定年後に地方移住した60代両親を半年後に陥れた「信じがたい光景」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
コロナ禍以降、東京圏在住者の地方移住への関心が高まっているようです。
しかし、単なる願望で安易に地方移住すると、その厳しい現実に跳ね返される恐れがあります。
今回は幻冬舎の「The GOLD 60」に掲載された地方移住の記事を元に、地方移住の注意点を見ていきましょう。
私はド田舎出身ですので、地方出身者ならではの視点で記事をご紹介していきます。
念願の「地方移住」を叶えた60代夫婦
今回の記事では、地方に庭付き一戸建てを購入した東京都在住だった夫婦が紹介されています。
まず「庭付き一戸建て」の表現が気になります。
地方で庭のない一戸建ては、そうそうありません。
県庁所在地の中心部とかでもない限り、狭いかもしれませんが庭はつくはずです。
私の実家のような狭い家でさえ、車庫以外にも車を4台置ける広さはありますから、いちいち「庭付き」と強調する時点で少しイラっとします(苦笑)。
移住後は、夫婦二人とも趣味を楽しみながら楽しんでいたようです。
しかし、その生活は長くは続きませんでした。
半年後、息子が目にした「信じがたい光景」
半年後、息子が家を訪れると、そこには信じがたい光景が広がっていました。
かつて両親が語っていた「自慢の庭」は、雑草で覆われていました。
家の中に入ると、さらに荒れ果てていました。
廊下は通販の段ボールがびっしり並び、冷蔵庫のなかは賞味期限切れの食品だらけ。
スーパーが近くに無く、管理が追い付いていないのでした。
さらに近所づきあいでも苦労し、地域に馴染むことができていないようでした。
父親の語った言葉が地方移住の現実のすべてを物語っています。
「酒を飲む仲間もいないし、街の中心地までは車で30分近くかかる。家の周りにコンビニもないし、不便で仕方ない」
夢だけでは暮らせない…地方移住のリアル
地方は、東京の人からすると「のんびり」していて落ち着く雰囲気があり、住みやすいとイメージされているのでしょう。
しかし、現実は全くそうではありません。
今回の記事の中でも出てきましたが、地域行事に参加はマストです。
私の地元でも住民総出で草刈りをしたりするのは当たり前。
参加しない人の家は変な目で見られたり、その家の周辺は草刈りしてもらえなかったりといったことも珍しくはありません。
田舎出身者からすると当たり前なのです。
また、自動車が生活する上で必須となる点も絶対に忘れてはならない点です。
記事内に「近くにスーパーがない」との記述がありましたが、移住する際に周辺の店舗を調べておかない時点でアウトです。
徒歩圏内にお店やコンビニ、病院などがあると思ったら大間違いです。
この時点で私からすると「地方を舐めている」としか思えません。
おそらく、地方を下に見ていたのだと思います。
地方移住で「こんなはずじゃなかった」とならないためには
そもそも、地方移住したい理由は何でしょうか?
老後に便利に暮らしたいのであれば、間違いなく東京のほうがよいです。
地方に移住するにしても、県庁所在地や各県の中核都市の中心部で、交通の便やお店・病院など利便性に優れている地域をお薦めします。
「地方」という言葉で一括りにされていますが、地方もピンキリです。
電車・バスなどが充実し、街中をタクシーが走っているような場所もあれば、私の住んでいる地域のように電車は1時間に1本というところも珍しくありません。
いや、1時間に1本あるなら、まだマシなほうかもしれません。
事前に情報収集をし尽くしておかなければ、移住後に痛い目を見ます。
さらに、過疎化が進んでいる昨今、今ある店が今後も存続しつづけるとは限らないというリスクもあります。
よって、本気で地方移住したいならば、場所選びは慎重に進めなければならないでしょう。
そのためには、「どのような老後を送りたいのか?」というライフプランがカギを握るように思います。
あと、たまに見かける虫がダメという人は地方移住など検討もしないほうがよいでしょう。
結婚している人の場合、自分だけで勝手に判断せず、配偶者とも共通理解を深めておく必要があります。
まとめ
以上『定年後に地方移住した60代両親を半年後に陥れた「信じがたい光景」』でした。
いかがでしたか?
今回の事例は、地方移住が「のんびりした暮らし」という夢だけでは続かない現実を示しています。
東京の利便性を基準にした安易な判断は、買い物や移動の不便さ、濃密な地域付き合いといった地方特有の「当たり前」に跳ね返されます。
後悔を避けるためには、「どのような老後を送りたいか」という明確なライフプランに基づき、交通、店舗、病院、そして地域コミュニティの状況を徹底的に調べ尽くすことが必須です。
「こんなはずじゃなかった」とならないよう、まずは候補地での短期滞在や地域行事への参加など、現実の生活を肌で感じる行動から始めましょう。
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