病院死より穏やかな最期 上野千鶴子の「在宅ひとり死」のススメ

病院死より穏やかな最期 上野千鶴子の「在宅ひとり死」のススメ

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

今日はネットで見かけたこちらの記事から。

病院死より穏やかな最期 上野千鶴子の「在宅ひとり死」のススメ

勧められても、なかなか実現は難しいのではないかと思いますが。。

まずは記事を読み進めてみましょう。

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「人生の最期を迎えたい場所」は自宅

今回の記事は、社会学者の上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)に、コロナが収束してもいつか訪れる最期の迎え方について聞いたインタビュー記事となっています。

まず、記事の掲載されていた調査結果をご紹介します。

人生の最期を迎えたい場所についてなのですが、「内閣府の2012年度高齢者の健康に関する意識調査」では、圧倒的1位は「自宅」でした。

以下が調査結果となっています。

人生の最期を迎えたい場所

2番目に多かったのが「病院などの医療施設」、3番目以降は福祉施設や親族の家などですが、少数派です。

ほぼ「自宅」か「医療施設」という結果になりました。

この調査は8年前のものですから、今はどんな比率に変化しているのでしょうか?

さすがにこの2つ以外の場所が大きく割合を伸ばすことは考えられませんので、「自宅」と「医療施設」のどちらが比率を伸ばしているかに興味があります。

高齢者の独居率は27%の現実

「自宅で死にたい」と希望する人が圧倒的に多いものの、現実は厳しいものがあります。

私の考えでは「自宅で死にたい」イコール「家族に囲まれて死にたい」なのではないかと考えています。

しかし、現実は甘くありません。

なぜなら、大半の人は老後に「独居老人」となってしまうからです。

「いいも悪いもない、おひとりさまのお年寄りがいや応もなく増えてきたんです。いま、高齢者の独居率は27%で、夫婦世帯が32%。夫婦世帯はいずれ死別するので、半数以上が独居になります。持ち家があるのに、入居金や家賃を払ってまで施設に入ったりサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に転居したりする必要がありますか。日常の先に死があれば、穏やかな最期が送れます。『在宅死の安らかさは病院死とは比べものにならない』と多くの在宅医が証言しています」

独身のまま老後を迎える人はもちろん独居老人になりますが、結婚している人でも子どもが独立し、配偶者が亡くなれば独居老人になります。

そのため、多くの人は老後に独り暮らしを経験することになるのが日本の現実です。

在宅死の理想と現実

また、老後資金を考えても、あまりお金のかからなそうな自宅のほうが良さそうな気もします。

そもそも、高齢者施設に入居するにはお金が必要です。

金額はピンキリですが、それなりにかかります。

それだけの資金力がある人なら良いですが、現実には「老後資金2000万円問題」であたふたしてしまうような人たちが圧倒的に多いです。

ですから、施設に入りたくても入れない実情もありますし、私個人としては施設が信用しづらい部分もあります。

入居者に対する虐待のニュースを目にすると、どうしても「自分が入居しても、ひどい目に遭うのでは?」という不安が払しょくできません。

事実、求人サイトを見ると、介護の求人は多いです。

人が不足しているのでしょうし、誰でも就職できるのであれば、受けられるサービスの質にも疑問を抱かざるを得ません。

一方で高齢者が自宅で最期を迎えるということは、現実にはいろいろな問題がありそうです。

まず、家族がいる人であれば、家族には負担がかかるということです。

いかに介護サービスを利用するかで家族の負担は左右されますが、経済面をどう乗り切るかです。

家族に迷惑をかけないよう、自分でお金を貯めておかなければ、家族から厄介者扱いされ、心の中では「早く死んでほしい」と思われるだけです。

自分では家族に囲まれて温かな最期を迎えたいと思っていながら、身内の心は冷え切っているという実は悲しい最期を迎えることになるでしょう。

また、認知症になったらどうするかという点については今回の記事では何ら解決策を提案していません。

独居で認知症は、親族にとって恐怖でしかないでしょう。

実は私の伯母も最近物忘れがひどくなり、ちょっと怪しいと両親から話を聞いています。

あと、独居老人の在宅死は、結局は孤独死となる可能性が高いのではないでしょうか?

そのため、その後の処理で親族に多大な迷惑をかけることになりそうです。

そう考えると、本当に自宅で最期を迎えることが良いかどうかというと、家族から見たらそうとは限らないかもしれません。

高齢者はめったに突然死しないって本当?

少し話はそれますが、記事の中でちょっと疑問だったのが「高齢者はめったに突然死しない」と書かれていた一節です。

「高齢者が突然死することはめったにありません。介護保険につながれば主治医もつきますし、訪問看護ステーションが24時間緊急対応をしてくれます。訪問介護が定期的に入れば、死後、長時間経って発見される心配もありません。おひとりさまで不安なら、誰かに鍵を預けることも考えましょう」

「高齢者はめったに突然死しない」とは本当なのでしょうか?

統計的なデータもないので正誤の判断ができませんが、実際のところは知りたいです。

私の実家の向かいに暮らしていた一人暮らしのおじいさんは、ある日、浴槽で遺体となって発見されたそうです。

数年前、私が年末年始に実家に帰ったとき、両親から話を聞きました。

浴槽で亡くなるということは明らかに突然死のはずです。

確率的には本当に低いことなのかがよく分かりません。

安楽死を選択できる未来は訪れるのか?

さて、こうして見てくると、最期の迎え方は本当に難しいのだと思いました。

いつどのように最期を迎えるかを選択できないし、いつ訪れるかも分かりません。

となると、選択可能な「安楽死」という制度を認めるという議論が生まれても何ら不思議ではありません。

そうすれば、周囲への迷惑は最小限度に食い止めることができるでしょう。

とにかく一つだけ言えることは、旅立つときは普通一人だということです。

安心して最期を迎えられるかどうかは運次第なのでしょう。

まとめ

以上『病院死より穏やかな最期 上野千鶴子の「在宅ひとり死」のススメ』でした。

いかがでしたか?

今回の記事は、理想論が強すぎて現実に即していないような気がしました。

いつ訪れるか分からない最期ですから、少なくとも身の回りの整理、お金やデジタル系の整理はしておき、いつでも身内に渡せるような準備はしておいたほうがよいかもしれません。

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