皆さん本気ですか?65歳以降も働こうと考える人が約4割いるらしい

皆さん本気ですか?65歳以降も働こうと考える人が約4割いるらしい

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

株式会社エイチームフィナジーが10代から50代の男女525名を対象におこなった「老後の資金計画と年金受給改正法」に関する意識調査の結果に関する記事です。

いくつか気になったことがあったのでご紹介していきます。

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約半数の人が受け取る予定の年金金額を「全く知らない」

まず一つめに気になったことは自分の受け取る年金の金額についてです。

「老後、自身が受け取る年金の額を把握していますか?」という質問に対しても、46.5%もの人が「全く知らない」と回答しました。

これはやむを得ない回答ではないかとも思います。

なぜなら回答者は「全国にお住まいの10代~50代の男女」だからです。

私とて「ねんきんネット」で年金受給予定額をシミュレーションしだしたのは40歳を過ぎてから。

10代・20代がどれだけの割合を占めているか分かりませんが、さすがに若い人たちに年金予定額の把握は難しいでしょう。

未来の収入も読めないでしょうから。

逆に40歳以上になってくると年金が徐々に現実のものと捉えられ始めますから、受取予定額はちゃんと把握すべきです。

老後資金を確保する工夫は約4割が「特に行っていない」

続いて老後資金についてです。

続いて、「年金のみで老後の生活費をまかなえると考えていますか?」と質問をしたところ、「年金だけではまかなえないと考えている」が76.4%と最も多い結果となりました。

一方で、「年金以外の老後資金を確保するために行っている工夫はありますか?」という質問に対しては、なんと38.7%が「特にない」と回答しました。

行われている工夫としては、「積立貯金」が35.6%と最も多く、次いで「個人年金保険への加入」が20.4%、「つみたてNISAへの加入」が17.9%と、金融商材や制度を活用している方もいるようです。

実に76%もの人が老後の生活を年金だけではまかなえないと考えていることが分かりました。

正直意外でした。

もっと楽観的は人が多いのかと考えていたからです。

一方で「年金以外の老後資金を確保するための工夫はおこなっていない」人が4割近くにのぼっており、若干の矛盾を感じるところです。

年金受給改正法を受けて、65歳以降も働こうと考える人が約4割

続いて年金についてです。

2022年4月1日に年金に関するルールが少し変更になります。

それを受けての質問ですが、長く働きたいと考えている人が4割にものぼることが分かりました。

2022年4月1日以降、年金受給開始上限年齢が繰り上げになるのに伴い、もらい始めの年齢を後にすればするほど月々の給付金額は上がります。

また、65歳以降も厚生年金に入って働く選択をした場合、毎年の年金増額が見える化される(在職改定制度)などインフラの整備も予定されています。

そこで、「今回の年金受給改正法を受けて、65歳以降も働こうと思いましたか?」と質問したところ、「はい」と回答した人が40.6%と最も多い結果となりました。

65歳以上になっても本気で働きたいのでしょうか?

確かに4割ですから働きたいと思っている人は少数派です。

少数派ですが4割は多いというのが個人的な感想です。

ちなみに老後資金確保の工夫を行っていない人の割合と近い数字になったのは偶然でしょうか?

私はお金のためなら65歳以降に働くのは絶対に嫌です。

ただし、認知症対策的な意味合いで、一定の緊張感を自分に与えることと他人との会話の機会を残す目的での労働については以前と比べるとほんの少し前向きに捉えています。

年金の繰り下げ受給を検討している人が2割いる

そして年金に関して、繰り下げ受給の利用を検討している人が意外に多く、現時点で2割いました。

一方で繰り下げないと回答している人は3割となっており、残りは現時点では分からないと回答しています。

ちなみに繰り上げると回答した人は以下の理由を挙げていました。

・できるだけ長く働きたいと思っているから(39歳女性)
・なるべく国の財政難も考慮しつつ若い世代の負担も軽減したいから(26歳女性)
・受け取ることで仕事が減りそうだから(21歳女性)
・年金をあてにしなくても生活できるようになっているから(28歳男性)

一番上の39歳女性が最も現実的な回答をしているように思います。

できるだけ長く働いて、年金受給額をギリギリまで増やす作戦を立てているのではないでしょうか。

一方で繰り下げないと回答した人たちの理由は以下のとおりです。

・高齢者を雇用する企業は僅かしかないから(59歳男性)
・早く貰わないと貰えなくなる可能性があるから(52歳男性)
・健康寿命が長いとは考えられないから(47歳男性)
・結果的に受給金額が減る可能性が高いため(53歳女性)

興味深いのは年齢の高い人たちが並んでいることです。

若いうちはたくさんもらえるほうが良いと単純に考えるが、年齢が高くなると自分の資産状況などを踏まえて繰り下げる余裕がなくなっているのではないでしょうか。

まとめ

以上『皆さん本気ですか?65歳以降も働こうと考える人が約4割いるらしい』でした。

いかがでしたか?

老後のことを考えていない人は早く考えたほうがよいと思っていました。

しかし昨今のウクライナ情勢を見ると、日本という国が20年後も存続しているかどうかを心配しないといけないような気もしています。

何もしなければ悲惨な老後が待っていそうですし、綿密な準備をしても無意味かもしれない。

老後の問題は対策が非常に難しいと改めて感じた次第です。

以下関連記事です。

2022年4月の年金制度変更、絶対に知っておきたい5つのポイントをまとめました。

繰り下げ受給は使い方次第で効果的な制度かもしれません。

年金は何歳から受け取りを開始するのがお得なのか考えてみました。

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