医師が勧める「最期まで寝たきりにならない」ための生き方5つ
独身の人間にとって、老後に寝たきりになることは最も避けたいことの一つです。
寝たきりになってしまっては、自分一人ではどうすることもできません。
そんなことを考えていたところ、ちょうど見つけたのがこちらの記事。
『医師が勧める「最期まで寝たきりにならない」ための生き方5つ』
ドンピシャの話題です。
では、最期まで寝たきりにならないためには、どのような生き方をすればよいのか、ご紹介します。
寝たきりになる原因の第1位は脳卒中
そもそも、寝たきりになる原因としては、どのようなものがあるのでしょうか?
『要介護状態になりやすい病気や症状』という記事の中に、円グラフで上位の疾患が紹介されています。
ここでは「介護が必要になった」を「寝たきりになった」と同義と捉えてご紹介します。
この円グラフを見ると、上位トップ5は「脳血管疾患(脳卒中)」「認知症」「高齢による衰弱」「骨折・店頭」「関節疾患」であることが分かります。
これら5つで全体の70.4%を占めていますので、基本的にはこの5つを予防できれば、将来寝たきりになることを回避できる可能性が高まります。
ただ、眺めていて分かるのは、何をやったから必ず回避できるというものも無い事実。
寝たきりを回避できるには、運の要素も相当強いのだろうということが容易に推測できます。
寝たきりになりたくないと思って、寝たきりを回避できるなら、みんな回避できてます。
それができないのが、老いることなのでしょう。
最期まで寝たきりにならないための5つの生き方
さて、冒頭で紹介した記事の中で、現役医師が「寝たきりにならない」ための生き方として紹介しているのは、以下の5つです。
- ① 過剰な検診は避け、必要な検査だけを2、3年おきに受ける。
- ② 自分の身体は自分でチェック。身体が発する声に耳を傾ける。
- ③ 信頼できる医師を見つけ、処方される薬を最小限に減らしてもらう。
- ④ 最期は自宅で迎えられるよう、主治医や家族、近隣の人々などの協力を得ておく。
- ⑤ 身体と頭が健康なうちに自分の最期に関する希望をまとめ、リビングウィルとして書き残しておく。
なるほど、書いてあることは理解できました。
医師・医療に頼るのは最小限度にとどめること。
そして、自分の希望する最期を周囲の人たちに理解してもらえる準備を整えておくこと。
ただ、書いてあることは理解できるものの、引っかかる点は、「生き方」であって「対策」とは思えなかったこと。
こちらが期待していたのは、寝たきりを回避するために、例えば運動したほうがいいとか、身体自体をどうケアするかでした。
だから、若干拍子抜けしたというのが正直なところでした。
将来、寝たきりにならないためにやった方がいいこと
そこで、身体のケアで寝たきりにならない方法を調べてみたところ、『千人の医師が回答した「将来、寝たきりにならないためにやった方がいいこと」』という記事にたどり着きました。
この記事は、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」が、「将来、寝たきりにならないためにやった方がいいこと」というアンケート結果を元に作られています。
2018年8月に行なわれたインターネットアンケートで、MedPeerの会員である医師1,060人が回答しています。
そのアンケート結果がこちら。
圧倒的に「運動」が多いのですが、驚かされるのが2位の「なし」。
ないということはないのでは?と思いましたが、実際の医師の回答がこちら。
医学的根拠がある方法を知りません。(50代 腎臓内科・透析)
(引用元:https://seniorguide.jp/article/1143878.html)
これさえやっておけば大丈夫と言えるものはないと思います。(50代 アレルギー科)
何かをしないといけないというのはストレス。(60代 神経内科)
なるほど、これをやれば回避できるというものは存在しないということです。
運動も確実に回避できるものではなく、下手したら単なる気休めということでしょうか。
それでも僕は、運動をして、できるだけ長く寝たきりを回避できるよう取り組んでみたいと思います。
今後、医療費の高騰は避けられない
また、冒頭で紹介した記事の中で、もう一つに気になることを現役医師が語っています。
それがこちら。
今後の日本では、年金の削減や医療費の高騰が起きます。そのなかで、50代、60代のうちから病院依存症になり、奴隷のようになって「下流老人」に転落する人は、決して少なくありません。
(引用元:https://gentosha-go.com/articles/-/21298)
現役の医師が、医療費の高騰を明言しています。
老いていくにあたり、医者に行く回数は増えることが想定されますが、さらに医療費そのものも高騰するだろうとしています。
となれば、今はほとんど医療費がかかっていないとしても、将来的には医療費が支出に占めるウェートを高めていくことは想定しておかなければなりません。
まとめ
以上『医師が勧める「最期まで寝たきりにならない」ための生き方5つ』でした。
独身・一人暮らしにとっては、絶対に避けたい寝たきり。
どのように回避すればよいのかというと、残念ながら絶対的な回避策はありませんでした。
そして、よほどのことがない限り、最期はベッドの上で寝ていることになります。
その時が来た時に後悔しないよう、精一杯楽しんで生きることの方が重要なのかもしれません。