金融資産が6000万円を超えてもお金の不安が消えない本当の理由7選
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
金融資産が5000万円を超えて以降も順調に資産は増加し、気づけば6700万円まで到達しました。
株価の暴落や会社の倒産などのアクシデントが起こらない限り、1年以内に7000万円到達が確実な情勢となってきました。
しかし、この期に及んでまだお金の不安を払拭できずにいます。
もちろん、もっと資産が少なかった頃に比べればお金の不安は小さくなりましたが、完全に払拭するには至っていません。
そこで今回は、未だにお金の不安を抱える理由を考え、その不安を和らげるにはどうすればよいかを考えていきます。
お金の不安に困っている方はぜひ参考にしてください。
それでは早速いってみましょう。
「不安」とは何か?
そもそも「不安」とは何かを改めて調べておきましょう。
「不安」とは、対象や根拠がはっきりしないままに漠然とした恐れを抱くことです。
ここでポイントとなるのは、「対象や根拠がはっきしりしない」という点です。
やはり、未知のものに対して恐れを抱くのはやむを得ないこととも言えます。
例えば、老後は一体どうなるのか分からないために、老後のお金に対して過剰に反応してしまっていることが想像されます。
そもそも、起きてもいないことに対してマイナスの幻想を抱いているのが「不安」です。
だとすれば、「安心」も「プラスの幻想」にすぎません。
ということは、「不安」も「安心」も起きていないことに対しての捉え方次第です。
「ヤバいかも」と思えば不安ですし、「大丈夫」と思えば安心です。
要するに、「自分の心次第」というのが不安解消の答えにつながっていくのです。
「お金の不安」の主な原因
まずは日本における「お金の不安」の主な原因を挙げておきます。
「お金の不安」の原因1つ目は何と言っても「老後の生活資金」です。
「老後2000万円問題」が2019年に提唱されて以来、日本国民全体の関心事になったと言ってよいかもしれません。
老後資金は、私たちの老後を左右する大問題となりつつあります。
今や年金だけでは十分な老後生活を送れないのではないかという不安は多くの人々に共通しています。
背景には、年金制度に対する不信感、金融リテラシーの不足、そしてこの後に触れるインフレが追い打ちをかけ始めていると思われます。
「お金の不安」の原因2つ目は「インフレによる生活費の増大」です。
近年のインフレ圧力は、日本の世帯の家計を直接的に圧迫しています。
私自身も最近、過去の支出と直近の支出を比較してみたのですが、やはり支出は増加しており、大変驚きました。
不安の根幹にあるのは、物価上昇そのものというより賃金の上昇が物価上昇に追いついていないことでしょう。
また、社会保険の負担も増大しているため、実質所得が停滞または減少していることが核心的な原因と思われます。
問題なのは、多くの人が老後資金に関することを何も調べておらず、ただ何となく不安を感じている人が非常に多いのです。
「お金の不安」の原因3つ目は「資産を準備できるか分からない」ことです。
まだ若い年齢であれば結婚、子育て、住居などの将来発生するであろう大きめの支出に対し、本当に用意できるのかという不安があるでしょう。
また、年齢が上がるにつれ、医療費に対する不安や老後資金に対する不安が強まってきます。
しかし、先ほど触れましたが、賃金停滞・物価上昇・社会保険の負担増などが重なり、実質所得は伸び悩んでいます。
そのため、貯蓄ができない、資産が少ないといった不安を生じさせる原因となっています。
また、SNS隆盛の現代においては、他人の資産状況を目にする機会が以前と比較して増えているのではないかと思われます。
SNSで情報を発信する人は、得てして資産の多い人のほうが多いでしょうから、比較して見ると劣等感を感じる人も多いかもしれません。
他の人と比較して資産が少ないことに気づき、自分にそれだけの資産を準備できるか自信が無く、不安に陥ることでしょう。
「お金の不安」の原因4つ目は「老後のお金が分からない」ことです。
多くの人は「老後のお金が不安」と言いながらも、実は対策を何もやっていません。
例えば、老後の生活費がどのくらいかかりそうか、自分で調べていません。
何なら、今の生活費さえ把握していません。
老後の年金額がどれくらいになりそうか、「ねんきんネット」で調べればよいのに、自分で調べていません。
また、年金制度に対する不安から、年金はもらえなくなると思っている人も少なからずいるようです。
私が抱える「お金の不安が消えない本当の理由7選」
ここまで世間一般的に考えられる「お金の不安」を見てきました。
では、私の場合はどのような不安を抱えているのでしょうか?
多くの人と共通していたり、特殊な事情もあったりします。
順番に見ていきましょう。
1.過度な心配性
私の「お金の不安」の1つ目は「過度な心配性」です。
まず、具体的なお金の不安の前に、大前提として心配性である点は無視できません。
とにかく、いろいろなことが気になってしまうタイプです。
財布をズボンの後ろポケットに入れる人が信じられません。
口の閉まらないトートバッグを持って出かける人が信じられません。
正直なところ、お金がいくらあっても不安は払拭できないのではないかと思います。
よほどの高額な資産を築けない限り、一生無理なのではないかとさえ思います。
2.会社の経営状態があまりよくない
私の「お金の不安」の2つ目は「会社の経営状態があまりよくない」です。
まず、私の根底にある目標として「早期リタイア」があります。
早くに仕事を引退して、のんびり過ごしたい、というのが長年の目標です。
余裕をもったリタイア生活を送るために、資産を多めに築いておきたいと考えているわけです。
しかし、会社の経営状態は決して良いとは言えません。
長年お付き合いのあった大口顧客を立て続けに失い、その後も苦しい状況を改善できずにいます。
そのため、いつまで現在の収入を維持できるか不透明な状況に陥っているのです。
3.仕事のモチベーションが無い
私の「お金の不安」の3つ目は「仕事のモチベーションが無い」ことです。
先ほど挙げたとおり、私の最近の資産形成は「早期リタイア」が目標になっています。
安心したリタイア生活を送るために、もう少し資産を上積みしておきたいのが本音です。
しかし、もはや仕事のモチベーションがゼロに近づきつつあります。
少なくとも、今の仕事を今のまま3年も継続できるか、正直なところ自信がありません。
クライアント・会社双方に迷惑をかけかねないですから、それは私も本意ではありません。
かといって、今の年齢から転職できるほど現実は甘くないことも知っています。
そのため、にっちもさっちもいかない状況に追い詰められています。
4.まだ終の住処を確保できていない
私の「お金の不安」の4つ目は「まだ終の住処を確保できていない」ことです。
私は、住宅に関して特にこだわりがなく、ここまで賃貸で暮らしてきました。
また、現在の職場がある東京近郊で住宅を購入してしまうと、将来の地元へ帰るプランが実現不可能となることもあり、住宅購入を控えてきたという背景もあります。
よって、これから持ち家を手に入れようと考えており、老後の資金計画を大きく左右することになります。
選択肢の一つは、安い中古一戸建てか中古マンションを購入すること。
もう一つは、相続です。
中古物件の購入は一気に資産額が減少します。
一方の相続は、資産額の減少は小さく抑えられますが、いつ相続できるかが不透明です。
この両プランさえ計画通りに実行できるか分かりませんから、私は老後にどのような生活を送っているのか、いまだに想像ができません。
5.年金の不透明性
私の「お金の不安」の5つ目は「年金の不透明性」です。
老後の収入の柱は、まちがいなく年金です。
早期リタイア志向の強い私にとって、老後も働き続ける選択肢はありません。
もし私にとって都合の良い仕事があれば、週2日程度なら働いてよいと考えています。
これはお金のためではなく、健康面を考慮してのものです。
老後の生活を考えると「きょうよう・きょういく」と呼ばれる、今日こなす用事や今日行くところがあるのは大切です。
また、仕事のために外出するなど体を動かし、適度な緊張感を保つことは肉体面・精神面の急激な衰えを防ぐことが期待できます。
さて、本題の年金に話を戻します。
年金制度は、今後も制度が維持されるか不透明な状況です。
制度自体が破綻することはないでしょうが、年金の額については疑問を抱かざるを得ません。
これまで幾度となく制度変更が行われてきており、今後も制度変更があると考えておくべきでしょう。
年金額の上昇率が物価の上昇率に追いつけるはずもなく、どの程度の生活費をカバーできるかは不安でしかありません。
繰上げ受給・繰下げ受給を選択できますが、どうすべきかは直前期の社会保険制度がどのようになっているかを総合的に見て判断する必要があります。
6.株価暴落の危険性
私の「お金の不安」の6つ目は「株価暴落の危険性」です。
コロナ禍以降に投資を始めた人たちにとって、まだ本格的な暴落は未知の恐怖なはずです。
いや、多少大きめの株価下落しか経験していないため、暴落に対し恐怖心さえ抱いていない人が多いのかもしれません。
一方の私にとって、暴落は恐怖でしかありません。
恐怖ポイントは、「暴落のタイミング」です。
まだまだ若い方ならば、暴落後にも積立投資を継続し、株価の回復を待つ余裕はあります。
しかし、51歳ともなると、暴落のタイミング次第では、取り返しのつかないダメージを受ける可能性があります。
すでに年金の受取を開始していれば、おそらく追加投資もままならないことでしょう。
よって、暴落後に当初想定と同じように資産を取り崩していけば、当初想定よりはるかに早く資産が枯渇することになります。
7.医療費・介護費が全く読めない
私の「お金の不安」の7つ目は「医療費・介護費が全く読めない」ことです。
医療費・介護費も老後資金の持ちこたえる期間を大きく左右する要因です。
医療費と介護費を合わせて1000万円用意していれば足りるかもしれません。
しかし、平均と実際は異なります。
資産形成の際に「平均」はアテにならないことを再三話してきました。
私にはどのような老後生活が待ち受けているか?
どのタイミングでどのような病気・症状になるのか?
そして、私の未来の医療費・介護費がどれくらいの金額になるのかは神のみぞ知ることです。
こればかりはどうすることもできず、読みようがありません。
お金の不安を極力緩和する方法
では、これだけ抱えている「お金の不安」を無くすにはどうすればよいでしょうか?
実際のところ、私の場合、不安を完全に払拭するのは難しいと思っています。
根底にあるのは心配性であり、不安を消し去るのは不可能でしょう。
では「お金の不安」を少しでも緩和するために何をすればよいかと言えば、漠然とした不安の正体を明らかにし、具体的な行動によってコントロールすることです。
まずは冷静に老後にかかる費用を計算してみることからです。
漠然とした不安の正体は「老後のお金が足りるかどうか」である可能性が高いです。
そのため、老後にどれだけお金がかかるかのシミュレーションを立てておく必要があります。
どれだけのお金が必要かがある程度イメージできれば、その額を超える金額を保有できれば、不安を緩和できる可能性があります。
ポイントになるのは受け取れる年金額です。
年金額は今後どうなるか分かりませんが、現時点の制度を想定して「ねんきんネット」でシミュレーションを作成するのが最も正確と言えます。
物価上昇は2%を想定し、毎年の支出が増加しながら、何歳まで資産を保有し続けられるかを計算します。
現状の計算だと96歳で資産が枯渇する計算です。
さすがに96歳までは生きていないとは思いますが。
遺産を相続すれば、金額次第ではありますが100歳以上まで生きられる計算になります。
次にできることは、とにかく続けられるまで働き続け、資産を増やしておくことです。
新NISAの限度額である1800万円を埋められるまで耐えて、働き続けられれば最高です。
老後に資産を維持する上で、非常に有利な状況になると思います。
あとはそもそもの話、私のような資産を保有している人間が老後の生活を支え切れなければ、もはや日本という国自体の問題だと思います。
「俺がダメなら、みんなダメ」だと思えば、人生はもっと気楽になるかもしれません。
あと、早期リタイアせずに働き続ければ、多くの不安は解消できそうな気がしますが、この選択肢は避けたいです。
まとめ
以上『金融資産が6000万円を超えてもお金の不安が消えない本当の理由7選』でした。
いかがでしたか?
最後にまとめです。
1.過度な心配性
2.会社の経営状態があまりよくない
3.仕事のモチベーションが無い
4.まだ終の住処を確保できていない
5.年金の不透明性
6.株価暴落の危険性
7.医療費・介護費が全く読めない
金融資産が6000万円以上あっても、なお「お金の不安」が消えないのは、私が抱える不安が一見すると具体的なものに見えて、実のところ漠然とした恐れだからです。
年金やインフレ、株価暴落、そして個人的な「過度な心配性」といった未知のリスクに対し、心の制御が追いついていない状態だと言えます。
しかし、不安も安心も「起きていないことへの捉え方次第」の「幻想」です。
この不安を解消する鍵は「漠然とした不安の正体を明らかにし、具体的な行動によってコントロール感を取り戻す」ことにあります。
まずは老後に必要な費用を計算し、「足りる」ラインを明確にイメージしましょう。
そのうえで、「もし自分がダメなら、この国全体の問題だ」と、良い意味で開き直ることも大切です。
資産を築くのが自分次第であるのと同じように、未来への安心感も自ら切り開いていかなければいけないのです。
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