「FIRE卒業」はチャレンジの証?失敗理由と対策のポイント

「FIRE卒業」はチャレンジの証?失敗理由と対策のポイント

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

1月に入りFIRE関連の記事を立て続けに目にするようになりました。

しかしその内容は「FIRE卒業」ばかり。

だいぶ後ろ向きになってしまった印象です。

FIREしたい人にとっては苦しい環境となってしまいました。

しかしそれでもFIREしたいならば、先達の失敗を活かさない手はありません。

失敗から学び、いかにFIREを成功させるかを考えていきましょう。

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社会人を卒業したのに「FIRE卒業」

冒頭は「FIRE卒業」に対する世間の評価について、こんな一節が書かれていました。

会社員人生から卒業するのがFIREだというのに、いろんな理由からFIRE生活を終了し、また会社員に戻る人を「FIRE卒業」と呼んでいます。ちょっとバカにした表現だと思います。

「せっかくFIREしたのに、また会社員に戻ってくるなんてバカなことだ」「やっぱりFIREを目指すなんてバカげたことなのだ」と皮肉をいう人が増えることでしょう。しかし、私はFIREチャレンジャーはこういう手合いを相手にせず頑張り続けてほしいと思います。

すみません。

私もどちらかというとこっちの見方をしています。

ただし私は「FIRE卒業」などと思っていません。

「FIRE失敗」です。

理由は「甘いから」の一語に尽きます。

考え方、そして計算、読み、といったところがすべからく甘いので「FIRE失敗」なのです。

「チャレンジャー」という表現を使っていますが、大半の人はFIREチャレンジではなく「会社からのエスケープ」と言ったほうが正しいのでは?

「もう働きたくないからFIREする」といった軽いノリのような気がします。

「こういうことをしたいからFIREする!」と高い志を持った人は少数派なのではないかと個人的には思っています。

FIRE卒業が資金不足で起きた場合の原因と対策

FIRE失敗には大きく二つの理由があり、一つは資金面です。

FIREした人たちの調査結果を見ると、3000万円未満でFIREに踏み切った人たちが最も多いことが分かっています。

はっきり言って無謀としか思えません。

明らかな資金不足です。

特に若くしてフルFIREを希望するならば、ますます資金が多く必要です。

日本には公的年金がありますから、現在であれば65歳までをいかに乗り切るかが一つの目安です。

それまで投資益のみで生活していこうというのであれば、それなりの資金が必要なことは考えなくても分かるはずです。

しかも相場は毎年決まった上がり方をするわけではなく、時には下がることだってあります。

資産が減少し、生活資金捻出のため取り崩しをおこなわなければならない状況では、もはや小資金でFIREを継続するのは不可能でしょう。

よって「より多くの資金を貯めること」、そして年金を計算して「一定年齢以上になってからFIREすること」の二つが重要であると考えます。

より深刻なのは、生きがい不足でのFIRE卒業

今回の記事では「FIRE卒業」もう一つの理由である「生きがい不足」を「より深刻」としています。

FIREしてもやることがないので、結局仕事に戻るというパターンです。

会社を辞めれば大量の時間的余裕が生まれます。

その時間をいかに使うかが実は大事なのですが、おそらく大半の人はそれに気づいていません。

働き続けて仕事が嫌になり、解放されたいという面ばかりに目が行き、会社を辞めた後に待っているものが見えていないのでしょう。

私はこのあたりの思考を「甘い」とバッサリ斬っています。

FIREは目的ではありません。

FIREして何をしたいのか?という目的を果たすための「手段」であることを忘れてはいけません。

よって、FIREを目指す前に「何をしたいのか?」を決めなければならないのです。

そして時間を持て余すというのであれば、フルFIREではなくサイドFIREで一定の労働を継続するのも有効な手段です。

週数回の労働をルーチンとしておけば、ムダな時間を浪費せず定期収入も得られますから資産減少リスクも下げられます。

まとめ

以上『「FIRE卒業」はチャレンジの証?失敗理由と対策のポイント』でした。

いかがでしたか?

「FIRE卒業」は私はネガティブな印象を消し去ることができません。

そしてFIREするからには、失敗しないよう周到な準備をすべきだと思っています。

「仕事を辞めたい」ばかりに意識が傾かないよう、辞めてからのことまで含めて準備を進めていきましょう。

以下関連記事です。

FIRE達成時の資産額を調査してみたところ、意外な金額であることが分かりました。

サラリーマンによるFIRE事例は投資に限らずいろいろなパターンがあります。

投資歴25年以上のパックンが最初から FIREを目指さしていません。

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