老後のお金の悩みは何?3大不安とその対処法
老後のお金に不安を抱えている人がたくさんいます。
不安を抱えている人が多いのであれば、ぜひとも解決に貢献したいと思い、いろいろ調べていたところ、ちょうどいいタイミングで次のような記事を見つけました。
老後のお金の不安にもいろいろあると思いますが、「3大不安」とは一体何でしょうか?
老後の不安その1 年金がいくらもらえるか分からない
老後の不安の1つめは、「年金がいくらもらえるか分からない」です。
今のご時世、将来年金がいくらもらえるかは読みづらくなっています。
特に我々「団塊ジュニア世代」が高齢者となる頃には、「2042年問題」と呼ばれる大きな問題が待ち構えています。
高齢者人口が3878万人とピークを迎える一方、勤労者人口が大きく減少する未来が確実にやってきます。
となると、政府としてやるべきことは年金対策です。
今のままでは年金制度が破綻しかねないですから、①年金の支給開始年齢を遅らせること、②年金の支給額を減らすこと、この2つで年金制度の存続を図る必要があります。
ですから、年金の本当の不安は、「いつからもらえるかも分からない」なのです。
ただ、まだ将来の年金制度については議論が行われているところですので、変更されないうちは原則65歳から支給されます。
では、現行の年金制度で、年金はいくらもらえるのでしょうか?
もっともよい方法は「ねんきんネット」で見込資産額を算出することです。
今後の働き方や収入の変化にも対応したシミュレーションを作成することができますから、より実態に近い年金額を知ることができます。
年金額を知っておくことで、少なければ老後資金を貯める方法を考えればよいでしょうし、多ければ一安心でしょう。
とにもかくにも、まずは知ることが大事です。
老後の不安その2 年金だけで暮らせるか
老後の不安の2つめは、「年金だけで暮らせるか」です。
結論から言うと、大半の人は暮らすことができないでしょう。
なぜなら、1つめで年金額を知ったとしても、かなり高い確率で減額になるでしょう。
となれば、年金だけで暮らせる人は多くないはずです。
ですから、そもそも老後を年金だけで暮らせるというのは、甘い考え。
それは無理だと覚悟しておきましょう。
そのくらい年金額は減るはずです。
逆に、年金に期待してしまうほうが危険です。
年金を受け取れなくても生きていけるくらいのお金を貯める決意をしたほうがマシです。
過度な期待しているから、裏切られるかもしれないので、不安になるのです。
老後の不安その3 老後資金はいくら必要なのかわからない
老後の不安の3つめは、「老後資金はいくら必要なのかわからない」です。
わからなければ、計算すればいいだけの話です。
「1ヶ月の生活費の不足分×12ヶ月×30年」という計算式で、ざっくりとした老後資金は算出できます。
さらに、介護費用、家・家電の修繕・修理・買い替え、医療費、などなど考えれば、1000万円をプラスして用意しておけばいいでしょう。
もちろん、あくまでざっくりとした計算ですから、これで正解というものではありません。
人によってマチマチです。
自分がどのような老後の生活を送りたいかによっても変わってきますから、まずは老後の生活をイメージするところから始めましょう。
不安の原因は「無知」である
以上3つの老後の不安を見てきましたが、共通して言えることがあります。
それは、不安の原因は「無知」から来ていることです。
3つとも、ちゃんと調べればわかることばかりです。
お金に関しての知識の欠如から不安になっているだけのこと。
だから、お金の不安を解消したければ、勉強すればいいのです。
きちんとした知識を持っていれば、少なくとも余計な不安は抱く必要はなくなります。
3000万円以上の貯金があればなんとかなる
ただ、正しい知識を持ったからといって、完全にお金の不安が解消するわけではありません。
実際にお金を持っていなければ、不安は解消されないでしょう。
下手をしたら、お金を持っていても不安は解消されないままです。
老後のお金の不安を解消したければ、最低でも3000万円は貯めておきたいところです。
3000万円あれば、1年で150万円使っても20年間生きることができます。
あとは、老後に働くなどすれば、3000万円の減るスピードを遅らせることもできます。
大金持ちではないけれど、現実的に達成可能な小金持ちになることを目指して、貯金をするのがよいのではないでしょうか。
まとめ
以上『老後のお金の悩みは何?3大不安とその対処法』でした。
まずは不安を解消したければ、年金について最低限度の勉強をして、知識を身につけておくことです。
また、将来の年金については、過度な期待をすると、裏切られたときのショックが大きいです。
残念ですが、年金には期待せず、もらえればラッキーくらいに考え、老後資金をコツコツと貯めていた方が不安はなくなるはずです。
勉強して、小金持ちになれば、少なくとも3つの不安は消えることになるでしょう。