今さら「つみたてNISA」の僕なりのメリットを7つ考えてみた
日経平均が2018年の年初来安値を記録した2018年12月20日、つみたてNISAの口座を開設を申し込みました。
つみたてNISAの制度がスタートしたのは、2018年1月。
よって、約1年遅れでの口座開設となりました。
まだ口座を開設しただけであり、実際に積立は開始しておりません。
ただ、ここへ来て株価の大幅な下落。
僕はどうも株に興味を持ちだすと、市場が冷え込んでいく運命のようです(苦笑)
今回は、なぜ僕が今頃になってつみたてNISAに興味を持ったのか、そして僕にとってのつみたてNISAのメリットを考えてみました。
なぜ今つみたてNISAなのか?
なぜ、このタイミングで興味を持ち始めたかというと、セミリタイアを意識し始めたことが最も大きいです。
もともと投資には興味はありましたが、過去2回、ことごとく株価が下落。
耐えられずにすべて売却し、おそらく総額の損失は約100万円。
以来、株には全く手を出していませんでした。
しかし、すでに4000万円近くの貯金があります。
セミリタイア以降には、4000万円には年金受給までは手をつけずに生きていこうと決めました。
となると、セミリタイア以降に稼いだお金の一部を投資するくらいなら、万が一大損したとしても、傷は最小限に食い止めることができます。
投資で儲けようというよりも、実験的な意味合いと考えれば、面白いのかなと思い始めたのです。
そこで、NISAやiDeCo、個別株や投資信託などいろいろ投資商品はある中で、つみたてNISAに白羽の矢を立てたのには、僕なりにメリットがあると考えたからです。
つみたてNISAのメリットその1 投資益が非課税
つみたてNISA最大のメリットは、投資で得られた売却益や運用益が非課税になるということです。
普通に投資信託を買うくらいならば、非課税の商品を買った方がいいに決まっています。
つみたてNISAのメリットその2 非課税になる期間が20年間
似たような制度にNISAがありますが、つみたてNISAとは非課税になる期間が異なります。
NISAは5年間(延長して最大で10年間)であるのに対し、つみたてNISAは20年間となっています。
20年といえば、2019年に45歳となる僕が現行制度上の年金受給資格を得る65歳になるまでの期間と重なります。
これはちょうどいいと思ったので、つみたてNISAをやってみようと思いました。
つみたてNISAのメリットその3 年間投資上限額が40万円
NISAは年間投資上限額が120万円であるのに対し、つみたてNISAは40万円しかありません。
しかし、一見デメリットになりそうな上限額も僕にとってはメリットとなります。
なぜなら、僕は投資でダメージを受けた過去を引きずっており、そこまで高額の投資をしようという考えはありません。
ただ、万が一気持ちが大きくなり、投資額を増やそうと考えたとしても、上限額の存在により抑制をかけることが可能となります。
だから、せいぜい1ヶ月に3万円ずつ投資することで、年間36万円程度にとどめるのが自分らしいのではないかと考えました。
つみたてNISAのメリットその4 累計非課税投資上限額が800万円
NISAは5年間に120万円ですから累計非課税投資上限額は600万円ということになります。
それに対してつみたてNISAは20年間に40万円ですから800万円になり、NISAよりも上限額は多いです。
1年で見ればメリットは小さいですが、長い目で見たとき、つみたてNISAにはメリットがあると判断しました。
つみたてNISAのメリットその5 投資できる商品が限られている
投資信託というのは現在6000本くらいあるそうで。
そんなに多いと何を選んでよいのか、さっぱりわかりません。
つみたてNISAは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託・ETFのみの取り扱いとなり、約150本の中から選ぶことができます。
150本でも多いのですが、6000本にくらべたらマシです。
僕も以前投資信託をやっていたことがあるのでわかりますが、本当に選ぶのが大変です。
まだ150本の中身も見ていませんが、金融庁が定めた基準を満たすものに限られているわけですから、多少は信頼できるのかなと。
実は用意されている商品をまだ見たこともないので、どんなラインナップになっているのか、眺めてみるのが楽しみです。
つみたてNISAのメリットその6 途中引き出しがいつでも可能
メンタルの弱い僕からすると、いつでも途中引き出しができるというのは大変ありがたいです。
引き出し後に値上がりし始め、持っていた方が良かったじゃないか、みたいな感じになってしまい、もしかしたらデメリットになってしまうかもしれませんが。
つみたてNISAのメリットその7 定期的に買うことができる
おすすめの貯金の方法としてよく紹介されるのが先取り貯金です。
先取り貯金では定額積立が勧められることが多いですが、僕も昔はやっていました。
つみたてNISAなら、その感覚と同じように定期的に投資信託を購入できるのでしょう。
ということは、ついうっかり買い忘れてしまったということは避けられるはず。
これについては、まだきちんと調べられていませんので、これからということで。
iDeCoはどうするの?
似たような制度のもう1つにiDeCoが存在します。
もしサラリーマンをずっと続けていることを考えていたなら、間違いなくiDeCoを先にはじめていたでしょう。
その最大の理由は、掛け金が全額所得控除の対象となるから。
iDeCo最大のメリットは、この節税効果だと考えています。
しかし、サラリーマンを辞めて、かなりの低所得になることを想定しているため、当面はiDeCoを見送る予定です。
今後の収入が増えてきた場合は、再検討することになるでしょう。
まとめ
以上、今さらですが「つみたてNISA」の僕なりのメリットを7つ考えてみました。
正直なところ、いまだ投資に対する不安感は拭えません
しかし、すでにベースとなる資産は作ることができたので、そこに手を付けなければいいだろうという精神的なゆとりが多少できたので、新たな試みに取り組んでみようと思いました。
今回の新たな取り組みを20年間続けて、運用で結果が出て、1000万円の資産を上乗せできたらいいなと考えています。
65歳以降を準富裕層(金融資産5000万円以上)として迎えることができれば、人生逃げ切り成功の確率がかなり高くなります。
僕は満足度No.1のSBI証券に口座を持っています。