老後資金で幸せ消費を 「ゼロで死ぬ」著者、節約ニッポンにエール

老後資金で幸せ消費を 「ゼロで死ぬ」著者、節約ニッポンにエール

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

今回は日本経済新聞の特集「長寿社会 挑む」の中からインタビュー記事をご紹介します。

インタビューに答えてくれたのはベストセラーで私も影響を受けた『DIE WITH ZERO』の著者ビル・パーキンス氏です。

有料記事のためすべては見れない人が大半だと思いますので、見れない方に向けて記事の中身をご紹介していきます。

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今回のテーマは『金融資産5000万円でのセミリタイアを見送って得られた5つのもの』です。 私は47歳、社会人生活25年で5000万円を達成しましたが、セミリタイアを見送りました。 セミリタイアを見送った結果、悪い事ばかりではなく良い事も起こりました。今回はセミリタイアを先送りしたことで入手できたものをご紹介していきます。FIREしたい、早期リタイアしたいと思っている方、特に年齢の若い方はぜひ参考にしてください。
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執筆のきっかけ

『DIE WITH ZERO』は、日本において54万部を超えるベストセラーとなりました。

しかし、そもそも著者のビル・パーキンスとは何者なのでしょうか?

彼は大学を卒業後、ウォール街のエネルギー分野のトレーダーとして働いた高給取りでした。

そんな彼が50歳頃に書いたのが『DIE WITH ZERO』です。

原体験となったのは、働き始めた20代前半の頃のことでした。

彼が上司に貯金が1000ドルに達したことを自慢したところ、『稼ぎはもっと増える。若さを犠牲にして金をためる必要はない』と諭されたそうです。

続けて次のように答えています。

「上司の言葉は胸に深く刻まれた。一度しかない人生をムダにせず充実させたいという思いから、財産はどんどん使いゼロにして死ぬ目標を立てた。著書は油断して貯金モードに入らないために、そして自分のための備忘録として書いたものだ」

私個人の感想としては、納得できるのが半分、納得できないのが半分です。

50歳を過ぎた今、確かに貯金に寄りすぎて人生を充実させられなかったとの思いは強まっています。

一方で、このビル・パーキンス氏は先ほど紹介したとおり、ウォール街の金融マンです。

収入が多い部類の人のはずです。

よって、日本の平均的な収入の人間とは置かれた状況が異なると思います。

お金に換えがたい貴重な体験

『DIE WITH ZERO』の実現のために取り組んでいることを尋ねたところ、返ってきた答えがこちら。

「まずは健康状態などに基づいて余命を計算するアプリを使って、86歳で寿命を迎えると予想した。そして、その年までにやりたいことを年代ごとにリスト化する『タイムバケット』(time bucket)を作った。家族や友人と相談しながら作成することが重要だ。タイムバケットには子育てや旅行の計画、子どもへの相続などが含まれている」

自分の寿命を予想し、死ぬまでにやりたいことを年代ごとにリスト化しているそうです。

そして56歳の現在、ピーク時の貯金の半分以上を使い切ったとも回答しています。

50代にして資産を減らしていくという『DIE WITH ZERO』に書かれていたとおりのことが着実に実行されているようです。

「趣味や価値観は年を重ねれば変化するため、年に2回ほどタイムバケットを見直して修正している」とも回答しています。

著者だけあって、ぬかりなく計画を実行に移していることが伺えます。

ちなみに、どんなことにお金を使ったかということで、実は日本にも来日してお金を使っていました。

その時の様子がこちらです。

「24年4月に来日した際は東京、大阪、福岡を観光した後、JR九州の豪華観光列車『ななつ星in九州』を貸し切って九州各地を周遊した。妻や友人の費用も含めて数千万円かかったが、お金には換えられない貴重な体験だった。現地の人と交流し文化に触れることができて、日本の良さを知った」

あの豪華観光列車「ななつ星」を貸し切る?数千万円?

どれだけお金を持っているのでしょうか?

「ピーク時の半分以上のお金を使った」と書いてありましたが、ピーク時はどれだけの資産があって、そこからどれだけのことにお金を使ったのでしょうか?

規模があまりにも違いすぎるため、やはり単純に言うことを鵜呑みにすることはできません。

もちろん参考にはなりますが。

日本人の節約志向について

資金の取り崩しに消極的な日本の高齢者について尋ねられると、筆者は次のように回答しています。

「日本人は節約志向が強い。経済力の有無にかかわらず、子世代のために自己犠牲を払って消費を我慢する文化があるようだ。お金をためて引き継ぐことが次世代のためになるという考えを持つ人には、本に書かれた内容は衝撃的だったと思う」

「人生の目的は働いて貯金することではない。日本人の中にもお金を上手に使い、自分の人生を充実させたいと考える人が増えているのではないか」

日本の文化にも精通しているのでしょうか?

このあたりは分かりませんが、相続のためにお金を遺すことには否定的なようです。

相続するにしても老いてからの相続は子供も老いており「老々相続」になりかねません。

これではお金の価値を最大限に引き出すことができないため、子どもが最も資金を必要とする20代後半から30代半ばに財産を分け与えることを勧めたいと回答しています。

そして最後に日本の高齢者へのアドバイスを記述して、今回の記事を終えたいと思います。

「死の床につくとき、価値を持つのはお金ではなく思い出だ。お金をためるばかりでなく、やりたいことは先延ばしせず、自分が大事だと思える体験に投じて、悔いのない人生を送ってほしい」

まとめ

以上『老後資金で幸せ消費を 「ゼロで死ぬ」著者、節約ニッポンにエール』でした。

いかがでしたか?

資産形成のためには「無駄遣いをしない」とよく言いますが、これを『DIE WITH ZERO』的に考えるとどうなるでしょうか?

そうです。

「お金を使わないことが無駄」となります。

改めてビル・パーキンス氏の言葉で記事を締めくくりたいと思います。

「消費は経済を循環させる行為で、お金をドブに捨てているわけではない。稼いだ本人の人生にも日本経済にも生かされなかった1000億円を考えるととても残念だ。日本人の節約志向は次世代を思いやるすてきな文化だが、結果的には大金が無駄になっている」

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