家計を見直したい!と思ったら支出を減らせばよいだけの簡単な話

家計を見直したい!と思ったら支出を減らせばよいだけの簡単な話

今日はネットの記事の中から家計見直しの相談にツッコミを入れる企画です。

今回の記事はこちら。

母親の生活費を負担し毎月赤字、お金の使い方を見直したい

家計見直し相談を見ると、本当に世の中にはお金の管理ができない人がたくさんいるのだと感じます。

しかも、結構ひどい。

本当に貯金をしたいのか?と思わざるを得ない人が非常に多いです。

今回も「正気か?」と思わせてくれる人が登場。

それでは早速見ていくことにしましょう。
 

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相談者はそもそも家計簿をつけていない

今回の相談者はこちらの女性。

相談者は50代の女性。母親と2人暮らしです。母親の生活費も負担しているためか、家計は毎月赤字。家計簿をつけていないため、何にいくら使っているのか把握できていないといいます。

母親の生活費も負担しているということで、確かに収入に対して支出が多くなりそうな感じはあります。

が、しかし。

問題なのは、家計簿をつけていないこと。

勘違いをしないでいただきたいのは、家計簿は貯金する上ではマストではありません。

あくまで支出を把握し、家計の見直しに利用するためのものです。

ですから、きちんと家計が把握できていれば家計簿は無理につける必要はありません。

また、毎月一定額の貯金ができているのであれば、家計簿をつけなくてもよいでしょう。

しかし残念ながらこの相談者は毎月赤字家計だそうです。

それなのに家計簿をつけていない。

この時点で、本気で家計の見直しをしようという意志が薄いことが分かります。
 

今のお金の使い方でよいはずがない

衝撃的なまでに驚かされたのは、この女性の悩みです。

「今後、老々介護になる可能性があり、老後資金が心配。今のお金の使い方でよいのかわからない」

赤字家計ですよね?

だとしたら、今のお金の使い方でよいわけがないです。

とんちんかんなことを言ってます。

極めつけはこの発言。

Aさんは、家計の改善はもちろんですが、この支出の多さの原因は母親が生活費を使いすぎているためではないかと感じていて、自分と母親のお金の使い方を把握したいといいます。

赤字の原因を母親に求めています。

得てしてこういう場合、本人に原因があるというのがお約束なのですが、今回の事例はどうでしょうか?
 

家計は毎月赤字だったがボーナスで補填

FPさんと話をしながら各費目の支出を思い出してみると、下の表のようになりました。

家計を見直したい!家計収支表
(引用元:MONEY PLUS)

月5万円近くの赤字です。

よって、年間で60万円の赤字です。

ただ、ボーナスが年間120万円あるために赤字を補填できているというのが実情でした。

収入は思いのほか多いです。

結局、ボーナスのおかげで1年間で60万円貯金できている計算になります。
 

金融資産は1800万円。意外と持っていた

収入は多いことが分かりましたが、さらなる驚きが。

Aさんの資産状況はというと、預貯金が300万円、投資商品が1500万円ほどの約1800万円ほどです。

なんと!

収入が多いゆえに、金融資産は1800万円。

50代ということもあってか、しっかり貯めていました。

だとしたら、なぜ毎月赤字で家計簿もつけない?

と思ったら、次の一節。

これらすべてを自力で準備できていればよかったのですが、その多くは亡くなったお父様から相続を受けたものでした。

なるほど、納得できました。

自力で1800万円貯められる人なら、こんな相談はしないはずです。

そしてさらに追い打ちの一節。

母親も相応に相続をしていますが、やや散在しがちな性格で、生活費や趣味などに多くを使っており、今後老人施設に入るときの入居資金が残っているかどうかという状況だそうです。

母親の散財は、どうやら本当のようでした。

親子で。。

ただこの女性、退職金が1000万円ほどあるかどうかだそうで。

そして1年で60万円貯まるのであれば、老後資金は3000万円を超える計算になります。

世の中の多くの人は、「老後資金は3000万円必要」という言葉に不安を覚えているのですが、この方、こんなお金の状況なのに3000万円貯まりそうです。

なんということでしょうか。

生活を切り詰めてなんとかやりくりしている人がいるかと思えば、その一方でそこまでしなくても貯まる人がいる。

相続の大きさと収入の多さですね。

支出を減らすより収入を増やした方がいい理由です。
 

通信費をはじめ、結局お金を使いすぎている

それでは、毎月赤字になっている根本的な原因は一体何なのか?

支出を見てもらえれば明らかですが、単にお金の使い過ぎです。

支出の多い費目を順に見ていけばよく分かります。

最も金額の高い費目が食費です。

年老いた2人で75000円は異常です。

住宅費57000円は状況がよく分かりませんので、ここは一旦据え置き。

衣服・美容に52000円も使う必要もありません。

よく分からない「その他」が多すぎ。

交際費に30000円もかける必要はありません。

交通費に20000円って、そんなに一体どこへ行くのか?

水道光熱費18000円って、二人暮らしならこんなもんですか?

通信費17000円も高すぎ。

結局親子で財布の紐がゆるいだけの話でした。

赤字になるに決まってます。

当たり前の支出と思っている部分にこそ、実は大きな問題があります。

その当たり前を疑うことができるかどうかが運命を左右します。
 

まとめ

以上『家計を見直したい!と思ったら支出を減らせばよいだけの簡単な話』でした。

貯金ができないと悩んでいる人も多いかとは思いますが、結局単にお金を使いすぎているだけです。

家計の見直しは、大半支出の見直しでなんとかなります。

すべての支出を疑い、減らせる支出をどんどん削ることで簡単に黒字化できますので、ぜひともトライしてみてください。
 
 

ちなみに、支出を削減したいのであれば、やはり今なら通信費の削減が最も簡単で効果的です。

格安スマホへの乗り換えをぜひとも検討してみてください。

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