自分の「平均余命」を知ることで、老後資金の参考にしよう
「人生100年時代」と言われるようになりましたが、実際のところ、自分が100歳まで生きる姿というのは想像できない人が多いのではないでしょうか?
そもそも今を生きることで精一杯だというのに、数十年も未来のことなど想像できるはずもありません。
その反面、老後のことは不安という人が多いのも事実。
特にお金に関する不安を抱えている人が多くいます。
そこで、たまたまこんな記事を見つけました。
『自分の「平均余命」を知っておこう 各年齢の人がその後、何年生きられるかを算定』
ちょっと気になったので、ここでご紹介します。
平均余命とは?
平均余命とは、各年齢の人が、その後何年生きられるかを算定したものです。
それに対して平均寿命は、あくまで何歳まで生きるかですから、今の自分たちにちょうど当てはめやすいのは平均余命の方でしょう。
あなたは何歳まで生きられるのか?
ちなみに、厚労省が昨年10月に公表した、平均余命に基づいた「何歳まで生きるか」のデータが下の表になります。
ちょうど10年区切りの表になっていて、1980年生まれ、年齢でいうと39歳までが対象となっています。
それぞれ80歳、90歳、100歳まで生きられる可能性をパーセントで表しています。
1980年生まれまでしか書いていませんが、数字の規則性から、1990年生まれでも、なんとなく何歳まで生きられるのか、予測ができそうです。
僕の場合は、1970年生まれと1980年生まれの真ん中あたりになりますので、80歳まで生きられる確率が77.5%、90歳まで生きられる確率は42%、100歳まで生きられる確率は6%といったところでしょうか。
女性は20%が100歳まで生きる世の中になっていくようで。
ものすごい高齢化社会になりそうですね。
老後資金をどのように計算するか?
何歳まで生きられそうかを予測したところで、老後資金の計算に移りましょう。
僕は100歳までで計算することが多いのですが、男性の場合は100歳まで生きられる確率は6%ですから、正直長めに取りすぎと言えます。
僕の場合は、老後資金を余裕を持って考えたいため、意図的にやっているところでもあります。
このように、何歳まで生きるかの想定は各自の考え方によります。
ただ、一つだけ言えるのは、最新の平均寿命である男性81歳、女性87歳という数字を鵜呑みにして老後資金を計算すると、将来痛い目を見る危険性が高そうだということです。
長生きは本当に幸せか?
そもそも今回の記事のメインテーマは、「長生きは本当に幸せか?」です。
今の世の中において、長生きすることはとても幸せとは思えません。
年金がもはや当てにならず、つつましく生きなければいけません。
長寿と言っても、チューブにつながれ、延命措置を受けて長生きするなど、誰も望んではいないはず。
それなら、いっそのこと病に倒れる前に、ひと思いにと考える人も現れそうです。
安楽死制度も今後議論の的になるのではないでしょうか。
長生きが幸せかどうかの答えは、死ぬときに分かるでしょう。
結局、答えは人それぞれにならざるをえないのですが。
まとめ
以上『自分の「平均余命」を知ることで、老後資金の計算の参考にしよう』でした。
自分の世代の平均余命を知っておけば、老後資金の計算がしやすくなります。
そして何より、自分の人生を精一杯生きようという気持ちも出てくるのではないでしょうか。
どんな人生であっても、後悔だけはしないよう一瞬一瞬を大切に生きたいものです。