFPだっているはずです。

制度面の話なら参考になる点は多いかと思います。

お金に関する制度も毎年のように改正されますから、自分一人で網羅するのは大変です。

その点ではFPさんが発信してくれた情報を入手して自分の知識もアップデートしていけばいいので、自分ですべて調べる必要はなくなります。

参考にするポイントはちょっと考えなければいけないでしょう。

お金の話はFPより実績ある人の個人ブログやYoutubeチャンネルのほうが参考になる

お金を貯めるのが苦手な人は、経験談から語っている個人ブログやYoutubeのほうが参考になると思います。

実際に成功した体験から語ってくれているので、真似するだけで上手くいく可能性があります。

あとは自分に合うか合わないかです。

その人にとっては成功した方法が必ずしも自分に合うとは限りません。

だからいろいろ試す必要はあるでしょう。

投資に関してはなおさらです。

より専門的な知識が問われますので、「浅く広く」知識を有するFPより、投資を趣味とした経験ある詳しい人たちの話を聞いている方が参考になることが多いです。

もちろんFPさんのすべての記事を信じるなと言うつもりはありません。

例えばスポーツのコーチには実績のない人でも有能な人は多く存在しています。

ですから大事なのは「いかに情報を拾い、活用するか」です。

お金に関する記事は毎日のようにどこかで発信されていますが、記事の質は玉石混交です。

その記事をどのように取捨選択するかが大事になっているのです。

まとめ

以上『貯金が下手な人ほど「お金のプロ」の記事は信じないほうが良い理由』でした。

いかがでしたか?

FPさんの記事は当たり外れが大きく、ここ最近は参考になる記事が減ってきているように感じます。

いろいろなメディアで掲載される記事を信じるのも難しくなっています。

記事を一つ見かけたら、本当なのか調べてみる必要がある状態になっています。

情報過多と言われる時代ですから、情報を受け取る側も真偽を確かめながら受け取ることが望まれます。

一方で私自身は情報を発信する側にも立っているわけで、自分自身の記事にも責任を持たねばと改めて気を引き締めた次第です。

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Posted by いわい