セミリタイアで実家に帰るメリット・デメリット
いよいよ自分の計画していたセミリタイアのリミットまで、あと1年を切りました。
まだまだ具体的なプランに乏しいところがあるのが正直なところです。
そんな中、ふとあるアイデアが頭をよぎりました。
それは、リタイア後、実家に帰るという選択肢。
それまで首都圏に残ることしか考えていたなかっただけに、はたしてありなのかなしなのか。
改めてセミリタイア後を実家で過ごすメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
セミリタイアで実家に帰るメリットその1 家賃がかからない
セミリタイア後に心配になる点は、なんといってもお金です。
支出の中でも一番のウェイトを占めるのが、家賃です。
家賃は極力安く抑えたい。
となれば、最も家賃のかからない方法としてたどり着いたのが実家に戻るという選択肢でした。
毎月数万円の支出が発生するわけですが、実家なら0円。
親から家を相続したら、固定資産税が発生するのですが、実は金額をちゃんと把握していません。。
ちゃんと親とお金の話をしなければいけません。
今の親の様子を見ている限り、1年か2年ですぐに、ということにはならなそうですので、しばらくの間は住宅に関する費用はかけずに済みそうです。
セミリタイアで実家に帰るメリットその2 生活費がかからない
実家には、両親が健在です。
そのため、日々の生活にかかる費用、水道光熱費や食費などは、一人暮らしのときのように全額を負担する必要はなくなります。
家にお金を入れようとしても、親の性格からして受け取らないことが濃厚です。
とりあえず、甘んじて受け入れるとすれば、基本的な生活費もかからないことになります。
これほどありがたいことはありません。
もちろん、時には一人で外出して、外食をすることもあるでしょうから、そのくらいの支出は発生するでしょう。
ただ、その程度の出費で済むのであれば、一人暮らしよりはるかに低コストで生活することが可能です。
セミリタイアで実家に帰るメリットその3 高齢の両親と一緒の時間を過ごすことができる
今のところ、実家では両親が元気にやっています。
しかし、すでに70歳を超えています。
遠くない将来、両親とも別れる時がやってききます。
その最期の時間に向けて、二人と一緒の時間を過ごすことができます。
東京にいる今では、お盆と正月に帰省するのみ。
顔を合わせるのは、年2回です。
ということは、下手をすると、あと10回も話すことはないかもしれません。
それに比べれば、圧倒的に会話をすることができますし、どこかへ行くこともできます。
最後の最後で遅ればせながらの親孝行のチャンスが生まれます。
セミリタイアで実家に帰るデメリットその1 一人の時間が減る
一方デメリットとしては、なんといっても一人の時間が減るということです。
僕は一人でいるのが大好き。
だからこそ、東京での一人暮らしが楽しくて仕方がありません。
しかし、実家に帰れば、常に親がいる状態になります。
両親ともにすでに年金暮らしです。
家の中で一人でいられる時間は、そうないでしょう。
自分の部屋の中では一人でのんびりできるのでしょうが、常に家には誰かがいる状態。
どこか一人暮らしのときとは異なる感覚で生活をせざるを得なくなります。
セミリタイアで実家に帰るデメリットその2 親が心配する
定年まで残り20年。
現役として働くことになるのは、普通の人なら40年あまり。
ところが、その半分で引退しようというわけです。
しかも、そこそこの給料をもらっていながら、突然仕事をやめて家に帰ってくる。
さらに定職には就かない。
はたして、親が何を思うか。
どう考えても会社を辞めること自体に猛反対されます。
セミリタイアで実家に帰るデメリットその3 アクティビティーが激減する
東京に住んでいて思うことは、とにかく娯楽に飽きないということです。
もう何でもある。
決して広くない土地なのに、いたるところでイベントがあります。
種類もさまざま。
同日に各地でいろいろありますから、どれに行けばよいのなら。
これ、東京に住んでいる人は全然気づかないと思いますが、地方からできてきた人間は比較対象があるのでよく分かります。
地元には何もありません(苦笑)
そりゃ、みんな東京にあこがれるわけです。
また、ディズニーランドにも気軽には行けなくなります。
現在であれば、電車で1時間程度で行けますが、地元に戻れば気軽に行けるような場所ではなくなります。
1泊はしなければいけない、ちょっとした小旅行になるのが確実です。
セミリタイアで実家に帰るデメリットその4 車が必要になる
実家に帰るメリットとして、家賃や生活費がかからなくなることを挙げましたが、その一方で別のお金がかかってくる可能性があります。
最大の可能性は、車です。
地方では、車がなければ、生活が相当不便になります。
僕の実家は田舎どころかド田舎なので、スーパーマーケットで普段の食材を買うにしても、徒歩や自転車で気軽に行けるような距離ではありません。
コンビニすら車でなければ行けません。
商業施設へ行くにしても、どこかへ遊びに行くにしても、車の方が圧倒的に便利です。
逆に言うと、東京は恵まれた環境だということです。
車を買うとなると購入自体にお金がかかるのに加え、ガソリン、自動車保険、自動車税、車検をはじめ各種メンテナンス、さらに冬用のスタッドレスタイヤなど。
これまでに不要だったはずの支出が発生する可能性があります。
セミリタイアで実家に帰るデメリットその5 近所づきあいが面倒くさい
実家に帰るわけですから、近所の皆さんが僕のことを知っています。
お盆・正月で帰省しただけでも、顔を指されるというのに、仕事を辞めて実家に帰れば、さあどうなることか。
おおよそ予想できます。
仕事は?って絶対に聞かれます。
また、地元には東京ではまず必要なかったような近所づきあいがあります。
そういえば、うちの親父は町内会長をやっています。
家にたまに近所の人が来てました。
いろいろと面倒なことになりそうです。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
あなたは実家でセミリタイアしようと思いましたか?
それとも実家に戻るのはやめようと思いましたか?
大事なことは、セミリタイア後に自分が何をやりたいのかです。
どんな生活をおくりたいのかによって、実家に戻るかどうかを決めるべき。
というわけで、僕の場合もセミリタイア後に何をやって過ごすのかをよーく考えて結論を出したいと思います。