FIREは難しいけどサイドFIREなら実現可能?資産はいくら必要で注意点は?

FIREは難しいけどサイドFIREなら実現可能? 資産はいくら必要で注意点は?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

1月に入ってFIRE関連記事をいくつか見かけましたが、「FIRE卒業」に関する記事が多いです。

そんな中、あえてFIREにチャレンジする記事を見つけました。

しかしFIREはFIREでもサイドFIREです。

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「サイドFIRE」とは何か?

改めてですが「サイドFIRE」について簡単におさらいしておきましょう。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った略語で、日本語では「経済的自立と早期リタイア」と訳されます。

一般的にFIREと言われるのは「フルFIRE」、つまり完全に仕事を退職し、投資による収益のみで生活していくことを指します。

対して「サイドFIRE」とは投資益では不足する生活費を労働収益により補うスタイルのことです。

FIREが一気に認知度を高めたのは、会社に週5日通い、やりたくもない仕事をしたり、嫌な上司にかかわらなければならないのが嫌で、自由を求めて生活するFIREのスタイルが若い人たちの志向に受け入れられたのでしょう。

しかし残念ながら現実は甘くなく、「FIRE卒業」というワードがトレンド入りしたように、フルFIREは非常に難しいことが分かりました。

サイドFIREを実行するために必要な金額は?

ではサイドFIREするには資金がいくら必要なのでしょうか?

記事では一つの目安を示しています。

まずはフルFIREで必要となる金額から。

資産運用の利率で生活していくためには、年間の生活費のおおよそ25倍の資産額が必要です。総務省統計局が行った「家計調査報告」によると2人以上の世帯の場合、2022年(令和4年)7~9月期平均消費支出は月28万5429円でした。これを12倍すると、約343万円です。

つまり、2人以上の世帯でFIREする場合、343万円×25で8575万円が必要になります。単身世代の場合は単純に半分と考えても、約4250万円です。

私は独身なので単身世帯を参考にしますが、4250万円との試算です。

そもそも20代・30代で4250万円貯められますか?

私が4200万円を突破したのは45歳です。

貯金に目覚めるのが遅かったのも一因ではありますが、それでも決して簡単な数字ではないはずです。

これがサイトFIREだと労働収入を得るのでハードルが下がります。

例えば年間の収入を100万とした場合、40~65歳まで2500万円の収入を得られます。単身でサイドFIREする場合、4250万から2500万を引けば、1750万円です。これならば、まだ現実的な数字といえるでしょう。

40歳から年収100万円を得てサイドFIREするプランなら、1750万円あればいいという計算になるそうです。

これ、本当でしょうか?

単純に計算すればそうなるかもしれませんが、1年の支出は343万円の半分、171.5万円ということ。

かなり無理があるのでは?

そもそもそんなに少ない金額で会社を辞めて生活していけるのだとしたら、すでに多くの人が実行しているはずです。

そして現実は甘くないから「FIRE卒業」という名の失敗者が続出したのでしょう。

私ならフルFIREの目安で出てきた4250万円あっても、サイドFIREにさえ踏み切りません。

下落相場になることも当然あるわけですし、2022年から特に顕著となった物価高もモロに影響を受けます。

よって小資金でのFIREは高い確率で失敗するでしょう。

有名な三菱サラリーマン氏が30歳・7000万円でフルFIREではなくサイドFIREしているのは参考になるはずです。

20代・30代でFIREって早すぎやしませんか?

そもそも20代・30代でFIREはさすがに早すぎると個人的には思っています。

自分の本当にやりたいことが何かが明確になったのであれば、それはよいでしょう。

ただし、「死ぬまで遊んで暮らす」というのは現実的には不可能なはずです。

理由は資金が持たないから。

「何かをやりたい」というのは、誰かに貢献していかに収入を得るか、ということになるべきです。

だとしたら、若くして明確な何かを持つ人はそう多くはいないと思いますから、仕事が嫌だからと早まらないほうがいいと思っています。

また、日本でFIREする際にポイントとなるのは「年金受取開始の65歳までいかに乗り切るか」です。

65歳以降は定期収入を得られますから、生活は多少安定します。

年金を考慮するならサラリーマンは有利です。

サラリーマンは厚生年金に加入するため、国民年金のみの場合より多くの年金を受け取れます。

老後の生活のことを考えても、サラリーマンを長く続けるのは一定のメリットがあるのです。

FIREは目的ではなく手段なので、「何をしたいのか?」が明確にならない限り、FIREには踏み切らず、資産形成に留めておくべきでしょう。

そして自分が本当に何かやりたいことが見つかったときにFIREに踏み切れるだけの資金があればよいのではないでしょうか。

まとめ

以上『FIREは難しいけどサイドFIREなら実現可能? 資産はいくら必要で注意点は?』でした。

いかがでしたか?

サイドFIREだって簡単ではないことがお分かりいただけましたか?

2000万円程度の資金でFIREに踏み切るのは、サイドFIREであっても推奨しません。

もっと現実を見据えて、シビアな計画を立てるべきでしょう。

以下関連記事です。

「三菱サラリーマン」氏のFIREから学ぶべき点をまとめました。

FIRE達成時の資産額を調査してみたところ、意外な金額であることが分かりました。

投資歴25年以上のパックンが最初から FIREを目指さしていません。

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