ボーナスはどこへ消えた?ボーナスで赤字補填する家計の特徴4選

「ボーナスで赤字補てん」の無限ループから逃れ、貯蓄体質になる法』という記事を読みました。

いよいよボーナスの季節が近づいてきました。

ボーナスをもらっていた前職の時代がなつかしい。

現在の職場は年俸制で、年俸を12等分して支給されるため、ボーナスはありません。

なんだかんだ言ってもうらやましい限りです。

ただ、それほどありがたいボーナスを有効に使えていない人が多々いるようで。

しかも、楽しく使えているならまだしも、どちらかというとネガティブな使われ方になっている。

それは、毎月の家計の収支が赤字になっていて、その赤字をボーナスで補填しているという使われ方。

もったいないと思いませんか?

せっかくのご褒美がご褒美になっていない。

なぜそんなことになってしまうのでしょうか?

その原因は、ボーナスをもらう以前のお金の使い方。

一体どのような問題があるのでしょうか?
 

ボーナスで赤字補填する家計の特徴その1 余計な支出が多すぎる

家計診断の記事を読んでいて、ボーナスで赤字補填する家計を見ると、圧倒的に多いのが「これ、本当に必要?」と疑問を抱かざるを得ない支出が多いということです。

食材にこだわりすぎたり外食が多すぎるために、食費が多すぎる家計。

自分の趣味にお金をかけすぎている家計。

中には先取り貯金のために、財形貯蓄やつみたてNISAなどにお金を回しすぎ、生活費が足りなくなって赤字になる家計も見かけました。

本人も当然悪気はないのですが、傍から見れば「なぜこんなところにこんなにお金をつっこむのだろうか?」と疑問を抱かざるを得ません。

それだけのお金を使ったら、そりゃ赤字になるでしょと思います。

僕はこれらの支出を「聖域」と呼んでいます。

その人にとっては、決して邪魔してはいけない、侵してはいけない聖なる支出。

しかし、傍から見ると。。?

得てして生きていくうえでは決して必要のない支出であることが多い。

このような支出の多さが家計を逼迫し、ついには赤字にまで転落させてしまうのです。
 
 

ボーナスで赤字補填する家計の特徴その2 収支を把握できていない

気づいたらお金がないという状態に陥っているという人がいます。

下手すると、毎月赤字になっていることに気づいていない可能性すらあります。

信じられないかもしれませんが、赤字になっていることに気づいていない人が本当にいるんです。

確かにこれは極端な例ではあります。

それでも、少なくとも収支をしっかり把握できているのだとすれば、赤字に陥るというのは不思議だと思いませんか?

収支が把握できているならば、赤字になるわけがないから。

何にいくら使っているのか分かっていないし、いくらお金が残っているかも分かっていない。

現状把握をきちんとできなければ、赤字に陥るに決まっています。
 
 

ボーナスで赤字補填する家計の特徴その3 教育費と住宅ローンが重くのしかかる

結婚して、住居を購入し、子どもがいる家計が毎月赤字になりがち。

家計診断の記事を見ていると、ほぼすべての記事が結婚しています。

そして、子どもを抱えていることも圧倒的に多い。

となれば、支出の内訳をみると、住宅ローンと教育費のウェイトが大きくなるのは必然です。

この2つの支出については、僕個人としては何とも言えないというのが正直なところ。

なぜなら僕は独身だから。

結婚して、子どもを持ったことの無い人間がとやかく言うのはおこがましい。

ものすごく大変な苦労をしていらっしゃるのだろうと思います。

ただ、しいて言うならば、自分たちのお金のキャパシティーを超えるような支出をしてしまうのはいかがなものかということ。

お金のキャパシティーを超えてしまっては、単月で見れば赤字にならざるを得ないでしょう。
 
 

ボーナスで赤字補填する家計の特徴その4 妻が専業主婦

家計診断の記事を見ていると、たまに目にするパターンです。

「赤字を脱出するには何をどうせつやくすればよいのか分かりません」と相談しているのですが、妻は自分が働いて家計の収入を増やすという発想を持っていません。

これは単に働きたくないのか、子どもが小さいことを理由に働けないと思っているのかは分かりません。

今のご時世なら、派遣やパート、さらには時短正社員などを利用して、働いて収入を得ることが可能です。

その選択肢を最初から排除しているように感じることがあります。

赤字に陥る大きな原因は、世帯収入の低さであると考えれば、夫の収入のみに頼っていては赤字に陥るのは必然と言っても過言ではありません。
 
 

ボーナスで赤字補填する家計からの脱出方法

ここまでは、赤字補填する家計の特徴を見てきました。

それでは、赤字家計に陥らないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

答えは、4つの特徴を見ていけば、自ずと分かってきます。

1.不要な支出を削る
2.収支を把握し現実を直視する
3.住宅ローン・教育費はなるべく少なく抑える
4.妻も働く

まず、とにもかくにもムダな、不要な支出を削ることです。

結局のところ、赤字に陥る最大の原因は、収入よりも支出の方が多いから。

赤字から脱出するには、支出を減らすのが手っ取り早いです。

そして、収支を把握すること。

特に支出の把握は、家計管理では必須です。

家計簿アプリやクレジットカードの利用明細などを駆使して、支出の把握に努めましょう。

住宅ローンや教育費は、長期になりすぎないよう、金額が大きくなり過ぎないようにしましょう。

理想を求める気持ちは理解できますが、身の丈に合った金額で収まるようにしないと、後で苦しくなるのは自分たちです。

そして、専業主婦なのであれば、働きに出て、世帯収入を増やす努力をしましょう。

仕事は探せばいくらでもあります。

ただし、収入が増えても、支出は増やさないよう注意が必要です。
 
 

まとめ

以上、ボーナスで赤字補填する家計の特徴はいかがでしたでしょうか?

せっかくもらえる特別な臨時収入であるボーナスです。

ぜっかくですから、楽しむことに使うのが一番。

そのためには、普段の家計管理をきちんとやっておく必要があります。

楽しみは先に消化してしまうのではなく、後にとっておくのが流儀です。

毎月の収支を黒字転換させ、ボーナスを有意義に使えるようになっていきましょう。

ちなみに僕は、ボーナスは全額貯金していました。