不安を煽るCMに要注意!健康寿命を過ぎても元気な老人は意外と多い
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
この「健康寿命」問題。
私も気になっていました。
いつまで元気に過ごせるかは誰しもが気になるところ。
ただ、イメージと現実は若干異なるようです。
健康寿命と平均寿命
まずは改めて健康寿命と平均寿命の確認から。
厚生労働省によると’19年時点で自立した生活が送れる健康寿命は男性72.68歳で女性75.38歳。平均寿命は男性81.41歳で女性は87.45歳なので、差はそれぞれ約9年と約12年となる。年配者の不安をあおる保険のCMも多いが……。
男性で健康寿命は72~73歳、平均寿命は81~82歳といったところ。
しかし、この時点で違和感あり。
なぜなら私の父親がすでに78歳ですが、バリバリ毎日車を運転でき、ゴルフにも行き続けているほど元気だからです。
当然「人による」のですが、少なくとも男性の健康寿命よりは明らかに上です。
父親に比べると体の弱い母親でさえ、76歳で二足歩行できており、無事に生きております。
日常生活を一人で送るのが難しい人はイメージよりも少ない
さらに介護状態の高齢者については以下のようなデータがあります。
要介護2以上の割合のデータなのですが、80歳から84歳で1割、85歳から89歳でも2割程度に過ぎません。
これをどう捉えるかも人によるでしょう。
私は一定の年齢になっても元気な人は多いのだなという印象を受けました。
「健康寿命」の真実
ここで改めて気になったのが「健康寿命」です。
そもそも「健康寿命」って何?
記事には「健康寿命」の意外な真実が書かれていました?
「健康寿命における健康な人とは『あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか』との問いに対して『ない』と答えた人を指します。あくまで主観的なので、調査時に偶然風邪をひいていたり、ちょっとしたケガをしていたような人が『いいえ』と答えることも多い。全世代調査なので、『65歳の人が何歳まで自立した生活ができそうか』を知るためにはそもそも向いていません」
「嘘でしょ?」というのが率直な感想です。
「はい」「いいえ」の回答がベースであり、何か健康に関する客観的なデータではないというのです。
にわかに信じがたかったため裏付けとして他のサイトを調べてみたところ、「日本医事新報社」の記事で見つけました。
ここで問題になるのが,「健康な人の割合」としてどのようなデータを用いるかです。ご質問の健康寿命の数値は,「健康日本21(第二次)」で採用されているものです。これは,厚生労働省国民生活基礎調査により,全国から無作為抽出された国民を対象に,「あなたは現在,健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」と尋ねて,「ある」と回答した人は不健康,「ない」と回答した人は健康とみなして計算したものです。この方法で計算した健康寿命を「日常生活に制限のない期間の平均」と言います。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=11529
全く同じことが書かれていました。
今まで信じていた「健康寿命」が実は単なるアンケート結果だったとは。
そりゃ「健康寿命」を過ぎても元気な高齢者は多いわけです。
この事実を知れば、もはや「健康寿命」を意識する必要はなさそうです。
平均寿命もあくまで平均であり、平均より長く生きる人も多く、今後平均寿命はもう少し延びるかもしれません。
少なくとも老後の健康問題について過度に不安を抱かないほうがよさそうです。
まとめ
以上『不安を煽るCMに要注意!健康寿命を過ぎても元気な老人は意外と多い』でした。
いかがでしたか?
「健康寿命」の真実について知ることができ、非常に有意義な記事でした。
過度な不安は禁物です。
ただし、だからといって老後が安泰かと言われればそれは別問題。
やはり健康とお金については「備えあれば憂いなし」であるのは間違いないでしょう。
以下関連記事です。
女性の老後不安もやはり「お金」が原因になっているようです。
老後資金を貯めた人も使わずに亡くなっている現実があります。
老後の不安の正体は「誤解」だったりします。事実を知ることで不安は解消されるでしょう。