平均寿命が延びて老後破綻が急増!?「長生きリスク」を軽減する3つのこと

平均寿命が延びて老後破綻が急増!?「長生きリスク」を軽減する3つのこと

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

平均寿命が延びて老後破綻って悲しい話です。

ただそれも現実ですので、早速記事の中身を見ていくことにしましょう。

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長生きが「リスク」になる悲しい日本の現実

まずは冒頭の一節から。

本来、長生きは、おめでたいことのはずだ。ところが人生100年時代のいまは、「長生き=リスク」と認識されている。長生きリスクとは、長生きすることによって定年後の生活費や医療費、介護費用などの負担で老後の資金が足りなくなり、生活が経済的に困窮する事態のことだ。

本当にその通りでして、長生きするからこそお金の心配が大きくなっています。

寿命が延びることはリスクとなっています。

どのくらい寿命が延びているかは以下の一節から読み取れます。

日本人の平均寿命は以前と比べて大幅にのびている。1990年の平均寿命は男性75.92歳、女性81.90歳だった。それに対して2020年の平均寿命は男性が81.64歳、女性は87.74歳だった。1990年と比較すると男性で5.72歳、女性で5.84歳のびている。コロナ禍でも過去最高を更新して男女ともに約6歳のびているのだ。特に女性の平均寿命は世界一だ。「長い老後へのお金がない」など、長生きを避けたいという意見も増えているのが現状だ。

男性で81歳、女性で87歳です。

女性の平均87歳は驚異です。

「平均」ですから実際には87歳より長く生きる人が多数いることになります。

これを見ると老後資金の計算を100歳までで立てておくのが無難と考えるのも当然と言えるかもしれません。

100歳まで生きると想定して、長生きするリスクに対しどのような対策が考えられるのでしょうか?

長生きリスクへの備えその1 公的年金を繰り下げ受給する

2022年の4月から年金の繰下げ上限年齢が75歳に拡大されることをご存じだろうか。繰上げの上限は60歳と変わらないので受給開始期間は、15年間選べるようになるのだ。ちなみに厚生年金の加入可能年齢は70歳までだから、ギリギリまで仕事を続ければ年金も増える。

年金を繰下げするメリットは、なんといっても増加率だ。1ヶ月あたり0.7%の増額が適用される。2022年の改正も同様に0.7%増額される。対象者は、2022年4月1日以降に70歳に到達する方(昭和27年4月2日以降に生まれ)となる。

うーん、ちょっとどうでしょう。

私は繰り下げ受給に対しては疑問視しています。

なぜなら年金を受給できるまで仕事を続けたいと思わないからです。

多くの人も働きたくないのが本音なのではないでしょうか。

長く働ける人、例えば自営業とかであれば良いかもしれません。

普通のサラリーマンでは65歳以降仕事の無い人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

ですから年金の繰り下げ受給は現実的ではないと考えています。

さらに今後の年金制度次第ではそもそも年金支給開始が65歳から70歳まで引き上げられるということも予想されます。

今すぐ制度変更はないと思いますが、今後20年以内に繰り下げ以前の問題でそもそも70歳まで年金をもらえなくなる可能性もあるのです。

よって40代以前の人は繰り下げ受給はあてにしないほうがよいのではないかと考えます。

長生きリスクへの備えその2 健康寿命をのばすことを意識する

最初の緊急事態宣言の頃、いつも長蛇の列だった皮膚科の待合室がガラーンとしていた。コロナの院内感染を恐れる方が多く、受診者が少なくなっていたのだ。私の顧客でも、医療事務をしていたがコロナ禍でリストラにあった方がいる。緊急事態宣言中は、本当に多くの方が家の中に引きこもっていたのだと感じた。緊急事態宣言中はしかたがないことだが、閉じこもりは心身の健康に良くない。「健康寿命」をのばすためにも社会に関わることが大事だ。

筆者は40~50代から、会社以外の人脈を作っておくことが大切だと感じている。会社の中の人間関係だけでは退職したら、それっきりだ。会社以外の友人と会える場所があるといい。人と会うことで、移動したり歩いたり体も動かすし、友人と食事することも大切だ。食事をひとりで食べていると摂取する食品の数が少なくなりがちになるからだ。友人と会食することで食事中の会話も楽しむことができるのも健康に良いことだ。健康寿命をのばすことが一番の節約になる。

健康寿命を延ばす点については同意します。

全くそのとおり。

人付き合いをするのもよし、運動するのもよし。

とにかく体を動かして、自立歩行できる状態を維持し続けることでしょう。

そしてもう一つは頭を使って考えること。

やはり認知症が圧倒的に怖いです。

脳に刺激を与え続けることは大事で、人付き合いは会話が生まれますからその点でも良いかもしれません。

私の身内でも配偶者と死別してから一気に認知機能が低下してしまった人もいました。

人付き合い、会話は重要だと感じました。

また興味深い一節もありました。

老後の医療費と介護費用をどのくらい準備したらいいのか?老後の医療費として200~400万円は用意しておくと安心だろう。筆者は医療保険よりも預貯金で準備することをお勧めする。なぜなら、医療保険がおりない入院や手術もあるからだ。筆者も先日入院をして15万円くらい費用がかかったが、医療保険からの給付はなかった。そもそも病気ではなく、陽性のポリープを除去したからだ。

なるほど、ファイナンシャルプランナーは医療保険を勧めるものと思っていましたが預貯金を推奨しています。

陽性ポリープの除去は医療保険が適用されないのですか。

保険の種類にもよるのでしょうか。

長生きリスクへの備えその3 投資の基本である長期投資をする

長期投資は、投資の基本だ。長期投資のメリットとして最も高いのが「複利効果」を活かせることだ。複利とは、元本だけでなくその利子にも利子がつく状態のことをいう。雪だるまを作る時、くっついた雪の上にさらに雪を重ねて作るだろう。そのイメージで利子がさらなる利子を呼んでくる状態なのだ。株価の上昇が続いている時に運用で得た利益をそのままさらに運用に回せれば、どんどんお金が増えていく。そして長期間になればなるほど、その効果は高まりお金が増えるのだ。最初は少ない資金でも、20年30年と続けると雪だるまを作る時のように転がせば転がすほど大きくなっていく。

出ました、最後は投資です。

その前に貯蓄があるかどうか。

貯蓄の無い人はまず貯蓄の習慣づけからです。

どんどんお金を貯めていきましょう。

そして「複利効果」を活かすには投資を早く始めることです。

さらにiDeCoやつみたてNISAといった優遇制度も整っており、投資を始めやすい環境にはなりました。

少しでも早く、そして少しでも多くの金額を投資に回すことが重要になります。

投資に回す資金を増やすために大事なことは支出を減らすことです。

支出を減らせば老後資金の減少スピードも落ちます。

要するに長生きリスクへの備えとして最重要事項は支出を減らすことなのです。

まとめ

以上『平均寿命が延びて老後破綻が急増!?「長生きリスク」を軽減する3つのこと』でした。

いかがでしたか?

長生きリスクを軽減するには支出の削減、生活のダウンサイジングが一番ということです。

年金が少なくても支出が少なければ多少はなんとかなります。

あとは健康面。

健康寿命をいかに延ばすかです。

体については運にも左右されそうですが、運動の習慣など何かしらの対策を立て実行していくのがよいでしょう。

特にコロナ禍で運動不足という人は要注意かもしれません。

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