相続で地方の中古一戸建てを入手するメリット・デメリット

相続で地方の中古一戸建てを入手するメリット・デメリット

どうも。『毎日が祝日。』いわいです。

先日、私の今後の人生を大きく左右しかねない出来事がありました。

それは家を相続できるかもしれないという話です。

実家ではありません。

まだ持ち家を所有していない私にとって幸運の話なのか、はたして?

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父親から突然「相続」の連絡

ある日、父親からメールが入ってました。

「大事な話があるから今度電話して」

大事な話なら、まずメールで送って来いや(怒)と思いました。

面倒くさいと思いながら父親に電話をかけると、一人暮らしの伯母が遺言を書いたというのです。

ちょっとびっくりしました。
伯母は体は元気なのですが、軽度の認知症が始まったと聞いていました。

しかしこんなに早く遺言を残すとは思っていませんでした。

そして相続人の一人に私が含まれたと言うのでさらに驚きました。

伯母から見て妹にあたる私の母、そしてその甥っ子に何かしら遺してあげようと考えてくれたのでしょう。

幼少期からよくしてくれた伯母には感謝の念しかありません。

誰が伯母の家を相続するか?

さて本題に戻ると、金融資産は相続人で均等配分するらしいです。

しかし問題は家です。

伯母は一戸建てに住んでおり、この扱いをどうするかが問題となっています。

他の相続人はみな一戸建てをすでに保有しており、不要と言っているらしいのです。

そこでまだ家を所有していない私に声がかかったのです。

私の母は、私がずいぶん前に「この家、いいなぁ」と口走ったことを覚えていたようで、この発言から私が相続したらどうかという話が浮上してきたのでした。

地方ではありますが、住宅街の一戸建てです。

築何年なのかも正直よく分かりませんが、私の自宅よりは新しいと記憶しています。

地方の中古一戸建てを相続するメリット

思いがけず舞い込んできた話ですが、なかなかのメリットがありそうです。

パッと思いつくところをまとめてみました。

1.住宅を購入する必要がなくなる

本来であれば終の棲家となるはずの住宅は、2000万円を上限に中古一戸建てを買うか、安く新築できればと思っていました。

ところが家を相続できるとなれば、だいぶ話が変わってきます。

相続税が一体どうなるのかは分かりませんが、2000万円もかからない可能性が高いと思われます。

住宅購入にかかる費用を大幅に削減できるとなると、本当に助かる話です。

世の中には長期にわたる住宅ローンを組んで、夢の一戸建てやタワーマンションに住んだりする人がいます。

私は大枚を叩いて豪華な家に住みたいとは思っていません。

なぜなら家にお金をかけて、生活にお金をかけられないってバカらしいじゃありませんか。

だから死ぬまで住める家があれば十分と考えていました。

どのような老後を送ることになるか分かりませんが、家を買う必要がなくなるのだとすればありがたいことこの上なしです。

2.老後資金が相対的に増加

家を取得する費用が削減されるということは、おのずと老後資金が増えることを意味しています。

もし仮に相続に1円も発生しなかったとすると、5000万円以上の金融資産がまるまる手元に残る計算になります。

5000万円も老後資金が残るとなると、年金が数万円程度もらえれば万々歳。

少なくとも2000万円はかからないと思いますので、買うか建てるかするより明らかに老後資金を残せます。

よって、当初の想定より余裕を持った老後を送ることができるようになります。

さらに相続税の金額次第ではセミリタイアどころか完全リタイアの時期を早められるのではないかと思い始めています。

3.将来の選択肢が増える

もし伯母の家を相続できるとすると、将来の終の棲家の選択肢が増えます。

当初考えていた選択肢は以下の2つでした。

1.実家を相続した後、建て替える

2.東京都に近いところ(埼玉あたり?)古すぎない中古一戸建てを買う

どちらにしろ老後20年、80歳から90歳くらいまで住める家を手に入れることを考えていました。

もし伯母の家を相続できるとなると、3つ目に「伯母の家に住む」という選択肢が増えます。

さらに、叔母の家を売却したり貸したりといった選択肢も出てきます。

老後の生き方が変わるかもしれません。

正直言って、まだ想像もつきません。

地方の中古一戸建てを相続するデメリット

一方で想定外の中古一戸建てを相続するのは決して良いことばかりではありません。

デメリットも存在しています。

1.老後の一人暮らしには広すぎる

相続するかもしれない家は部屋が何室あるのかとか、詳細なことは分かっていません。

しかし確実に言えることは2階は不要です。

一人暮らしに多くの部屋は必要ありません。

2階への昇り降りも負担でしかありません。

だから自分で新築するとしたら平屋のほうがよいと考えていました。

実際に生活するとしたら、1階だけで暮らすことになるのでしょう。

2.近所に店が無く交通の便も悪い

私も何度も家に行ったことがありますが、とにかく周辺にお店がないという記憶があります。

歩いて行ける距離にスーパー・コンビニはありません。

住宅街であるにもかかわらずです。

また、駅までの距離も遠く、非常に交通の便が悪いです。

よって普通の人なら自動車が無いと生活できないはずです。

私は自動車なしでの生活を選択するつもりですが、現在の都内の徒歩圏内に何でもあるという暮らしと比較するとかなり生活しづらいと思います。

3.冬は雪が降る可能性大

終の棲家を購入する場所については、太平洋側を想定していました。

理由は雪が嫌だったからです。

雪の降る地域に生まれ育ちましたから、冬の雪がいかに鬱陶しいか理解しています。

年老いてからの屋根の上の雪下ろしは嫌です。

毎年のように屋根から落ちて亡くなる方のニュースを見てきました。

あと、寒いのは苦手です(苦笑)。

だからできるだけ冬も寒くならない地域の方が良いと考えていました。

4.いつ相続するか分からない

最大の問題は、ここまでいろいろと想像を膨らませましたが、いつ相続するかは誰にも分からないということです。

年内に相続するかもしれませんし、10年経っても相続していないかもしれません。

20年経っても相続していない可能性だってあります。

20年経ったら私も年金をもらい始めていますが、そのタイミングでもしかしたら賃貸でどこかに住んでいなければいけないかもしれません。

その際は一旦実家に帰って今後を考えるという選択肢も残されてはいます。

しかし実家もかなりボロいので、いつまで住み続けられるか分かりません。

まとめ

以上『相続で地方の中古一戸建てを入手するメリット・デメリット』でした。

いかがでしたか?

私にとっては本当にありがたい話だと思いました。

しかし未来はどうなるのか分かりません。

実際に相続の時が来たら、各相続人の考え方が変わっていることも考えられます。

よって、しばらくの間は相続を当てにすることなく、いつもと変わらず生活していくことにします。

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