西村博之(ひろゆき)氏のお金の考え方に結構同意できた件
今日はネットで見つけたこちらの記事から。
『もはや“達観の達人”。ひろゆきが教える「お金が欲しい」の無限ループから抜け出す方法』
かれこれ4ヶ月以上も前の記事のなのですが、新R25の別の記事をたまたま見ていて、そして記事を読み終えた後に見つけたのが今回の記事でした。
西村博之(ひろゆき)氏といえば、2ちゃんねるで超有名ですから、改めてここでご紹介するようなことはしません。
たまにメディアで見かけることがありますが、正直あまりいい印象は持っていませんでした。
ただ、今回の記事を読んでみて、特にお金に関する考え方が意外だったため、今回ここでご紹介してみます。
僕は同意できる部分が多く、これまで西村博之(ひろゆき)氏の著書を読んだことがなかったのですが、一冊読んでみようという気になりました。
1.節約してるわけじゃなくて、無駄遣いが嫌い
まず、起業家・経営者のインタビューなんかですと、「お金は全部使え」といった発言の方が多いように感じています。
特に、ホリエモンあたりにはそんな印象を抱いています。
一方、ひろゆき氏は少々異なった毛色の発言をしていました。
「お金は貯まっていく一方なんじゃないですか?」という質問に対して、以下のように回答しています。
まぁ、使わないんでね。ただ、何かやりたいと思ったときにお金があったほうが便利じゃないですか?
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
急に必要になることもあるので、貯めていたほうが安全じゃないかなと思うんですけど。
一般人みたいな発言をしています。
本人も語っていますが、普通の大人の感覚です。
さらに、次のような発言をしています。
やりたいことや好きなことに生活費も残さずにお金を使っちゃう人って、ギャンブルに金を突っ込む人とあんまり変わんないと思ってるんですよ。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
それもある種のギャンブラーというか。あんまりまともじゃないな、と。
同意します。
いますよね、とにかく趣味にお金をぶっこむ人。
全く理解に苦しむのは、ひろゆき氏も同じだったようです。
そして、究極の一言が出ます。
僕、無駄遣いが嫌いなんですよ。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
節約をしているわけじゃなくて、無駄遣いを避けてるだけです。
これ、激しく同意します。
僕も節約しているわけではないんです。
無駄遣いをしないようにしているだけなんです。
「節約していない」ということを読者の人になかなかうまく伝えられなかったのですが、ひろゆき氏の「無駄遣いを避けてる」という表現はもっとも近しいものでした。
一方、一生懸命節約している人は、実は一生懸命無駄遣いしているんです。
だからお金がなくなるんですよね。
2.快楽にお金を使うのもアリ
一方、ひろゆき氏は何にお金を使っているかというと、旅行だそうです。
なぜ旅行にはお金を使うのかという質問に対して、以下のように回答しています。
何が手に入るのかわからないからでしょうね。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
まだ行ったことがない国って、映像で想像はできても、実際に行ってみたり体験したりしてみないとわからないことが多いんですよ。
たとえば「アフリカってなんで経済成長しないの?」という疑問があったときに、現地の人にいろいろ質問をしてみると、その原因の大半は“考え方”の問題なのかも、ということが見えてきたり。
なるほど。
僕の場合、物欲がどんどんなくなり、出不精で外にも出ていかなくなり、どうしたらいいのか困っているところなのですが、唯一外出するのがディズニーランド・ディズニーシー。
アトラクションは同じですが、どのような混雑状況かは日によって異なるため、どのような回り方になるかは行ってみないと分かりません。
その点は共通しています。
また、次のような発言もしています。
でも別に損得だけで判断してるわけじゃなくて、快楽にお金を使うのもアリだと思うんですよ。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
僕だってタバコ吸ったりとか酒を飲んだりとか、しょうもないことにお金を使うので。
ギャンブルに対する考え方も、極めてひろゆき的。
はい。ただ、そうじゃなくて儲かると思ってギャンブルをやってる人は大抵バカですね。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
「期待値としては損することがわかっている暇つぶし」だと思ってやるならいいですけど。
厳しい言葉ですが、的確に事実を捉えています。
いい大人が儲かると思ってギャンブルをやっていたら、ちょっと痛いですよね。
ただ、暇つぶしてほどほどの金額なら、たまにたしなむ程度でよいのではないでしょうか。
実際、僕も数年に一度、誘われると競馬を見に行きますが、一日で使う金額は5千円程度。
お遊び程度にとどめています。
3.人生の優先度は仕事より趣味
次に、仕事に対する考え方ですが、超絶意外だったのがこの一節。
僕は完全に趣味優先です。普通の経営者って仕事が趣味だと思うんですけど、僕にとっては映画を観るとかゲームをするほうが優先度が高いんです。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
ひろゆき氏も語っていますが、普通の経営者は仕事が趣味です。
しかし、多くの人は仕事より趣味のはず。
ひろゆき氏は、かなり特殊と言えるでしょう。
その特殊性が表れているのが、次の発言。
さっきも言いましたけど、僕は根本的には働きたくない人なんですよ。ただ、自分にとって楽しい生活を維持するためには最低限のお金が必要じゃないですか。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
堀江さんたちが教えてるのは「成功するための方法」なんですけど、そのやり方ってリスクがあるわけで。
僕が考えているのは「年収400万円を切らない生活」みたいな方向なんですよね。
もはやお金持ちを志向していません。
そして、若干のメディア批判。
たとえば自己啓発本ってたくさん出てますけど、実は人間の能力を上げるにはちゃんと寝ることのほうが大事なんですよ。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
そもそも日本人は睡眠時間が足りてないですし、「本読むヒマがあったら寝てろ」っていうほうが動物的には正しいはずなんです。
でも、そんなこと言ったら本が売れないじゃないですか。
この人、本質は何かを的確に捉えているようです。
ちょっと驚きました。
4.「自分は何が楽しいのか」を突き詰めて考えるべき
そして、お金に関する欲望の話へ。
そもそも僕は、「お金が欲しい」っていう気持ちには終わりがないと思うんですよね。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
社会人になったときって、初任給で20万円もらってテンション上がってたと思うんですけど、たとえ年収800万円になっても、上を見たら「足りない」と感じちゃうはずなんです。
でも、そうやって上を見つづけてお金が必要だと思ってる限り、欲望としてはいつまでたっても満たされないじゃないですか。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
この状況を変えたほうが人生ラクになると思うんですよね。
全くその通りだと思いました。
みんな上を見すぎ。
しかも、たちの悪いことに、収入を増やす努力していない(苦笑)
お金に対する考え方を変える方が確かにラクになるかもしれません。
さらに、ひろゆき氏の面白い視点がこちら。
あとは、やたら高いメシを食べたがる人っていません?
でも、もしその目的が「美味しいご飯を食べたい」ということなら、「断食すればいいじゃん」って思うんですよ。
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
1日メシ食わなかったら、そのあとに何食っても美味しいので。
思わず「確かに」と納得してしまいました。
お金の掛け方や考え方次第ってことです。
そして、最後の最後にお金に対する本質的な考え方を問うています。
はい。でも大学生のころって、みんな月3万円くらいのお小遣いで楽しく生活してませんでした?
(引用元:https://r25.jp/article/636770561265930998)
それだけあれば、人って本来楽しく暮らせるはずなんですよ。
だから僕は、「自分は何が楽しいのか」ということを突き詰めて考えるべきだと思いますけどね。
まとめ
以上『西村博之(ひろゆき)氏のお金の考え方に結構同意できた件』でした。
今回は、ネットで記事を読んでいて、久しぶりに同意できる部分が多かったです。
ひろゆき氏の普通の経営者とは異なるお金に対する考え方・価値観を知ることができ、大変興味深い記事でした。
ぜひとも著書も読んでみようと思った次第です。