「60歳を過ぎてからでも5000万円を上回れた」67歳男性の資産形成

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
どんなに貯めても不安が尽きないのが老後資金です。
特に昨今のインフレを考えると、一体どこまで貯めればよいのか、さっぱり分かりません。
とはいえ、貯めなければ始まらない以上、どのように貯めるかは考えなければいけません。
今回は67歳男性の事例ですが、タイトルの「60歳を過ぎてからでも5000万円を上回れた」は非常に気になるところです。
誰もが簡単に真似できるような手法ではないと思われますので、実際のところを見ていきましょう。
男性のプロフィール
まずは男性のプロフィールです。
年齢・性別:67歳・男性
同居家族構成:本人、妻(65歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:愛媛県
リタイア前の職業:会社役員
リタイア前の年収:1100万円
現在の現預金:1600万円、リスク資産:6000万円
これまでの年金加入期間:公的年金519カ月(詳細は回答なし)
パッと見で、「会社役員」「年収1100万円」が目を引きます。
現在の資産は現預金とリスク資産を合わせて7600万円となっています。
この辺りの情報から推測すると、タイトルの「60歳を過ぎてからでも5000万円を上回れた」というのは、60歳を過ぎて一から貯め始めたわけではないと思われます。
非常に紛らわしいタイトルです。
現在の収支(月額)
続いて現在の収支です。
老齢基礎年金(国民年金):なし ※繰り下げ中
老齢厚生年金(厚生年金):17万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険70万円(年額)、企業年金10万円
年金以外の収入:株の配当180万円(年額)
配偶者の年金や収入:年金80万円(年額)
支出:40万円
ここで目を引くのは「支出40万円」です。
夫婦二人でなかなかの支出額です。
確か「老後2000万円問題」の算出時の夫婦二人の支出額は26万円くらいだったと記憶しています。
そこから比べると、10万円以上も上回っており、それを可能にする収入と資産があると分かります。
しかも、老齢既存年金は繰下げ中となっていることから、これからさらに収入が増えることになります。
よって、大きなハプニングがなければ、老後資金は枯渇せずに済むのではないかと思われ、資産形成に成功した事例と見てよさそうです。
「現状の資産額で不足を感じていない」
男性が現役時代に老後資金として目標にしていたのは「5000万円」だったそうです。
一方、実際に老後生活を送ってみて、いくらあれば十分だと感じるかについては「3000万円」と答えています。
ここで「なるほど、3000万円あれば十分なのか」と思わないほうがよいでしょう。
なぜなら、インフレで今後も物価は上昇し続けると想定されるからです。
現時点で3000万円ですから、物価上昇率2%と考えれば、将来十分と感じられる老後資金額も簡単に計算できます。
仮にこの男性と同じ67歳を基準とすれば、私は15年後になります。
2%ずつ物価が上昇すれば、15年後には1.5倍くらいになる計算です。
となると、十分と感じられる老後資金額は4500万円と推測できます。
私の場合、この男性ほど支出が多くありません。(そもそも単身世帯)
よって、4500万円もあれば十分すぎるくらいの老後生活を送れるのではないかと予想できます。
「60歳以降の株式投資が結果的にプラスとなった」
では、これだけの老後資金を貯めるのに、どんなことをやってきたのでしょうか?
男性は「財形貯蓄、従業員持株会、個人年金保険、積立投資信託」などで資産形成に取り組んできたと回答しています。
そして、60歳を過ぎてからは株式投資にも注力したと言います。
背景にあったのは、やはりインフレ対策で、以下のように回答しています。
「公的年金だけでは、多くの人は今後のインフレ等で厳しくなる。自分は、60歳以降の株式投資が結果的にプラスとなった分で目標値を上回った」
「銀行員であったため、株式投資が規制されていた。そのため60歳以降、株式投資に注力した」
おっと、こんなところで高年収の背景が、実は銀行員であったことだと判明しました。
若い人たちへのアドバイスも、銀行員ならではと言いますか、きちんと資産形成しておくべきとの内容です。
「若いうちから、NISA等を活用し計画的に資産形成を考えておく必要がある。また、並行して投資の勉強をしておくのが将来的に役立つと考える」
綿密な準備をしておけば、億り人にまでは至らずとも、十分な老後資金を確保できるという好例ではないかと思いました。
まとめ
以上『「60歳を過ぎてからでも5000万円を上回れた」67歳男性の資産形成』でした。
いかがでしたか?
想定どおりの老後資金を確保するには、現役時代からの着実な準備とインフレを見据えた柔軟な対応が必要です。
今回の事例は高収入も背景にありましたが、それだけが成功理由ではありません。
やはり、余裕ある資金計画が背景にあり、若いうちから老後を見据えた対策を講じてきたことが成功の要因でしょう。
さすがに60歳から始めていては間に合いません。
老後資金の準備は、早くから始めたほうが当たり前の如く有利であるということです。
以下関連記事です。
『老後にお金が底を尽きる人』にありがちな3つの共通点を元銀行員が教えてくれました。
65歳にもなって「ねんきん定期便」の真実を知らなかった男性が辿った末路をご紹介します。
63歳男性が作った老後生活を支える「収入源の3本柱」は、老後のお金に不安を抱える方の参考になると思います。











