年収2000万円でも貯金ができない人はできない典型的な事例
『年収2000万で貯金30万バツ2男の浪費癖』という記事を見つけました。
なかなかすごいタイトルだったので、思わず読み始めまてしまいました。
世の中には貯金ができない理由を「収入の少なさ」に求めている人が多いように感じます。
しかし、実際はそうではないという典型のような人が登場します。
年収2000万円もありながら貯金が30万円しかないという人は、一体どのような人なのでしょうか?
年収2000万円なのに貯金できないのはどんな人?
年齢、48歳。
職業、ゲームプロデューサー。
アプリのダウンロード数や課金状況のインセンティブにより年収2000万円。
仕事ができる人のようです。
ここに1つのポイントがあります。
収入が多い人は、仕事ができるということです。
だからそれに見合った収入を得ています。
収入が少ないと嘆いている人は、まず最初に自分の仕事を見直さなければならないことに気づくべきです。
世の中の大半の人は時間で働いていますが、稼ぐ人は成果で働いています。
「一生懸命働いている」と思っていても、それ単に「長い時間働いている」だけです。
会社に利益をもたらす働き方をしなければ、収入として自分に返ってこないことは理解しておきましょう。
本題に戻ると、このゲームプロデューサーは収入が多いのですが、50歳を目前に控え、貯金が30万円しかない。
しかも資産と呼べるものもほとんどないとは驚きを超え、呆れるばかりです。
原因は浪費。
「銀座のクラブで一晩100万円使うのは当たり前」との記述がありますが、恐ろしいの一言に尽きます。
貯金できない人は収入が多くても貯金できない
収入が多い人をうらやむ人は多くいます。
では、その人が実際に多くの収入を手にしたらどうなるか。
おそらく同じような末路を辿ってしまうのではないでしょうか。
貯金できない人は、収入が少ないことが原因で貯金できないのではありません。
お金をあるだけ使ってしまうから貯金できないという人がほとんどです。
だから収入が増えても、その分支出も増え、結局貯金できないという結論は変わりません。
この辺りについては「「パーキンソンの法則」とは?意味を知って、お金の大切さを理解しよう」という記事でも書いています。
1000万円貯金できる人はお金の使い方に信念がある
今回の記事を読んでいて、特に共感できたのが次の部分です。
2、30代のうちから1000万円以上貯めることのできているお客様に共通しているのは、支出にメリハリがあること。あるお客様は手取り20万円の中で投資もして、好きなライブにもお金を惜しまない。そのかわり普段は外食せず自炊が基本で、移動も自転車を使って節約しています。
つまり貯蓄上手な人は、お金の使い方に確固たる信念があるんです。
激しく同意します。
逆もまたしかり。
中山さんのように寂しさを紛らわせるために毎日人に奢って外食したり、好きでもないブランドの洋服を見栄のために買ったりするような“ポリシーなき浪費”が、金銭的失敗を招くのです。
あなたはどちらでしょうか?
貯金ができないと嘆いている人の多くは、特に必要もないものに対してお金を使っていることに気づいてすらいないかもしれません。
普段何気なく使っているわずかなお金でも、それが積み重なって大きな支出となり、貯金を妨げていることに気づかなければなりません。
離婚は貯金に致命的な打撃を与える
今回の記事の主役が貯金できなかったもう一つの原因が離婚に端を発する養育費です。
毎月50万円の養育費が払えること自体がすごいことなのですが、収入が多くて払えてしまうため、きっとあまり気にも留めなかったのでしょう。
離婚は貯金に対して大きな打撃を与えることになりますから、結婚したのであれば、絶対に離婚を避けるように心がけるべきでしょう。
僕は独身ですから、結婚した世帯の金銭管理の実情にまでは踏み込むことができません。
しかし、夫婦間の関係性が金銭面にも影響を及ぼすのではないかとは想像つきます。
結婚している人は、ぜひともお互いに協力しあって家計を管理していってください。
まとめ
以上「年収2000万円でも貯金ができない人はできない典型的な事例」でした。
結局ムダ遣いが貯金の敵であることがあらためてよく分かる事例です。
働くことのできる今はいいですが、徐々に働くことができなくなっていきます。
お金をあるだけ使ってしまうような体質のまま老後を迎えたら、一体どうなるか想像ができますか?
年金収入だけではお金は足りず、65歳以降になっても働き続けなければならなくなります。
そんな働きづくめの老後を多くの人が求めているとは想像もつきません。
働き続けることは避けたいのであれば、少しずつ生活をサイズダウンさせていくべきです。
自分の支出を見直し、本当に必要なものにだけお金を投下するよう心がけてみてください。
驚くほど支出が減るはずです。
それまでの自分が、どれだけムダ遣いしてきたかを思い知ることになるでしょう。
今からでも遅くありませんから、支出改革に取り組んでみてください。