20代~70代が抱く老後資金の不安を解消する方法「老後をなくす」
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。
今日はネットで見かけたこちらの記事から。
レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏の記事です。
老後資金に不安を覚えている人に対するお言葉です。
低すぎる金融リテラシー
実は今回の記事は、半年以上前に公開されていたこちらの動画を基にしております。
ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子氏との対談です。
実はこの竹川氏は2019年に「老後2000万円問題」が勃発するきっかけとなった金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」を作成したメンバーの1人だというのです。
あくまであの報告書は老後の資産形成を考えてもらうはずだったのに「2000万円」というキーワードが独り歩きしたと語っています。
やはり作成側も本当に2000万円不足するなどとは考えていなかったようです。
一方の藤野氏は以下のように語っています。
「報告書の内容自体に違和感はまったくなかった。しかし、この問題を通して、メディアや政治家、さまざまな専門家の金融リテラシーが著しく低いことが明らかになり、愕然とした。それが『お金のまなびば!』を始めるきっかけとなった」
確かにあの当時、「老後資金2000万円問題」は連日報じられ、誰もが知っているようでした。
しかし、当時から冷静な人たちは「本当に2000万円不足するわけではない」と語っていました。
ちゃんと理解していれば、あそこまで大きな話題にならなかったはずです。
それだあれだけ大きな話題になったということは、いかに多くに人は金融リテラシーが低いかということなのでしょう。
「老後をなくす」とは?
では「老後不安」を解消するために、藤野氏は「老後をなくせばよい」と言います。
つまり「生涯現役」です。
「老後」の基準は「仕事をしているか否か」です。
起業家・経営者は健康に留意し、できるだけ長く働こうとしています。
従来の日本社会では、60歳まで働いて、定年退職後は年金で暮らすというのが当たり前でした。
しかし長寿化が状況を変えたとも言えます。
60歳でもまだまだ元気に働ける人が多数います。
であれば、働き続けて収入を得たほうがよいでしょう。
そうすれば、「老後不安」の大半を占める「お金の不安」はかなり緩和できるのではないでしょうか。
「老後」という未知のものに対し漠然とした不安を抱くくらいであれば、最初から働き続ける前提で考えてみるとよいでしょう。
そして、老後の生活を具体的にイメージすることが大事と動画では締め括っています。
退職するまでお金について考えたことのなかった人が圧倒的多数
私が記事と動画を見て、特に興味を惹いたのは「退職するまでお金について考えたことの無かった人が圧倒的多数」という部分です。
お金について何も考えない人はもちろん誰一人いないと思います。
なぜなら生活する上で、欲しいものを手に入れる上でお金は必要だからです。
ここで言う「お金について考える」とは投資であったり、将来についての資産形成まで含めた話です。
「退職するまでお金について考えない」という文言を見て、ハッと思わされました。
なぜ退職金を金融機関に言われるがまま投資して溶かしてしまう人が後を絶たないのだろうかと。
なるほど、真剣にお金について考えてこなかったから、急な大金を手にしたとき、どう扱えばよいのか分からないのでしょう。
お金に関して普段から学んでいる人は、それだけで多くの人の一歩前を歩いているのだと気づかされました。
まとめ
以上『20代~70代が抱く老後資金の不安を解消する方法「老後をなくす」』でした。
いかがでしたか?
「老後をなくす」、すなわち生涯働き続けることについては賛否あると思います。
老後も働き続けたくないと思うのが自然かもしれませんし、早期リタイアに憧れる人であればなおさらです。
しかし働くことに生きがい・やりがいを感じられる人であれば、生涯現役も考えるべきです。
いつまでも働き続けられるスキル・知識を身に付けることと健康を維持することが生涯現役にとって必要なこととなります。
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