年収600万円は割合は?手取りはいくら?なぜ貯金できないの?

2019年6月23日

年収600万円は手取りいくら?割合は?どんな生活を送っているの?

なぜ年収600万円超えると"貧乏"になるか』という記事を読みました。

年収1000万円の人でも貯金ができない人がいるというのに、年収600万円に至っては貧乏になるらしいです。

「ほんとかよ!?」と思わず突っ込まずにはいられない記事のタイトル。

そして、読んでみてもなぜ年収600万円を超えると貧乏になるのかが非常に分かりづらい。

あまり他人の記事に文句を言うつもりはないのですが、有名ウェブサイトに掲載されている記事と考えれば、ちょっと疑問視せざるを得ない内容でした。

もやもやしたので、今回は僕自身で年収600万円の人について調べてみました。

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年収600万円の人の割合は?

国税庁による民間給与実態統計調査の平成29年結果によると、年収600万円超700万円未満の人は約312万人。

給与所得者のうち、その割合は6.3%となっています。

これは男女合計の数値になっています。

男女別にみた場合、男女差が大きくなっています。

男性は9.0%なのですが、女性はわずか2.5%しかいません。

やはり女性の高所得者は少ないのですね。

ちなみに、年収600万円を超える人をすべて含めると、その割合は19.9%。

つまり、年収600万円を超えると、上位20%に入るということになります。

ですから、給与所得者であれば、年収600万円を超えると、年収が高いと言えそうです。

年収が高い部類に入るはずの年収600万円というラインにいるもかかわらず、貯金ができないというのです。

これには何か原因があるのではないでしょうか。

年収600万円の手取りはいくら?

では、年収600万円の場合、手取りは一体いくらなのでしょうか?

手取り年収の場合、個人差・地域差などがありますから一概には言えません。

参考の手取り年収としては、460万円前後になりそうです。

手取り年収が460万円だとすると、単純に12等分したら1ヶ月あたりの手取りは38万円になります。

ここで考えるべきことは、手取り月収38万円が高いと感じるか、安いと感じるかです。

ボーナスのある会社で年収600万円だとすれば、手取り月収はもっと下がることになります。

そう考えると、年収600万円は決して高い年収とは言えないのではないでしょうか?

あるいは、決して生活がラクになるほどの年収ではないと言えるでしょう。

年収600万円でなぜ貯金ができないのか?

さて、ここからが今回の記事の本題です。

年収600万円というのは決して多くはありませんが、少ない収入でもありません。

それなのに、なぜ貯金ができないのでしょうか?

まずは実態を把握する上で、データから調べてみました。

平成29年の家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)によると、年収500万円以上750万円未満のレンジの金融資産非保有者の割合は、実に24.3%にまでのぼっています。

ほぼ4世帯に1世帯は貯金がない計算です。

貯金のない世帯が想像以上に多い。

その原因は、「収入が高い分、それに見合った支出をする習慣がついている」からでしょう。

いや、繰り返しになりますが、年収600万円がさほど収入が高いとは言えないです。

年収600万円もらう人は年齢的には結婚して、子どもも生まれて、そして家を買ってという世代のはず。

となると、教育費や住宅ローンの支出がのしかかってきます。

先にも書きましたが、年収600万円は決して暮らしがラクになるほどの収入ではありません。

しかし、収入が増えたわけですから、今まで使えなかった物にお金を使う。

年収が600万円を超えると、気持ちが大きくなってしまうのでしょう。

結果として、貯金ができないという状況に陥っていくのでしょう。

年収600万円の人が貯金できるようになるためには?

では、年収600万円の人が貯金できるようになるためには、どうしたらよいのでしょうか?

それは、収入が増えても、支出を増やさないことです。

当たり前のことです。

収入が増えると、気持ちが大きくなってしまうのしょうが、そこが我慢のしどころです。

すでに支出を大きくしてしまった人は、今から下げるのは相当難しいでしょう。

特に住宅ローンをすでに組んでしまっている場合は、難しいはずです。

住宅ローンの借り換えを検討することも必要でしょう。

まだ年収600万円に届いていない人は、とにかく収入が増えても支出を増やさないよう心がけておくことが大事。

年収600万円といっても、大した年収ではないということを理解すべきです。

まとめ

以上『年収600万円は手取りいくら?割合は?どんな生活を送っているの?』でした。

年収600万円が危険な年収であることがお分かりいただけましたでしょうか?

一見年収が高いと思われがちですが、実際にはそこまで手取りは多くないのが年収600万円です。

収入が増えたからといって、中途半端に支出を増やしに行くと、逆に生活が苦しくなってしまいます。

貯金の鉄則は、収入が増えても支出は増やさないこと。

パーキンソンの法則は絶対に意識しておくべきなのです。

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