現在の高齢者夫婦の支出の実態は?『中居正広のニュースな会』編

現在の高齢者夫婦の支出の実態は?『中居正広のニュースな会』編

今回は、偶然テレビで見かけた高齢者世帯の支出の実態についてです。

相変わらず話題が続く老後資金2000万円不足問題。

昨日、初めてテレビでこの話題が取り上げられているのを見ました。

今回チェックした番組名は『中井正広のニュースな会』。

中井正広といえばSMAPの元リーダー。

SMAPには特に興味もありません。

そんな僕がなぜ『中井正広のニュースな会』を見たのか?

そして、番組内で紹介されていた高齢者夫婦の支出の実態とはどのようなものだったのでしょうか?

今回は、ちょっと普段とは異なるテイストで話を進めていきます。

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なぜ『中井正広のニュースな会』を見たのか?

そもそも、『中井正広のニュースな会』を見たのは、完全に偶然です。

いろいろな偶然が重なって、『中井正広のニュースな会』を見ることとなりました。

まず、土曜日のランチは自宅で食べたことです。

ルーティンとしては、土曜日のランチはほぼ外食はせず、自宅で食べています。

ランチを食べるときには、平日に録画しておいた番組を見ることが多いです。

ただ、今日はテレビをつけていたら、たまたま『中井正広のニュースな会』の予告を目にしたため、番組を見ることにしました。

また、『中井正広のニュースな会』を見た最大の理由は、ボクシングの世界チャンピオン・井上尚弥のインタビューがあったから。

ボクシング大好き人間のため、これは必見だと思い、番組を見たというのが真相です。

そこへたまたま老後資金2000万円問題も取り上げていたため、見ることにしたというのが実際の経緯でした。

モデルの家計の支出の内訳は?

さて、ここからが本題。

『中井正広のニュースな会』では、実際に高齢者夫婦に調査をして、収入と支出の実態を紹介していました。

そもそも、現在大きな話題となっている老後資金2000万円不足問題の出発点にあるのは、毎月の赤字が5万円にのぼること。

年金収入がおよそ21万円。

それに対して、支出がおそよ26万円。

この26万円の内訳はいったいどうなっているのでしょうか?

  • 食費 6万4444円
  • 住居関連費 4万2328円
  • 保険医療費 1万5512円
  • 交通・通信費 2万7576円
  • 教養・娯楽費 2万5077円
  • 税金・被覆・教育費・その他 8万8780円

『中井正広のニュースな会』では、上記6つの費目に分類されていました。

実際の報告書では、例えば「住居関連費」は家賃・光熱費・家具と分類されています。

そのため「その他」を含む支出の割合が大きくなっています。

都内の高齢者世帯の支出の内訳は?

では、『中井正広のニュースな会』で紹介された高齢者世帯の支出は一体どのようになっていたのか?

高齢者世帯は、都内・地方の2つに分けて、1世帯ずつ紹介されました。

まずは都内の高齢者世帯から。

前提となるのは、収入に違いがあること。

こちらは収入が27万4300円。

モデルより6万円も高い収入となっています。

やはり、年金収入は世帯により異なることが改めて分かります。

支出の内訳は以下のようになっていました。

  • 食費 7万円
  • 住居関連費 4万5000円
  • 保険医療費 6700円
  • 交通・通信費 3万5000円
  • 教育・娯楽費 5万5000円
  • 税金・被覆・教育費・その他 6万8300円
  • 合計 28万円

こちらの世帯は、5700円の赤字となっていました。

支出はモデルの26万円を上回る28万円にのぼっています。

食費がなんと7万円。

年寄り2人で何を食っているんだ?という疑問はさておき、ちょっとお高め。

さらに、なにやら趣味があるようで、5万5000円もの支出になっています。

それにしても、赤字を出してもいい家計とは一体どういうことなのでしょうか?

それには、この調査では知ることのできない貯金がどれだけあるのかにも関わってきます。

6千円程度の赤字を出しても問題ないだけの蓄えがあるのでしょう。

地方の高齢者世帯の支出の内訳は?

一方、地方の高齢者世帯はどのような収支になっているのでしょうか?

収入は25万3500円。

都内の高齢者世帯に比べ2万円以上低くなっています。

では、支出はどうなっているのでしょうか?

  • 食費 4万3千円
  • 住居関連費 1万7000円
  • 保険医療費 1万5000円
  • 交通・通信費 2万8000円
  • 教育・娯楽費 5万円
  • 税金・被覆・教育費・その他 6万円
  • 合計 21万3000円

収入は少なかったですが、支出はそれ以上に少ないです。

そのため、収支はプラス4万円。

貯金ができています。

老後資金がどれだけ貯まっているいるのかは分かりませんが、十分な生活が送れているように見えます。

これなら大病でもしない限り、日常生活を送るだけなら何の心配もありません。

これから老後を迎える人の対応策

以上わずか2例ですが、高齢者世帯の収支の実情を見てきました。

金融庁のモデルとは全く異なることが分かります。

金融庁のモデルはあくまでモデルです。

2000万円という数字があまりにも大きなインパクトだったせいか、数字ばかりが一人歩きしている印象を受けます。

まずは冷静に、自分が将来どうなるかを見極める必要があるのではないでしょうか。

そして、今後高齢者となり年金を受け取る私たちの世代は、現在の高齢者世代が受け取っているほどの年金を受け取れないという事実を受け入れることです。

受け取れる年金が少なくなりますから、結局老後資金はある程度貯めなければいけません。

その金額は支出次第。

支出を少なく抑えれば抑えるほど、老後資金は少なくて済みます。

自分事として冷静に物事を見極めれば、2000万円という数字に慌てふためく必要はないはずなのです。

まとめ

以上『現在の高齢者世帯の支出の実態は?「中居正広のニュースな会」編』でした。

情報が出てきたときには、すぐに信用せず、よく見極めることが大事であることが改めてよくわかる事象です。

老後資金は2000万円不足するのは正しいかもしれませんし、正しくないかもしれません。

自分の場合はどうなのか、しっかりと調べた上で起こすべき行動を考えなければいけないのです。

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