資産5000万円に到達して分かった準富裕層にまつわるお金のウソ7選

資産5000万円に到達して分かった準富裕層にまつわるお金の嘘7選

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

金融資産5000万円以上1億円未満の人を「準富裕層」と呼びます。

1億円を目指す人にとっては中間目標でしょうし、5000万円を大目標に掲げる人もいるかもしれません。

そして、資産5000万円ともなると、かなりのお金を持っているとのイメージを抱く人がいるかもしれません。

しかし、実際にこのラインに到達してみると、実は世間の人たちは多くの誤解を抱いていたり、ものによっては嘘が潜んでいるのではないかと気づきました。

そこで今回は、私自身が資産5000万円に到達して実感した「お金の嘘」を7つご紹介します。

これから資産5000万円を目指す人はぜひ参考にしてください。

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今回のテーマは『【9割の人が知らない】資産5000万円が持つ本当の価値6選』です。 私は47歳で資産5000万円を達成して以来、5000万円以上の資産を保有する状態が当たり前になっています。 しかし、改めて考えたとき、5000万円以上を保有することは実はすごいことであると気づきました。 そこで今回は資産5,000万円がもたらす本当の価値を6つ紹介し、解説します。
また、『【9割の人が知らない】5000万円を貯めた人が陥る資産形成の罠7選』も公開しています。資産が増えることは良いことばかりではありません。時に悪い方向に進んでしまう恐れがあることに気づきました。多くの人にあまり知られていない、資産形成で陥る罠についてご紹介しています。直近で非常に多くの高評価を得た動画となっておりますので、併せてご覧ください。
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1.「準富裕層は年収が高ければ誰でもなれる」

準富裕層にまつわるお金の嘘1つ目は「準富裕層は年収が高ければ誰でもなれる」です。

「大きな資産を築くには高年収が必須である」と思っている人は多いのではないでしょうか。

確かに高年収は資産形成において有利に働きます。

しかし、年収が高ければ誰でも準富裕層以上になれるかと問われれば、それは大きな誤解と言わざるを得ません。

年収が非常に高くても、なかなか資産が貯まらない人はたくさんいます。

その理由は、支出をコントロールできていないからです。

いくら収入が多くても、それ以上に支出が膨らんでしまえば、お金が手元に残りません。

例えば、豪邸に住んで、高級車に乗り、毎晩のように豪華な外食を重ねる。

このような生活を送っていれば、仮に年収が2000万円あったとしても、資産5000万円に到達するのは至難の業でしょう。

一方で、年収がそれほど高くなくても堅実に貯蓄を続け、賢く投資を行ってきたことで準富裕層になった人もいます。

私がまさにその中の一人です。

年収は700万円程度で平均よりやや高いですが、47歳で5000万円に到達できました。

私にとって資産5000万円を達成するためのターニングポイントとなったのは、支出を抑え、貯金を最大化したことでした。

支出が目に見えて減少して以来、私の資産形成のペースは急激に加速していきました。

高年収であることに越したことはありませんが、それはあくまで資産形成を加速させる要因の一つに過ぎないのです。

2.「準富裕層になるには投資は必須」

準富裕層にまつわるお金の嘘2つ目は「準富裕層になるには投資は必須」です。

「投資をしないと5000万円以上の資産を築けない」と思っている人がいるかもしれません。

確かに、より早く資産を増やすために投資は非常に有効な手段です。

しかし、「必須」と言い切るのは少し語弊があります。

極端な話、毎年数百万円単位で貯蓄できるような年収があれば、投資をせずとも貯蓄だけで準富裕層に到達することは可能です。

事実、私がまさに典型的な事例と言えます。

私が5000万円に到達したときの運用資産は、たったの143万円でした。

総資産に占める割合は、わずか3%足らずです。

年収が極端に高かったわけではなく、徹底した支出削減が生んだ賜物と言えます。

よって、投資を全くしていなくても5000万円くらいであれば十分到達可能なのです。

したがって、「投資が必須」というよりは、「より早く資産を増やしたいのであれば、投資は強力な選択肢である」と捉えるのが正しいでしょう。

3.「準富裕層は金融リテラシーが高い」

準富裕層にまつわるお金の嘘3つ目は「準富裕層は金融リテラシーが高い」です。

準富裕層レベルまで資産を増やせる人は、お金に関して非常に詳しい。

つまり、「金融リテラシーが高い」と思われるかもしれません。

しかし、準富裕層だからといって、誰もが金融リテラシーが高いわけではありません。

私自身、準富裕層に到達した今でも、知らないことや学ぶべきことは山ほどあります。

もちろん、資産形成において金融リテラシーは非常に重要な要素です。

お金に関する知識がなければ、適切な投資判断はできませんし、詐欺に巻き込まれるリスクも高まります。

しかし、「資産が5000万円ある=金融リテラシーが高い」とは結び付きません。

準富裕層にもいくつかのタイプがあり、例えば親からの相続などで準富裕層になるタイプもいます。

この場合、金融リテラシーがお世辞にも高くない場合があり得ます。

また、先日野村総研が日本の資産推計結果を発表した際、注目されるポイントがありました。

近年の株式相場の上昇を受け、運用資産が急増したために富裕層となった層が一定数存在しており、彼らを「いつの間にか富裕層」と定義しています。

気づいたら、お金が増えてました、みたいな人たちが増えているということです。

NISA制度が始まって以来、日本でも積立投資が認知され、実際に始める人が増加しています。

この人たちが地道に投資を続けていれば、いずれ準富裕層に到達するときが訪れるでしょう。

しかし、積立投資はほぼ貯蓄とやることは変わらず、個別株投資と比較すれば極めて単純な仕組みです。

そのため、投資に関するリテラシーが高くなるとは言いづらいですし、人によってはほとんど高まらないでしょう。

準富裕層は平均で見れば、それ以下の人たちと比較して金融リテラシーが高いかもしれませんが、ものすごく高いわけでもない、低いままの人もいるということです。

また、金融リテラシーは投資だけでなく、税金、保険、年金、不動産など、幅広い分野にわたる知識を指します。

準富裕層だからといって、これらすべての分野に精通しているわけではないのです。

4.「準富裕層はお金の不安がない」

準富裕層にまつわるお金の嘘4つ目は「準富裕層はお金の不安がない」です。

「5000万円も貯めれば、お金の不安から解放される」

もしかしたらこのように思う人がいるかもしれません。

しかし、残念ながらこれは「嘘」と言わざるを得ません。

私自身、準富裕層になった今でも、お金に関する不安は常に付きまとっています。

例えば、インフレによる資産価値の目減りは将来の資産に対する大きな不安となっています。

投資をしていれば、常に資産が減るリスクと隣り合わせです。

「5000万円を減らしたくない」との想いが生じ、資産を守るためにもっとよい投資方法があるのではないかと考え、実際にポートフォリオを変更する人もいます。

「5000万円では残りの人生でまだまだ足りないのでは?」との想いが生じ、さらなる資産形成に励む人も多々います。

よって、準富裕層になったからといって、お金に関する心配がゼロになるわけではありません。

むしろ、資産を守り、増やしていく責任や、より良い使い道を考えるという新たな種類の不安が生まれると言ってもいいでしょう。

もちろん、日々の生活費に困るような切迫した心配は減るかもしれません。

しかし、「お金の不安から完全に解放される」というわけではないことを理解しておく必要があります。

5.「5000万円貯めればFIREできる」

準富裕層にまつわるお金の嘘5つ目は「5000万円貯めればFIREできる」です。

2018年ごろから日本でも「FIRE」というライフスタイルが大注目を集めるようになりました。

その中で「5000万円貯めればFIREできる」という情報を見かけることがあります。

しかし、これも嘘というか誤解です。

一般的に、FIREの目安として「年間支出の25倍」という「4%ルール」が言われることがあります。

これは、資産の4%を毎年取り崩していけば、理論上は資産が目減りせずに生活できるという考え方です。

仮に資産5000万円の場合、年間200万円以内で生活すればよいという計算になります。

この数字だけを見ると支出を抑えられる人なら「5000万円あればFIREできる!」と思ってしまうかもしれません。

しかし現実には、市場の変動、インフレ、予期せぬ出費、自身の嗜好の変化といったリスクが存在しています。

毎年安定して200万円以上の運用益を得られる保証はありませんし、将来的に物価が上昇し生活費も増加する可能性が高いです。

よって、5000万円でFIREできるのは、かなり質素な生活を送り、かつ市場環境が非常に恵まれた場合に限られるのではないでしょうか。

一定の労働収入を得るサイドFIREであれば、フルFIREと比較して多少現実味を帯びるかもしれません。

そもそもFIREに必要な金額は、個人の生活スタイル、将来のライフプラン、そして何歳でリタイアしたいかによって大きく異なります。

しかし、多くの人にとって5000万円ではFIREには足りない可能性が高いです。

私自身も5000万円でのセミリタイアを見送りました。

早期リタイアを本気で考えるのであれば、自分の具体的な生活費を算出し、それに基づいた現実的なFIRE目標額を設定することが不可欠です。

6.「準富裕層は老後の不安がない」

準富裕層にまつわるお金の嘘6つ目は「準富裕層は老後の不安がない」です。

5000万円という資産があれば、老後の不安はなくなる。

これもまた、多くの人が抱く誤解の一つであり、これも「嘘」と言わざるを得ません。

確かに5000万円もあれば、老後のお金に関する不安はかなり軽減されると言ってよいでしょう。

しかし、5000万円あれば不安を軽減できるのは年金があってこそです。

日々の生活費の大半を年金収入で賄うことができるため、5000万円あれば十分な余裕を持てるのです。

ただ、現在の年金制度の先行きは不透明な部分も多く、年金だけで十分な生活を送れると思っていた未来が大きく変わる可能性も否定できません。

また、老後には医療費や介護費用など、現役時代にはあまり考えなかったような高額な出費が発生する可能性も十分にあります。

要するに「老後の不安」はお金だけとは限らないのです。

よく言われるお金以外の老後の不安といえば、健康と孤独です。

この2つはお金があれば解決できるものではありません。

よって、いくらお金があったとしても老後の不安を払拭しきることはできないのです。

7.「お金があれば幸せになれる」

準富裕層にまつわるお金の嘘7つ目は「お金があれば幸せになれる」です。

最後にして最大の嘘と言うべきでしょうか。

私も準富裕層になり、ある程度の経済的な余裕ができたとはいえ、「幸せか?」と問われると回答には困ってしまうのが正直なところです。

それだけ「幸福論」は非常に難しいものがあります。

確かにお金は多くの問題を解決し、選択肢を広げてくれる強力な道具です。

欲しいものが手に入ったり、働き方の選択肢を広げてくれたり、大切な人と過ごす余裕をもたらしてくれたり、与えてくれる恩恵は計りしれません。

本当の幸せは、お金だけでは手に入るわけではありません。

健康、人間関係、仕事、趣味、社会貢献など、お金以外の多くの要素が複合的に絡み合って形成されるものです。

私自身も資産が5000万円を超えたからといって、劇的に幸福度が上がったかと言えばそうではありません。

もっと資産を増やしたいのに仕事のモチベーションはなく、苦痛の中で働き続ける姿を傍から見たら、とても幸せだとは思われないでしょう。

お金はあくまで人生を豊かにするための「手段」であり、決して「目的」ではありません。

この点を誤解してしまうと、たとえ大金を手に入れたとしても、真の幸せを掴むことはできないでしょう。

準富裕層なら誰でもなれる

ここまで、準富裕層にまつわるお金の嘘を7つ解説してきました。

多くの人が抱く「準富裕層」のイメージと、実際の姿には大きな隔たりがあることをご理解いただけたでしょうか。

しかし、これらの「嘘」を暴いたからといって、準富裕層を目指すことが無意味だと言いたいわけではありません。

なんだかんだ言っても、お金はたくさんあったほうが安心した生活を送れるのは紛れもない事実です。

そして、最後に強調したいのは「準富裕層なら誰でもなれる」ということです。

もちろん、一朝一夕で到達できるものではありません。

しかし、「収入を増やす」「支出を減らす」「投資する」の3つの要素を地道に実行し続ければ、決して夢物語でもありません。

特に「支出の減らす」ことは年収の高低にかかわらず誰でも今すぐに始められます。

そして、少額からでも良いので長期・分散・積立を基本とした投資を始めることが重要です。

私も特別な才能があったわけではありません。

地道にコツコツと継続することで、準富裕層という一つの目標を達成することができました。

早くから資産形成に着手し継続すれば、誰にでも5000万円到達のチャンスはあるのです。

まとめ

以上『資産5000万円に到達して分かった準富裕層にまつわるお金のウソ7選』でした。

いかがでしたか?

最後にまとめです。

資産5000万円に到達して分かった準富裕層にまつわるお金のウソ7選

1,「準富裕層は年収が高ければ誰でもなれる」
2.「準富裕層になるには投資は必須」
3.「準富裕層は金融リテラシーが高い」
4.「準富裕層はお金の不安がない」
5.「5000万円貯めればFIREできる」
6.「準富裕層は老後の不安がない」
7.「お金があれば幸せになれる」

資産5000万円に到達して分かったことは「お金にまつわる嘘」は意外と多いということです。

「高年収でなくてもなれる」「金融リテラシーだけが全てではない」「お金が増えても不安や悩みは消えない」というがリアルな実感です。

お金は人生を豊かにするための大切な道具ですが、それだけで「自由」「幸せ」「安心」が手に入るわけではありません。

むしろ「お金とどう向き合い、どんな人生を送りたいか」を考え続けることが資産形成の本質なのです。

この記事を読んで、あなたのお金に対する誤解が少しでも解けていたら幸いです。

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今回のテーマは『【9割の人が知らない】資産5000万円が持つ本当の価値6選』です。 私は47歳で資産5000万円を達成して以来、5000万円以上の資産を保有する状態が当たり前になっています。 しかし、改めて考えたとき、5000万円以上を保有することは実はすごいことであると気づきました。 そこで今回は資産5,000万円がもたらす本当の価値を6つ紹介し、解説します。
また、『【9割の人が知らない】5000万円を貯めた人が陥る資産形成の罠7選』も公開しています。資産が増えることは良いことばかりではありません。時に悪い方向に進んでしまう恐れがあることに気づきました。多くの人にあまり知られていない、資産形成で陥る罠についてご紹介しています。直近で非常に多くの高評価を得た動画となっておりますので、併せてご覧ください。
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