「預金はお金が減る」「現金はハイリスク、ノーリターン」だと?そんなわけない!
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
「はぁ!?」と思わず突っ込まずにはいられないタイトルだったので噛みついてやろうと思います。
預金が減るわけがない
まずは記事の冒頭の一節から。
「預金で貯蓄をしていてもお金が減っていく」
と聞くと、どのように思いますか?私は現在、生活防衛費を除く現金はほとんど持っていません。なぜなら現金はお金が減っていく一方だからです。
「投資はリスク。現金が一番安全」と言われていた時代は終わってしまいました。
この記事の言わんとすることは要するに「預金しても利息は微々たるもの。それに対して物価は上がるから現金の価値は低下する」ということです。
よく聞く話です。
現金の価値は低下していくのは貯金派は理解しています。
分かっているのです。
ただ、ちょっと待ってください。
「預金でお金が減る」ってのはおかしくないですか?
お金が減ること自体はあり得ないです。
あくまで価値が下がるだけで、1000万円は1000万円のままです。
だからお金が減るのは嘘であり、釣ろうとしているに過ぎません。
ただし、お金の価値が下がる点については否定のしようもありません。
貯金派はメンタルが強くない
なぜ多くの人は貯金ばかりして、投資をしないのでしょうか?
理由は投資に対する知識不足・理解不足があると思いますし、私のように投資を「怖い」と感じている人も多いはずです。
怖い理由は「せっかく積み上げてきた資産が減るかもしれないから」。
投資のほうがより多くの資産を早く築ける可能性があることは理解しています。
しかし資産が減る恐怖で手が出ないのが実情なのです。
一方でこの記事を書いた人のプロフィールは以下のように書かれていました。
投資家。野村證券に入社後、新人で東海地区の営業成績ナンバーワンとなり、最年少講師に。26歳で辞めた後は、不動産投資を開始し、7棟の不動産を所有(購入額7億円)。不動産投資の自己資金は徹底した節約で貯めたもの。現在はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として中立の立場で金融商品のアドバイスなども手掛けている。20代30代を中心に経済的自立を目指すお金ビギナーを救うために日々活動している。
きっとメンタルが強く、投資に対して抵抗がない人なのでしょう。
ある意味うらやましいです。
ただ、世の中すべての人が強メンタルとは限りません。
メンタルの弱い人は資産の自然減を受け入れ、仮に資産の実質価値が減ろうとも問題ないだけの貯金を積み上げて行けばよいのです。
現金は「ローリスク・ローリターン」
また現金は「ハイリスク・ノーリターン」とまで言っています。
また、2019年には消費税が8%から2%上がって10%になっています。銀行にお金を預けておくことは、資産を守ることではなく、勝手に目減りすることをただ黙ってみていることと同じです。
現金は「ハイリスク・ノーリターン」の資産といっても過言ではありません。現金の保有割合は、毎月の支出額の3~6カ月分で十分です。この金額を、「生活防衛費」と呼んでいます。
資産の目減りを黙って見届けるのは確かに問題です。
しかし「ハイリスク・ノーリターン」と言うのは違うと思います。
現預金の目減りのリスクは間違いないですが、投資の短期間での資産減少リスクのほうが高いと思います。
また預金はノーリターンではありません。
ノーリターンに近いですが、わずかにリターンはあるわけですから正しくは「ローリスク・ローリターン」ではないでしょうか。
確かに預金は大きく増える可能性は極めて低いのに対し、投資は資産が大きく増える可能性もあります。
積立投資が最近認知されつつあり、私も始めましたが、確かに資産が増える確率は短期投資と比較すれば高いと思います。
しかし問題は出口戦略です。
ちょうど出口のタイミングで暴落にぶつかったらどうするか?
人によってはありうる事態です。
貯金はローリターンで出口を考える必要はありません。
ただ増えないだけです。
だから貯金派はとにかく価値が下がっても関係ないくらい貯金すればよいだけなのです。
まとめ
以上『「預金はお金が減る」「現金はハイリスク、ノーリターン」だと?そんなわけない!』でした。
いかがでしたか?
「貯金から投資へ」の流れは止められないでしょう。
貯金派は肩身が狭いですし、価値の低下も事実であり、しかも避けられません。
自分の軸をぶらすことなく貯金をどんどん増やし、長い老後を乗り切れるようがんばりましょう。
以下関連記事です。
考え方次第ですが、人生の幸福度は「貯金の量」で決まるとも言えます。
金融のプロは「貯金が趣味の人」を絶賛しています。貯金好きの人は自信を持ってください。
貯金派も投資派も最後はちゃんとお金を使い切って死ぬことを目指してもらいたいです。