年収500万円は手取りいくら?割合は?生活レベルはどんな感じ?

2020年2月11日

年収500万円は手取りいくら?割合は?生活レベルはどんな感じ?

少し前になりますが、『「年収500万なんて論外」と条件で見切った、28歳婚活女の痛恨ミス。五反田男はまさかの御曹司』という記事を読みました。

記事というか小説ですかね。

だから実話ではないのでしょう(きっと)。

それにしてもタイトルの「年収500万なんて論外」という文字には驚きました。

いくらなんでもそれはないだろ、と。

年収が高い方がよいと思うのは理解できますが、人柄とか無視で年収のみで判断するなよと本気で言いたい。

そもそも年収500万円ってダメですか?

30歳前後ならなかなかの金額だと思いますが。

正直言って、僕は30歳のとき年収400万円にすら到達していませんでしたから。

何か腑に落ちないので、今回は年収500万円の人について、手取りや生活レベルを調べてみました。

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年収500万円の人の割合は?

国税庁による民間給与実統計調査態の平成29年結果によると、年収500万円超600万円未満の「年収500万円台」の人は約498万人。

給与所得者のうち、その割合は10.1%。

全給与所得者の約1割の人が年収500万円台であることになります。

男女別にみると、男性は390万人、女性は108万人です。

ちなみに年収500万円以下の人は3,464万人おり、全給与所得者の70%を占めています。

したがって、年収500万円台の人というのは全給与所得者の中で見れば十分上位の方に数えられる部類であることが分かります。

男性だけでみると、年収400万円以下の人は41%にまで減少しますから、年収500万円はちょうど真ん中あたりの人ということになります。

ただ、決して低すぎる年収というわけでもありません。

年収500万円で論外なって言われた日にゃあ、どうしたらよいのでしょうか?

年収500万円の手取りはいくら?

年収500万円の手取りは一体いくらなのでしょうか?

手取り年収の場合、個人差・地域差などがありますから一概にいくらと言い切ることはできません。

ですので参考の数字になりますが、年収500万円の手取り年収としてはおよそ390万円前後になりそうです。

手取り年収が390万円だとすると、単純に12等分したら1ヶ月あたりの手取りは32.5万円になります。

手取り月収32.5万円が高いと感じますか?それとも安いと感じますか?

ボーナスのある会社で年収500万円なら、手取り月収はもっと下がります。

そう考えると、年収500万円はお世辞にも高いとは言えなさそうです。

かといって生活が苦しくなるような低い年収でもありません。

ちなみに、業界最大級の求人数と豊富な非公開求人の転職サイトであるdodaに登録しているユーザーの40代の平均年収が528万円です。

40代になってようやく年収500万円では、冒頭で紹介したような女性たちが相手なら、そりゃ結婚できる人はどんどん減っていくことになりますわな。

年収500万円の生活レベルはどんな感じ?

年収500万円だと結婚相手としてはスルーされるほどと言うことは、生活できないようなレベルなのでしょうか?

僕個人としてはそんなことはないと思っているのですが、実態はということで、年収500万円の人がどのくらい貯金をもっているのかを調べてみました。

データは毎度おなじみ金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)」(平成29年)より持ってきました。

ただし、年収500万円台のみではなく750万円まで含まれたデータになっています。

・年収500万円以上750万円未満
金融資産非保有 24.3%
100万円未満 3.1%
100~200万円未満 4.9%
200~300万円未満 4.6%
300~400万円未満 5.1%
400~500万円未満 3.7%
500~700万円未満 7.8%
700~1,000万円未満 9.1%
1,000~1,500万円未満 10.9%
1,500~2,000万円未満 6.0%
2,000~3,000万円未満 7.2%
3,000万円以上 9.4%
無回答 4.6%
平均 1,138万円
中央値 520万円

年収600万円から750万円の人が含まれてしまっているため、正確なところがつかみづらくなっています。

貯金が多い人は年齢が高い人が多いとは容易に想像つきますから、正直貯金がちゃんとできているかというと疑問が残るところではあります。

これ、独身でこの年収なら正直多少の余裕はありますよね。

極端に浪費したり、極端に高い物件に住むような生活をする人でなければ、基本的には不自由しない生活を送ることができるのではないでしょうか。

一方で結婚して子どもがいるとなると、事情は変わってきそう。

年収500万円で家族全員を養うには、家計のやりくりをしっかりとしなければいけないでしょう。

それならば共働きで世帯収入を上げる努力を夫婦で行っていく方がよさそうです。

こう言ってしまうと、冒頭の女性が年収500万円をぶった切ることを肯定するかのようで嫌ですが。。

年収500万円の人が貯金できるようになるためには?

では、年収500万円の人がもっと貯金できるようになるためには、どうしたらよいのでしょうか?

まずは先にも述べたように、世帯収入を上げることです。

奥さんにも仕事をしてもらうのが最も手っ取り早い方法です。

男性本人の年齢がまだ若ければ、次は年収600万円を目指して仕事に励むべきです。

収入が増えてきたら気をつけたいのは、支出を増やさないよう心がけることです。

収入が増えると、気持ちが大きくなってしまうのしょうが、そこが我慢のしどころです。

特に年収600万円になると、収入が多いと勘違いして支出が増えてくることがあります。

一度大きくした支出を再び小さく戻すのは大変な困難が伴います。

ですから、最初から支出は控えめにするよう心がけておきましょう。

そうすれば、収入が増えていくに伴って、貯金も順調に増えていくことになります。

まとめ

以上「年収500万円は手取りいくら?割合は?生活レベルはどんな感じ?」いかがでしたでしょうか?

年収500万円は独身なら余裕がありますが、結婚すると余裕がなくなるレベルだと思われます。

さらに年収を上げる努力をしていくべきです。

確かに年収500万円は裕福とは言えませんが、悲観的になることもありません。

これからどのような将来を目指すのか、ライフプランの設計がカギを握りそうな年収と言えるかもしれません。

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