現役時代は見落とされる「おひとりさま老後」の落とし穴とは?

現役時代は見落とされる「おひとりさま老後」の落とし穴とは?

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

毎度おなじみ煽り系メディア「資産形成ゴールドオンライン」からです。

老後の、特に「おひとりさま」に関する記事です。

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思わぬハプニング「怪我による入院」

今回の記事ではAさんという67歳の女性が主役です。

30代で離婚し、それ以来一人暮らし。

再婚せずに「おひとりさま」だそうです。

Aさんは年金が15万円で、贅沢はできないながらも節約して、定期的に電車での旅行を楽しんでいるとのこと。

ところがある日、Aさんは旅行中に階段から転落し、骨折。

近くの病院へ運び込まれることとなりました。

幸い意識ははっきりしていたため、離れて住む73歳の兄に連絡し、甥っ子にも手伝ってもらって自宅から保険証や着替えなどの必需品を病院まで持ってきてもらう、という事態になりました。

この一件を受けてのAさんのコメントがこちら。

「いつも2、3日の旅行だし、健康だと思っていたので保険証を持って歩くといったことは考えてもいませんでした。73歳の兄や奥さん、甥っ子までが病院に飛んできてくれて本当に有難かったです。兄も高齢のため、いつまでも甘えてばかりもいられません。最近は、自分がまたケガをしたり認知症になったりしたらどうしよう、死んでしまったあとの部屋の整理や手続きはどうしよう、と真剣に考えるようになりました」

いざというときに悩む「身元保証人・身元引受人」

急な怪我や病気による入院は、おそらく多くの人が想定はしていないと思います。

「自分はまだ大丈夫」と考えている人が圧倒的に多いはずです。

その時は突然訪れますから、起きてから「まさかこんなことになるとは」となるのです。

仮に「自分は老後に向けたお金があるから大丈夫」と思っていても、怪我や病気はお金の有無とは一切関係ありません。

そして入院ともなれば、身元保証人が必要となってきます。

あなたは入院するとなったとき、身元保証人になってくれる人がパッと思いつきますか?

と、質問を投げかけておいて、私も実際のところ怪しいです(苦笑)。

一応弟がいるので、弟に頼むことになるとは思います。

しかし、もし弟が私より先に亡くなった場合、親戚に頼むしかありません。

近所に住んでいましたが、そこまで付き合いがあったわけでもなく、頼むのも気が引けるところです。

そこで記事では、身元保証人に困った時の対応策を教えてくれています。

もし、保証人や引受人になってくれそうな人がいなかったり、頼みにくかったりする場合は、身元保証会社を利用することになるのが一般的です。こういった身元保証会社も増えており、株式会社や一般社団法人、NPO法人などの形態があります。

しかしながら、費用は決して安くはないため、余裕のある健康なうちに探しておいたほうがいいでしょう。

身元保証会社の利用だそうです。

「費用は決して安くない」とのことですが、実際のところいくらなのでしょうか?

例えばGoogleで検索して上位に出てきた「イオンのお葬式」というサービスをやっているイオンライフ株式会社だと初期費用の総額が916,296円(税込)。

思わず目玉が飛び出ました。

しかも初期費用ですから、更新するたびに年会費1万円とからしいので、思いもしなかった老後の大型支出の候補が浮上してきました。

おひとりさまは身元保証人で100万円以上かかるのかもしれません。

要注意です。

総合的な相談場所を知っておく

そんなおひとりさまの老後を支えてくれそうなのは、やはり行政ということになるでしょう。

記事では、65歳以上の住民に対し保険・医療・福祉など総合的に相談にのってくれる場所の選択肢のひとつとして挙げられるのが「地域包括支援センター」の名前が挙げられています。

思い出してみると、介護の記事を書いたときにも出てきた名前ですね。

どんなことをやっている組織かというと、以下のように記載されておりました。

介護保険法第115条の46第1項で設置が定められており、市町村が設置主体となっていて、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等が配置されています。住民の健康の保持および生活の安定のために必要な援助を行うことで、地域住民の心身の健康の保持および生活の安定のために必要な援助を行う施設とされています。

前述の身元保証会社の紹介などの相談にものってくれることもあるらしいです。

全国で5,404ヵ所が設置されていて、支所を含めると7,409ヵ所もあるそうです。

自分の住んでいる地域や将来済む予定の地域の「地域包括支援センター」を元気なうちに確認して、ある程度の時期になったら一度相談に行ってみるとよいかもしれません。

まとめ

以上『現役時代は見落とされる「おひとりさま老後」の落とし穴とは?』でした。

いかがでしたか?

入院時の身元保証人は盲点でした。

私自身何も考えていませんでした。

おひとりさまは身元保証人も含め、老後の備えを十分におこなっておきましょう。

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